こんにちは!ウィザムカーズの新人メカニック髙橋です! この度、ファクトリーに新しい仲間がやってきました!

大の工作機械好きである弊社社長が新たに連れてきたこのマシン、「ウエットブラスト」といいます(^^)。
見た目はまるでUFOか炊飯器です(笑)
研磨剤を圧縮空気と共にノズルから噴射して素材表面に吹き付け、汚れや錆を落としたり、表面をならすのに用いられるサンドブラストという機械の一種で、こちらのウエットブラストは研磨剤を水と混合して素材表面に吹き付けることでサンドブラストに比べて表面が滑らかに仕上がるという特徴があります(^^♪

今回はセブンのエンジンフードやジネッタのカウルの固定などに用いられるスプリングファスナーをウエットブラストでどれくらい綺麗になるのか試してみました!ご覧のように全体的に表面が錆びてしまっていますね(^^;)

こちらが作業中の様子です。上の窓から覗き込みながら作業をします。機械のサイズも大きいので比較的大きな物も処理できます(^-^) 
上の窓から見るとこんな感じです。みるみる錆が落ちていくので見ていてとても気持ちがいいです(笑) 
そして出来上がりがこちら!処理していない方(左)と比べますと見ての通り新品のようですよね(^^;) 。
またウエットブラスト加工は、ロータスのサスペンションアームのように表面処理されたメッキ等を落としてしまうことがありません。現在ウィザムカーズでは、このウエットブラストを用いましてお客様のお車のサスペンションアームやエンジンパーツなど、またキャブレター等の金属部品をピカピカに出来るようなメニューを検討中です(^^) 。
今まで以上のクオリティーでオーバーホールや、前回のファクトリー便りでご紹介いたしましたサスペンションアームのブッシュ交換等の作業と同時にアーム本体までピカピカに出来るようになったら、、、と考えるとメカニックの私もとてもワクワクしてきました(笑)
詳細ができますまでもう少々お待ちください!
ファクトリー便り No.19
こんにちは!ウィザムカーズの新人メカニック髙橋です!
今回は足回りのブッシュ交換作業のご紹介です!

こちらはエリーゼのフロントのロアアームの付け根部分を撮影したものです。純正のゴムブッシュは写真の右側から圧入されますが、ご覧のようにブッシュ本体が少しですがアームから抜けてきているのが分かります(^^;)サスペンションアームの付け根部分に用いられるゴムブッシュは、地面から受けた衝撃や振動を吸収してくれる大変重要なパーツです。このようにブッシュが抜けてきてしまったり、劣化してヘタってしまうと車内に振動が伝わりやすくなってしまうばかりか、異音の発生や乗り味の変化に繋がってしまいます。今回の作業では四輪のロアアームのブッシュとボールジョイントを全て交換させて頂きました(^^)

ブッシュやボールジョイントはサスペンションアームに圧入されていますので、このようにプレス機を使って脱着を行います。こういった専門の機械が各種揃っているのもウィザムカーズの自慢ポイントの一つです!(笑)

こちらがブッシュ交換後の写真です。少し見えづらいですがブッシュがロアアームにピタッと密着しているのが分かります(^^♪これでサスペンションアームの動きが適正化され、エリーゼ本来の気持ちの良いドライビングをお楽しみ頂けます!
ちなみに、こちらのブッシュをゴムではなく金属のピロボールブッシュへと変更することも可能です!衝撃や振動は伝わりやすくなってしまいますが、ゴムブッシュのようにゴム自体の弾性が皆無となるため、ダイレクトなハンドリングが可能となります(^^)サーキット派のお客様にはぜひオススメいたします!
詳しくはウィザムカーズストア/ファクトリーまでどうぞお気軽にお問合せ下さい!
SEVEN160オリジナルサイレンサー製作中
関東は夏真っ盛りで暑い日が続いていますが、本日は暑さに負けずSEVEN160でSTORE~FACTORY間を移動しました。
最新のSEVENは暑さもへっちゃら!ですね。
やれキャブのセッティングがとか、パーコレーションが、、、等考えなくても、暑さを我慢できれば35度の炎天下でも快調に走ってくれます。特にSEVEN160はエンジンの発熱量が低いのか、走行風がエンジンルーム内を良く通るのか、足元の暑さが従来SEVENに比べ、飛躍的に熱くない!(笑)渋滞さえ我慢できれば、走行中は風を浴びて走る事が出来るので、想像するより快適にドライブをすることが出来ました。
さて、本日の本題は

