
今日もウィザムカーズ・ファクトリーはフル稼働です。レースシーズンが始まり、ツーリングにも最適な時期ですから、点検整備やチューニングなど、お客様からのご依頼が集中しています。最高のシーズンに最高のコンディションで愛車にお乗り頂くために、今日も作業進行中です。
ELISE Mk2初期モデルのリフレッシュ

ELISE Mk2世代の初期モデルのメンテナンスです。この時期のモデルはラジエターホースやウォッシャー液のタンク位置など、Mk1世代から引継いだ構造や、その後のMk2世代とも異なる構造があり、技術的な変遷を感じさせる興味深い仕様です。今回はラジエターやラジエターホース、エンジンマウントなど、各部のリフレッシュ作業を実施中です。他にもクラッチ・レリーズシリンダーやペダルの剛性アップ、各部消耗部品の交換など、かなり広範囲に整備中です。これなら乗り味もかなり良くなると思います。完成が楽しみです。
地味な部品交換も重要です

この写真は、エリーゼMk1のリアサスペンションを構成しているトーリンクロッドという部品の、ボールジョイントの交換作業です。

こちらはEXIGE-CUP240のスタビライザー・ブッシュの交換作業です。どちらも小さな部品です。
ロータスの整備というと、マフラーやサスペンションなど高性能なチューニングパーツに注目が集まりますが、このような小さな部品の定期交換も、ロータスらしい走行性能を維持するには非常に重要です。1996年のデビュー以来、ロータスのアルミ接着シャシーの剛性の高さは、エリーゼの進化と共に立証されてきましたが、高剛性シャシーだからこそ、スムーズに動くサスペンションが必要であり、サスペンション各部の消耗部品を定期的に交換してあげると、エリーゼは新車時の剛性感をしっかり取り戻すことができます。
車検やオイル交換など日常的なメンテナンスの際に、車両各部から発せられるサインを見逃さず、最適なタイミングで交換することが重要です。これからも長くロータスを楽しみたいとお考えのオーナー様は、ぜひ一度ウィザムカーズにご相談下さい。
今年もヒーターバルブ製作しました

毎年暑くなってくると、急にお問合せが増えるのがヒーターストップバルブ、今年も生産開始です。ロータスがトヨタ製エンジンを採用するようになってからは、必要はなくなったのですが、ローバー製エンジンを搭載したエリーゼもまだまだ活躍していますので、今でもけっこう需要があるようです。
きっかけはELISE-Mk1のオーナー様からの「夏場のヒーターの発熱を何とかしてほしい」というご依頼からワンオフ製作したのですが、たくさんのお客様から同じリクエストをいただき、とうとう製品化され、エリーゼの定番商品となりました。余分なスペースが全く無い、エリーゼのフロントセクションに組み込むために、バルブの全長をギリギリまで削り、徹底的に小型化にこだわりました。
初期のエリーゼはエアコンが装備されていないので、夏はかなり暑くなります。正確にはエアコンが無いだけではなく、ヒーターの発熱が止まらない状況なのですが、この小さなパーツを組み込むことで、ヒーターの発熱をストップして暑さをかなり軽減できます。おかげ様でローバーエンジン世代のロータスには必須のアイテムとなりました。まだ取付していないオーナー様は、ぜひお試し下さい。
レーシング・メンテナンスもお任せ下さい

ゴールデンウィーク明けのウィザムカーズは、おかげさまでエンジンやギアボックスの整備作業が集中しており、FACTORYは毎日忙しくなっております。ロータスのチューニング・メニューといえば、まずはサイレンサーやエアクリーナーから始まり、タイヤ・ホイールとサスペンションなど足回りのチューニングで、かなり「自分仕様のエリーゼ」というものを完成させることができます。しかしモータースポーツに真剣に取り組もうと考えると、エンジンやギアボックス、デフ等チューニングは広範囲に及び、目的もしっかり絞り込む必要があります。ウィザムカーズでは、サーキットやレース毎に異なる条件に応じて、最適なチューニング・メニューをご提案しております。富士、筑波、袖ヶ浦の各コースで、走行会から公認レースまで、要求されるセッティングも様々です。まずはお気軽にご相談ください。
大好評オイルライン洗浄サービス!2zzエンジンにも対応開始!

先月から開始したエンジン内部のオイルライン洗浄ですが、オイル交換や車検でご入庫のオーナー様に大好評です。やはり通常のオイル交換では取り切れない汚れも徹底的に除去できる点が評価されているようです。日頃から大事に整備されているロータスでも、隅々までしっかりメンテナンスをすることで、コンディションはまだまだ良くなります。2zzエンジン用アダプタも完成しましたので、ELISE・EXIGEの全車種に対応可能になりました。未経験のオーナー様はぜひ一度試してみて下さい。
LOTUS CUP JAPAN 第1戦速報!
昨日、スポーツランドSUGOにてロータスカップ・ジャパン2012が開幕しました!

