
ケータハム本国工場の最近の風景です。話題のセブン・スプリントも続々と生産が始まっている様です。

この車両はメローイエローでしょうか。レッドのメーターパネルにスミスのクロームメッキが映えますね。

セブン・スプリントのためだけに復活したクラムシェル・ウィングも準備が進んでいるようです。日本上陸が待ち遠しいですね。
ヴォグゾール オルタネーター交換
今回はスーパーセブンのオルタネーター交換作業を紹介します。

今回のセブンはヴォグゾールエンジンを搭載したモデルです。あのJPEにも採用されていた2Lのツインカムですね。
スーパーセブンで長距離ツーリングもこなすオーナー様なので、これからも安心して長距離ドライブを楽しんで頂けるよう、オルタネータを交換させて頂きました。


こちらが取り外したオルタネーターです。レギュレーターの絶縁体が溶けてしまい、本体外側に液体が出てきてしまっています。こうなってしまうとオルタネーターの寿命ですので早めに交換しましょう。

新しく取り付けられたものがこちらです。20年以上前の車両ですが、未だに新品のオルタネーターが手に入ることに驚きです。

最後に低負荷時と高負荷時の発電量を確認して作業完了です。オルタネーターの劣化はバッテリーへの負担が増えバッテリー本体の劣化も招く恐れがありますので、異常を感じた際は早めの点検、交換をお勧めいたします。
COSWORTH BDRの分解整備

先日まで作業が継続していたケータハムのBDRの整備をご紹介致します。コスワースが開発したBDRは、セブンの長い歴史の中でも最も人気が高いエンジンです。オーナー様は最近オイルの滲みが気になるようになってきたため、ツインカムヘッドの分解点検、ガスケットやタイミングベルトの交換などを実施することになりました。

カムカバーを取り外すとベルト駆動のシンプルなツインカムの構造がみえてきます。さらにどんどん分解していきます。

ツインカムヘッドを降ろしてバルブを分解し、燃焼室の状況を確認します。燃焼室やバルブ、ポートには、カーボンスラッジが付着していました。これからきれいに清掃していきます。


こちらは燃焼室のポートを拡大したところです。やはりカーボンが溜まっています。

こちらが清掃が完了したバルブ、もちろんステムシールの交換やバルブシートとの摺合わせも実施します。

ポート内部も慎重にスラッジを除去、地道な手作業の連続です。

すっかりきれいになった燃焼室、ヘッドガスケットやタイミングベルトも交換しました。これで気持よく吹け上がってくれるはずです。

ヘッドの組付けもBDRの難作業のひとつです。カムシャフトとカムスプロケットの勘合部分にはキー溝がなく、クランクにもアイマークがないため、バルブタイミングを合わせるためには正確な計測と微妙な調整が不可欠です。ダイヤルゲージを見ながら慎重に調整を続けます。調整次第でエンジンのパフォーマンス自体が左右されてしまいますので、経験とノウハウが最も重要です。まるでメカニックの技術を試すかのような、BDRならではの作業ですね。

無事に完成したBDR、F1で一時代を築いたDFVにも似たBDRのカムカバーがツインウェーバーと並ぶ姿は、いつ見ても絵になりますね。電子制御を寄せ付けないメカの塊りが持つ、独特の迫力があります。オイルの滲みも止まり、BDRの豪快な吹け上がりにオーナー様も大満足のご様子でした。
ファクトリー便り No.88 ステアリングラックの点検
今回は納車点検中のELISE MkⅡの整備風景を紹介します。

こちらの車両は納車整備中にステアリングラックのガタを見つけました。バックラッシュ調整を行います。

まずはタイロッドエンド、ステアリングシャフト、ステアリングラック本体をシャシーに固定しているボルトを外していきます。
国産車などの多くはステアリングラック をゴムブッシュを介してフレームもしくはサブフレームに固定しますが、ロータスやケーターハムはフレームにダイレクトに取り付けされていて、路面からのインフォメーションを重要視していることがうかがえます。

ステアリングラックはギリギリまで絞りこまれたスペースに収められているので、取り外す際は知恵の輪のような難しさがあります。

もちろんエリーゼのステアリングにパワーアシストは一切有りませんので、軽量かつシンプルですね。

回転トルクとバックラッシュの調整を行い取り付け、ガタが消えていることを確認して作業完了です。
エリーゼ、エクシージのステアリングラックは、走行距離に比例してガタが生じる場合があります。当社では中古車を全車確認し、必要に応じて調整又は交換をしてから納車しています。
休日セブンツーリングに行ってきました

すっかり月例行事となった内藤と竹内の休日ツーリング、今月も行ってきました。今回も9時集合ののんびりツーリングです。午前中の目的地は埼玉県と群馬県の県境にある下久保ダムです。珍しいL字型のダムで、ダムファンにとっては必見のスポットです。

午後の目的地を目指して十石峠街道から土坂峠を超えます。雪や凍結が心配でしたが、路面の状況は問題なく、気持ち良く走行できました。やっぱりこんな道を走っていると、セブンって良いなぁとしみじみ思います。

