
納車に向けて整備中のジネッタG12、エンジンの搭載も完了し、現在は最終の調整・試運転が進行中です。

特殊性の高いモデルですので、油脂類の交換やタイミングベルト,オイルポンプベルトの交換、クラッチレリーズシリンダのOH、ブレーキマスターシリンダのOHなど、車両の隅々まで整備を実施しました。上の写真はドライブシャフトのグリスアップとブーツ交換の様子です。 今回はラジエターホースやヒーターなど、特に冷却水の循環経路に整備が必要でした。

この車両は走行していない期間がかなり長かったので、バッテリーも当然交換ですが、新しいバッテリーに合わせてトレーや固定ステーも製作しました。

さらに細かいところでは、燃料タンク内のセンダーユニットの調整や、ホーンを駆動するエアポンプの分解調整等も実施しています。

調整が終わったキャブレターを取付け、冷却水やオイルの配管を接続し、いよいよ完成が近づいてきました。試運転を繰り返し、間もなく納車となります。
バイク日和の秋晴れですね
Tipo11月号はバイク好きも必見!?
本日発売の Tipo 11月号はご覧になりましたか?
「イギリス車に昂る!」という特集の中で、LOTUSやCATERHAMと並んでNorton Motorcyclesの本社工場も紹介されています(^^

Made in ENGLANDにこだわったバイクづくりを行っており、例えばDominatorのパーツの83%がイギリス製を使用しているのだとか。さらにアッセンブリー工場では、ケータハム同様1人が1台を全て組み上げる「One Man, One Motorcycle」方式だそうです。Nortonがものづくりを大切にしていることがうかがえますね。エアクリーナーボックスのユニオンジャックは伊達ではありません。

さて、明日からの3連休はFACTORYにてNortonの試乗会です! コンピューターで設計され、流れ作業で組み立てられる現代のバイクとの違いを肌で感じていただければと思います。ご成約の方にはプレゼントもご用意しておりますので、ぜひご来場ください!

ついにLOTUS 3-Elevenが入庫しました
Witham Carsでは1台目となる3-Eleven Road Ver.が入庫いたしました! Race ver. とRoad ver.合わせて311台のうち、日本へ入ってくるのはわずか30台。実車をじっくり見られる機会は我々でもそうそうありません。


先代2-Elevenと。こうして並ぶと一貫したコンセプトを持つ正当な後継モデルであることがわかります。
◆2-Eleven (NAモデル)
エンジン:2ZZ ( 1800cc )
最高出力:192ps(NAモデル)
車重:720kg
全長x全幅x全高:3820 × 1735 × 1112mm
ホイールベース:2300mm
◆3-Eleven (Road ver.)
エンジン:2GR ( 3500cc+SC )
最高出力:416ps
車重:925kg
全長x全幅x全高:4120 × 1855 × 1201mm
ホイールベース:2370mm
数値だけをみれば一回り大きく、車重が増えた代わりにハイパワーになった3-Elevenですが、スペック表に現れないハンドリングやドライバビリティにこそロータスの真骨頂があるはずです。
正常進化を果たした3-Eleven。果たしてどのような走りを見せてくれるのでしょうね(^^
Lotus twincam 123ignition 取付
今回はロータスツインカムに123ignitionをインストールしましたので紹介させて頂きます。

上の画像の左側にあるのが123ignition製ディストリビューター、右側が通常のディストリビューターです。削りだしのボディがきれいですね。

キャップとローターを外しました。123ignitionには従来のディスビにあるはずのポイントがありません。全て内部の電子部品で制御しているので機械的なパーツは不要みたいですね。