ジャジャーン!
SEVEN160のニューアイテム、オリジナルサイレンサーがやっと形になってきました!サイレンサー部分が外から見え、車両のアクセントとして欠かす事の出来ないサイレンサーなので、ウィザムカーズならではの拘りが詰まった物になります。
画像はまだまだ試作段階です。
ステンレス製でキャプトンタイプを採用。
このラウンド部分を見て下さい!出来栄えも良く、クラシックなテイストにニンマリです(^^♪
SEVENのサイレンサーは既製品を繋ぎ合わせれば簡単に作れる形状なのですが、そこはウィザム流に拘って作りました!
どうしてもラウンド部分に溶接跡が残ってしまうのですが、ひと手間加えて綺麗にならし、ポリッシュをして滑らかな仕上げにしています。
サイレンサーに繋げるメインパイプも何パイにしようかな♪
テールの曲げも現在検討中。画像の曲げ角度でも製品としては問題ないのですが、見た目を重視しもう少し変更予定です。
ブラケット形状も何パターンか製作し、ベストな物をチョイス予定です!
長年SEVENを取り扱ってきた弊社だから作れる拘りのサイレンサーを目指しています。完成までもう少し!SEVEN160オーナーさん楽しみにお待ちください!!
ファクトリー便り No.18
こんにちは!ウィザムカーズの新人メカニック髙橋です!
いよいよ夏も本番でうだるような暑さが続いていますね(^^;)ファクトリー前の街路樹ではセミが朝から元気に鳴いていて夏を感じさせてくれます(^^♪
そんなウィザムカーズファクトリーですが、ただいま工場いっぱいにたくさんのお車をお預かりさせていただいております。夏休みの終わる前にできるだけ多くのお客様にお車をご納車できますように安心かつ迅速に作業を進めさせていただいておりますのでご納車までもう少々お待ちください!
そして今回はファクトリーにて最近行われた作業の模様を一挙にご紹介いたします!

まずは新車でご購入いただきましたEXIGE S V6の磨き&コーティング作業(^^)
こちらのお車には他にもカッティングシート貼り付けなどたくさんのモディファイを行わせていただきました!

そしてこちらは先輩の内藤メカニックによるオーバーホール上がりのアラゴスタサスペンション取り付け!これでまた気持ちよくお乗りになって頂けますね(^^♪

さらにさらにこちらは柳メカニックによるエリーゼ(VVC付ローバーエンジン)のタイミングベルト交換作業!VVC付のローバーエンジンはなんとタイミングベルトが2本あります!ローバーエンジン搭載のお車は年式も経ってきていますので早めの交換をオススメいたします(^^)
ファクトリーではその他にもクラッチ交換や新車の納車前整備等たくさんの作業が行われています。また先日より始まりましたUSED CARサマーセールですが、現在ファクトリーに対象車が全台集合しております(^^♪ご購入をご検討中のお客様はぜひファクトリーに足をお運び下さいませ!


ファクトリー便り No.17
こんにちは!ウィザムカーズの新人メカニック髙橋です!
先日、ファクトリーではカッティングシートの貼り付け作業が行われていました(^^♪
今回は作業の様子を少しご紹介させていただきます!

今回カッティングシートの貼り付けを実施した車両は、先日ご成約をいただきましたケータハム スーパーライトR500です。デザインはお客様と入念な打ち合わせの末、決定いたしました(^^)
まずはシートを貼り付ける際の基準となる中心を出していきます。この基準点次第で後の見た目が決まってくるので慎重に中心を割り出します(^-^)

今回は車両のセンターに定番のダブルストライプを貼り付け!界面活性剤を含ませた水を吹きかけ、シートを滑らせてながら位置を合わせて貼り付けていきます。もちろんストライプ同士の間隔も正確に合わせます(^^♪

位置が決まったら柔らかいヘラを使い、しわにならないように注意してシートの中の空気を抜きながらボディと密着させていきます。そして写真のように普段はエンジンフードで隠れて見えないフチの部分も段差に沿って綺麗に貼り込みます(^^)このフチの部分の処理が難しく、またそこが腕の見せ所でもあります!