今回のランチは秩父の「そば福」、くるみ出汁の天ざるがおいしいです。 ランチの後は風もかなり暖かくなり、本当にセブンの楽しさを満喫することができました。

午後の目的地は浦山ダム、日本で2番目に高いダムですから、上から見下ろすとちょっと怖さを感じるくらいの絶景です。
これから暖かくなりますので、今後は趣向を変えて景色を楽しむツーリングやひたすらワインディングを走り続けるコースなど、色々と企画したいと思います。 水曜日に参加できるセブンオーナーの方、いっしょに走りませんか!
SEVEN160 メーターパネルの小加工
今回はSEVEN160のメーターパネルのモデファイを紹介します。
お客様のご要望はハザードスイッチをウィンカースイッチの上に移設、そしてウィンカースイッチの動きを左右方向から上下方向に向きを変えたいとのことでした。

こちらの写真がSEVEN160の純正のメーターパネルの並びです。

こちらの写真が今回変更を行ったものです。

before

after
今回は簡単なモデファイでしたが、メーターの追加や移設、スイッチの追加など、ご紹介した内容以外にも、色々なモデファイが可能です。もちろんメーターパネルそのものをカーボンなどに変更して、完全にオリジナルなメーターのレイアウトに変更することもできます。
シンプルな作りのケータハムだからこそできるモデファイです。簡単なものから凝ったものまでできるだけ対応しております。気になった方はぜひウィザムカーズファクトリーまでお問い合わせください。
ナビゲーションマウント製作

先日製作したナビゲーションマウントをご紹介します。最近はポータブルタイプのナビにも高性能なものが増えてきましたので、ロータスのようにオーディオ取付スペースが少ない車種でも気軽にナビが使えるようになってきました。しかし大画面化はこのジャンルでも容赦なく進行しており、7インチぐらいのナビになると、視界を妨げず使いやすい位置に固定するのは、かなり難しくなってきました。
そこで今回は大きめのナビをエアコン操作パネルの真下に固定するナビマウントを製作してみました。

画面を注視し続けなくても音声だけでかなり正確に案内が可能ですし、この位置なら運転中の視界の邪魔になることはありません。大きめのナビならこの位置が意外に使いやすいと思います。既存のネジを共用するので新たに穴をあける必要もなく、画面の角度調整も可能なすぐれものです!スマホやタブレットにも応用できそうですね。
エリーゼ10周年記念モデルのご入庫

この独特の深みのあるグレーはグラファイトグレー、2005年に発売されたエリーゼ10周年記念モデルです。グラファイトグレーとアスペンホワイトそれぞれ10台だけが販売された限定モデルでした。今回は車検でのご入庫です。

最近は過去のモデルを懐かしむようなブログが続いていますが、この限定車が登場した時には「エリーゼも10年経ったのかぁ」と感動していたのですが、そこから更に10年経過した訳ですね。

専用のインテリアやOZのホイールなど、特別装備が満載のモデルでした。エンジンはローバーのVVC仕様で、走行距離はまだ1万キロぐらいですが、時間が経過しておりますので、エンジンルームなど念入りに点検致します。

そういえば、まだパワーウィンドウが未装着 の車両も多かった時代、アルミ削り出しのウィンドウ・レギュレーターが、視覚的にも軽さを演出していますね。
初回点検 オイル交換のすすめ
今日はよくある悩みのひとつ、初回点検時のオイル交換についてです。
新車納車後の初回点検時にエンジンオイルとオイルフィルターは交換したいけど、ミッションオイルやデフオイルも交換するかどうかで迷っている方が多いのですが、ご参考までに走行距離が1000km未満のケータハムのミッションオイルの画像をご紹介しましょう。

こちらは計量のため計量器に移し変えてみたものですが、予想以上に汚れてしまっていました。

そしてこちらの画像が新品のミッションオイルです。
新車のトランスミッションやデファレンシャルは、使用が始まると内部構造が馴染むまでの間に、鉄粉などのスラッジでどんどん汚れてしまいます。ある程度の距離を走行すれば、各ギアの噛み合わせが馴染んできて、あまり汚れなくなります。必ず交換が必要という訳ではないのですが、初回点検時はトランスミッションやデファレンシャルのオイルも同時交換をお勧めします。オーバーホール直後のエンジンやトランスミッションも、同じ理由で早めのオイル交換を実施しています。
この画像はケータハムの事例で多少の差は有りますが、ロータスでも同様の状況ですので、やはり早めの交換がおすすめです。
ファクトリー便り No.87 SIGMAエンジンの車検

先週はEUROPA-Sの10年目の車検でご入庫でしたが、今度はSIGMAエンジン搭載のSEVENが、3回目の車検でご入庫です。
車検3回目のSIGMAエンジンも徐々に増えてきましたが、7年経過したこの世代のセブンにも、定期交換部品のリストができてきました。
サイレンサー・マウントブッシュやステアリングラック・ブーツなど、セブンの車検ではおなじみの部品から、キーシリンダーなど意外な部品が消耗している場合もあります。リアのAアームのブッシュなど、あまり消耗しなくなった部品もありますね。基本的には信頼性が高いエンジンですから、しっかり整備してまだまだ末永く楽しんで頂きたいと思います。

こちらは納車が続いているSEVEN160のエンジン、もちろん消耗部品の心配はまだまだ先の話ですが 、耐久性や整備性も十分に考慮されており、ながく安心して付き合えるセブンであることは間違いないですね。