ロータスカップ・ジャパンは、ロータスオーナーに、「サーキットを走るチャンスと楽しさ」を提供できるワンメイクレース・シリーズです。
ロータスカップ・ジャパンは、「エリーゼ・カップ」と、「2-イレブン・カップ」の2つのカテゴリーが混走するレギュレーションで、ワンメイクレースが展開されます。「エリーゼ・カップ」は、ロータス車両でのモータースポーツ活動の原点として、初心者でも気軽に参加できるカテゴリー、一方、2-イレブン・カップは、エキスパートクラスとして、ドライビングスキルに自信のある方にもお楽しみいただけるカテゴリーです。
<詳細はこちら>
ロータスカップ・ジャパン オフィシャルウェブサイト
開幕戦は、2-イレブン・カップに新規エントリーが3台加わり全5台のエントリー、エリーゼカップには加藤寛規選手をゲストドライバーに迎え、新規エントリーが3台、全9台の賑やかで目が離せないバトルとなりました!
また、クラブウィザム・レーシングからは、自動車誌Tipoの佐藤編集長をドライバーに迎え、Tipoクラブウィザム・レーシングとして参戦しています。サーキットでのエリーゼのポテンシャルを限界まで引き出し、エリーゼの魅力を最大限ご紹介できると思います!!Tipoクラブウィザム・レーシングの挑戦にご期待下さい。応援よろしくお願い致します。

次戦は6月10日(日)、富士スピードウェイにて開催されます。ロータスカップ・ジャパンの興奮を、サーキットで感じてみてはいかがでしょうか。
レースレポートとフォトライブラリーは近日UP致します!(紀)
LOTUS CUP2012開幕!

今年もウィザムカーズのレースシーズンが、本格的に始まりました。明日はロータスカップ2012の第1戦が、菅生で開催されます。すでに今日からウィザムカーズのレーススタッフが現地入りしており、サーキットから写真を送ってきました。
今年のクラブウィザムは、自動車誌ティーポの佐藤編集長をドライバーに迎え、Tipo Club Witham Racing として参戦します。サーキットでのエリーゼのポテンシャルを限界まで引き出し、エリーゼの魅力を最大限ご紹介できると思います!!ティーポ・クラブウィザム・レーシングの挑戦にご期待下さい。応援よろしくお願い致します。
クラシックジネッタのご紹介

先日ウィザムカーズ・ファクトリーでは、久し振りに篠原G4がのんびりと佇んでいました。サーキットinホリデーでのレースに備えて、走行前の点検整備です。このG4は、1964年に製造されたオリジナルのG4です。日本では1990年代に再生産されたG4やG12が一般的ですが、ジネッタがロータスのライバルとして華々しく活躍していた60年代に生産されたオイリナルのG4も、ごく少数ですが生息しています。

この車両はレーシングカーとしてのヒストリーを持ち、本国でも数々のレースに参戦してきました。FRPを薄くした軽量なボディカウルを採用し、コクピットもレーシングカーそのものです。

リアのトランク内は、ガソリンタンクやオイルタンクが占有しています。エンジンは1.6Lのロータス・ツインカム、タイヤはAVONのACB10です。

先日のレースでは往年のライバルだったロータスの26Rや47GT、さらにはローラT70やポルシェ904や906など、歴史に名を残すレーシングカー達とのバトルを展開しました。もう半世紀も前のクルマですが、ベストラップは2分9秒ですから、レーシングカーの血統はさすがですね。
ウィザムカーズファクトリーでは、現行のロータスやケータハムだけではなく、クラシックなスポーツカーのメンテナンスも承ります。レースやラリーなどのイベント参加から車検や日常の整備まで、何でもご相談下さい。
もうすぐ1967年式のG4が、入荷します。各地のクラシックカーラリーにもすぐに参加可能な最高のコンディションです。クラシックならではの楽しさを満喫したい方は、ぜひお問合せ下さい。
GINETTA・Limited Edition Watch

カーボンの文字盤、GINETTAの象徴のカラーであるオレンジのへゼル、マットなラバーのバンドに個性が光ります。コンパクトなサイズなので男性がさりげなくつけても、女性がメンズライクにつけても素敵ですね。

250本だけ限定生産された、リミテッドエディションです。
詳細はお問い合わせくださいませ。