そしてこのセブン特有のトランクのカバーを固定するハトメの部分もドライヤーで温めてシートを伸ばしながら貼りあわせていきます。
今回は全貌をお見せすることはできませんが、他にもあんなところやこんなところにお客様こだわりのデザインのカッティングシートを施工させて頂きました(^^♪
納車までもう少し楽しみにお待ちいただきたいと思います!
ウィザムカーズではこのようなモディファイ作業も積極的に承っておりますので、ウィザムカーズストア/ファクトリーまでどうぞお気軽にお問合せ下さい!
ファクトリー便り No.16
こんにちは!ウィザムカーズの新人メカニック髙橋です!
今回は昨日のファクトリーの様子をご紹介いたします(^^)


こちらは現在ご納車整備中のジネッタG4で、昨日はタイミングベルト交換が行われていました。ピストンとカムシャフトの位置関係がずれないように注意しながらベルトを取り付け、ベルトの張りを調整して交換終了です。
そしてこのG4にはドライサンプ仕様のフォード製ゼテックエンジンが搭載されています。ドライサンプ仕様のエンジンにはオイルパンと呼ばれるエンジン下部に取り付けられたオイル溜まりがありません。ドライサンプ仕様のエンジンではエンジンに供給したオイルを強制的にポンプで回収して別の場所に設置したオイルタンクへ移します。
この方式はフォーミュラカーのようなレーシングカーには当たり前のように採用されていて様々なメリットがあります(^^♪
メリットに関しては知りたい方は、店頭で高橋までお問い合わせ下さい!

こちらがオイルを吸い上げるオイルポンプです。オイルポンプ専用のベルトで駆動され、このポンプのおかげで高い油圧をかけ続けることが出来ます。

オイルポンプによって吸い上げられたオイルはこのオイルタンクに溜められます。まずはオイルパンが無いことでエンジン自体の低重心化が可能で、さらには通常ならオイルパン内のオイルが偏ってしまうほどの遠心力がかかった場合でも安定してオイルをエンジンに供給することができます。そしてこのオイルタンクによってオイル容量を決められるため発熱の大きなエンジンでもオイル容量を稼ぐことが出来るのです(^^)
そんなジネッタG4は現在お客様に気持ちよくお乗りになって頂くためにじっくりと整備させていただいておりますので、ご納車までもう少々お待ちください!

そして最後はこちら!
前回のファクトリー便りで紹介させて頂きましたお客様が先日の111CUPにて2位表彰台を獲得されたということでファクトリーにご報告にいらして下さいました!さっそく祝賀会?反省会?といたしまして車載動画をお客様とともに拝見させて頂きました(^^♪
本当におめでとうございます!
ファクトリー便り No.15
こんにちは!ウィザムカーズの新人メカニック髙橋です!
7/26(日)、富士スピードウェイにて111CUP第3戦が行われました。今回はそのレース前に走行前メンテナンスのご依頼がございましたのでそちらの模様をお届けいたします(^^♪

まずはミッションオイル交換!使用オイルはもちろんワコーズです(^^)。弊社がレース活動をおこなう際もサポートしていただき、LOTUS車両との相性も確認済み!おススメのオイルです。オイルを抜いている間はエンジン周りのオイル漏れや足回りのブーツ切れ等のチェック。些細なトラブルでもレースではそれが大きなトラブルへと繋がってしまう可能性がありますのでしっかりとチェックいたしました。


そしてお次はブレーキ、クラッチフルード交換です。意外にもブレーキフルードよりもクラッチフルードの方が汚れやすいんですよね(^^;)どちらともエア噛みがなく機能に問題が無いことを確認して交換完了です。

そして最後は足回りのスパナチェックです。レース車両はこの作業がとても重要で、レーシングスピードで連続周回を行うと負荷や衝撃によって足回りのボルトやナットが緩んでしまうことがあります。また前回のチェックで緩んでしまっていた部分は走行後また緩みがちですのでそのあたりもチェックさせて頂きました(^^)

ご来店ありがとうございました!次にご来店頂いた時にはレースのお土産話を楽しみにお待ちしております!
ファクトリー便り No.14
こんにちは!ウィザムカーズの新人メカニック髙橋です!
今回は前回のファクトリー便りNo.13にてご紹介させて頂きましたワンオフオイルクーラーが完成いたしましたのでご紹介させていただきます!