側面のキャップボルトを外すと16個のダイヤルが見えます。これを調整することによってプリセットされた点火タイミングを任意で選択することができます。

フルトラキットも不要になりますので、撤去していきます。

サイズが変わらないので、取付もボルトオンです。エンジンを始動してみるとアイドリングが滑らかになり、アクセルのツキもかなり良くなっていることがわかります。今までは、水温が上がるまでは、空ぶかしでパスパスとキャブから吹き返していましたが、それも全くなくなりました。
ディストリビューター本体の中ですべてを完結させていますので、ポイントレスキットやフルトラキットの煩わしい取付作業も不要で、それ以上のパフォーマンスが期待できます。気になった方はウィザムカーズファクトリーまでお問い合わせください。
Dominator SS & 3台のCommando 961を展示中!!
今度の連休もNorton試乗会です! さわやかな秋の空気の中、Hand made in EnglandのNortonに乗ってみませんか?
ABSもトラクションコントロールすら持たないがゆえに、バイク本来の楽しさを純粋に味わえるのがノートンです。シンプルだからこそ、長く付き合える1台ですよ。
また、Dominator SSの展示も連休最終日10月9日までとなっております。さらにシルバー/ブラック/レッドの3台のNorton Commando 961 Sportも同時に展示しておりますので、カラーリングを見比べるチャンスです。
ノートンマンクスを彷彿とさせるシルバーか、JPSカラーをイメージさせるブラックか。レッドは写真よりも実車の方が良さが伝わるカラーリングかもしれません(^ ^
試乗のご予約・お問い合わせは048-423-2404まで、お気軽にお電話ください。下記の試乗フォームからでもご予約いただけます。
http://www.witham-cars.com/cgi-bin/postmail/norton_testride.html



Norton Test Ride Fair 開催!
ロータスツインカム エンジンO/H Part2
以前紹介したLOTUS T/Cのオーバーホール作業の続きをご紹介します。今回は、そもそも作業を開始する理由となった、ジャックシャフトの交換作業を紹介させていただきます。

上の画像のスプロケットがついている部分に、ジャックシャフトが挿入されています。

スプロケットを外してシャフトを抜き出します。中央に見えているのが、欠けてしまったギア部分です。

下が取外したシャフト、上が今回取り付けるシャフトです。OHVからDOHCに動弁機構が変更されているため、このカムシャフトにはバルブを開閉させる役目は無く、デスビやオイルポンプを駆動させるためだけに存在しています。ですので新しいシャフトでは、フリクションロスを減らすため必要のない部分は切断してあります。さらに徹底させて、シャフトにあるカム山も削り落としてしまう場合もありますが、今回はカム山の加工までは行っていません。

シャフトのメタルも新品に打ち替えて取り付けました。スラスト方向のクリアランスの測定を行い、問題がないようなのでスプロケットも取り付けます。

ジャックシャフトを駆動しているスプロケットにも歪みがあり、クランクシャフトのスプロケットとの位置関係が大きくずれてしまっていたので、念のため新品に交換しました。
このエンジンの作業はまだ継続中ですので、次回ドライサンプ用のオイルポンプの点検作業と、ウォーターポンプの交換を紹介したいと思います。
FACTORY便り No.108 車検整備続々ご入庫
GINETTA G12 納車整備 Part.3

ジネッタG12の納車整備ご紹介パート3です。大変コンディションの良い車両ですが、時間の経過がかなりありますので、車両の細部に至るまでじっくりと点検整備を進めています。

例えばキャブレターやブレーキのマスターシリンダ、クラッチのマスターシリンダの分解整備など、納車整備に不可欠な項目も全て実施していますが、個体それぞれの状況に合わせて、特に徹底的な整備を実施します。

今回はラジエターパイプやヒーターなど冷却水が回る個所に、かなり時間をかけています。ラジエターのヘッダータンクはホース挿入部がかなり腐食していましたので、アルミパイプを溶接し直しました。

こちらはヒーターホース交換のため、燃料タンクを降ろしたところです。燃料計のセンダー等も同時に点検します。
さらに排気系や駆動系の点検整備も進んでおりますので、またご紹介致します。