こちらがオイルクーラーコアの取り付けステーです。試作品の取り付けステーから数か所にガセットを入れて補強し、強度を増したうえで取り付けることとなりました(^^♪

そしてオイルクーラーコアを載せていきます。ここでコアの高さや向きの最終チェック。オイルクーラーのキモとなる部分だけにメカニックのこだわりポイントの一つだそうです(^^)

そして完成したのがこちら!狭いサイドエアインテーク内のスペースにきれいに収まっています(^^♪コアに取り付けられているホースエンドやオイルホース等もメカニックのチョイスです。
私も写真を撮るために何度か作業場にお邪魔しましたが、何も無かったスペースにオイルクーラーが段々と組み上げられていくのをワクワクしながら見ていました。機能性を最優先としながらも見えない部分まで美しく仕上げるモノ作りは本当に勉強になります!
ファクトリー便り No.13
こんにちは!ウィザムカーズの新人メカニック髙橋です!
今回はウィザムカーズワンオフオイルクーラー製作作業の模様をご紹介いたします!

今回ワンオフオイルクーラーに使用いたしましたのがこちらのセトラブ製オイルクーラーコア。このオイルクーラーコアを使用いたしましてその他部品の選定や設計、加工、また取り付け場所やマウント方法の構想など全てウィザムカーズオリジナルでワンオフオイルクーラーを製作!
オーナー様はこれまで水冷式のオイルクーラーを使用されてきましたが、容量不足と油温につられて水温の上昇もみられるようになってきたため今回ワンオフで空冷式のオイルクーラーを製作させていただくこととなりました。

オイルクーラーコアの取り付け場所に選んだのがサイドエアインテーク内のスペース。最大限にオイルクーラーに風を通せるように慎重に位置を決めていきます。

そしてオイルクーラーコアの取り付けステーとして製作したものがこちらです。まだ試作品の段階ですが精度良く美しく作られています(^^;)こちらのステーを用いて作業のキモとなるオイルクーラーコアの位置決めを行いました。
サイドエアインテークから入ってきた空気が直に最大限にオイルクーラーコアにあたるよう、高さや向き等を何度も調整いたしました(^^♪
現在製作中のオイルクーラーですが完成までもう間近となってまいりました。どんなオイルクーラーが出来上がるのか私といたしましてもとても楽しみです(^^)次回のファクトリー便りまでもう少々お待ちください!
ファクトリー便り No.12
こんにちは!ウィザムカーズの新人メカニック髙橋です!
今回は19日日曜日のファクトリーでの作業をお届けいたします!

こちらはエアコンが全く効かなくなってしまったとのことで整備中のエキシージ。柳メカニックがサイドシル内に配管されたエアコンパイプを取り外すと、、、

ガスの漏れてしまっていたポイントを発見!腐食が進んだパイプに小さな穴が開き、そこからガスが漏れ出てしまったようです(^^;)こちらは新品のエアコンパイプに交換いたしました。
先日もファクトリー便りにてエアコンの作業をご紹介させていただきましたが、暑くなった最近は特にエアコン関係のトラブルでのお問合せが多くなっております。このブログをご覧いただいております皆様もぜひ1度エアコンの効きのチェックをしてみてください!

変わってこちらはオイル交換でご来店頂きましたお客様のエリーゼ。走行中に後ろの方から音がするとのことでオイル交換とご一緒に下回りもチェックさせて頂きましたところ、マフラーの遮熱板が少し割れてしまっているのを柳メカニックが発見。どうやら音の正体はこの部分から出ていたビビリ音だったようです(^^;)簡単ではありますが音が出ないように対策をさせて頂きました(^^)
以上!日曜日のファクトリーからでした!


