K4-GP SEVEN160整備中

今回は2月5日に富士スピードウェイで開催される、「K4-GP」に参戦予定のSEVEN160の、メンテナンスを開始しましたのでご紹介致します。
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先日紹介した2-ELEVENと整備の共通点は多いですが、7時間の耐久レースですので、レース中に故障に繫がりそうな部分や、消耗してしまいそうなパーツはすべて点検し、交換していきます。
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スプリントレースと、耐久レースの大きな違いといえば、ドライバー交代をすることと、レース中に給油を行うことでしょう。
画像の4点式シートベルトを引っ張り上げている紐は通称アメゴム、これを取り付けることにより、ドライバー交換の際、ベルトが体の下にもぐりこんでしまうのを防いでくれます。スムーズなドライバー交代のための工夫ですね。

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この画像はステアリングのクイックリリース・ボスです。もちろんこれもドライバーの乗り降りのしやすさのための装備ですが、ハンドルの取付角度が一目でわかるような造りになっています。
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こちらはフューエルラインに追加したクイックカプラーの画像です。燃費のデータが多ければ多いほど耐久レースでは有利になりますので、走行後には直ぐにここから燃料を抜き取って残量を計量し、燃費を計算します。
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これらの小さな工夫の積み重ねが、スムーズなレース展開には欠かせないものとなります。昨年は初参戦でしたが、(レースの詳細はこちら)見事にクラス3位を獲得し、SEVEN160のポテンシャルの高さを証明することができました。満を持しての今年は、もちろん優勝を狙います。ぜひご期待下さい。

セブンのカラーリングも多彩です

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昨日はエリーゼのボディカラーをご紹介致しましたが、今日はセブンです。ケータハムはボディカラーやボンネットストライプ等で、個性的な自分だけの1台を作り上げることが可能である点は、このブログでも何度かご紹介致しましたが、本国では従来の価値観にとらわれずに、新しい魅力に満ちたカラーリングをチョイスすることができるようです。先日もハロッズとコラボした限定モデルが発表されていましたが、レーシングともクラシックとも一味違う、新たなセブンスタイルがどんどん生まれています。例えばこれらの画像のカラーリングも、全て日本からもオーダーが可能ですし、色見本さえあれば他の自動車メーカーの色など、どんな色にでもペイントできます。日本からも新しいセブンのスタイルをどんどん発信していきたいですね。
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ファクトリー便り No.84 ELISE-Mk1入庫中

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今週のウィザムカーズ・ファクトリーは、Mk1世代のエリーゼの車検整備が集中しており、様々なボディカラーのエリーゼが入庫しています。例えばこのグリーンはロータス・レーシング・グリーン・メタリックという色で、ブリティッシュ・レーシング・グリーンとは別のグリーンです。
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こちらはモナコ・ホワイト、ペイントコードが01番なので、もっとも古くから設定されているカラーでしょうか。
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こちらはノーフォーク・マスタード、ソリッドのイエローですね。
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一番複雑なのがシルバー系です。この車両はクイックシルバー・メタリックという色ですが、これ以外にもシルバー・フロストやアルミニウム、サターン・シルバーやニュー・アルミニウムなどが設定されていました。 クイックシルバーは135SPORTという希少なモデルの専用カラーです。
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どのエリーゼもとても大切に保管されてきましたので、約20年が経過した現在でも、ボディは鮮やかな色合いを保っています。しかし、機関の各部は時間と共に徐々に劣化も進行しており、入念なメンテナンスも必要になってきました。最後の写真は、クラッチのレリーズシリンダーというパーツですが、最近ご入庫のELISE Mk1ではクラッチやブレーキなど油圧シリンダーの劣化が顕著になってきており、単なるオーバーホールでは復旧できないケースも増えてきました。クルマの基本性能の維持には欠かせないポイントですので、ぜひ早めのメンテナンスをおすすめします。

ファクトリー便り No.83 ケータハムのレアモデル達

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このセブンは「Kamui Kobayashi Limited Edition」というモデルで、日本でのみ10台限定で販売された、かなり希少なセブンです。もちろんF1ドライバーの小林可夢偉を記念したモデルで、完全にシングルシーターとして登録された事も話題となりました。今回は1/28のサーキット走行会に備えての整備でご入庫です。
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通常はアルミパネルで覆われている助手席側のスペースは、ご覧のようにシートレール等も一切なく、センタートンネルの上には、補強のバーが追加されています。車検証上の乗車定員までも1名なのが凄いですね。
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さらにこちらは2LのDURATECを搭載したR500、自然吸気エンジンとしてはケータハム最強の265馬力のも出力を備えたモンスターです。最高出力では最新の620Rに抜かれはしましたが、車体の軽さと豪快な吹け上がりは色褪せることはありません。今回はデフのメンテナンスでご入庫中です。
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ボンネットから突き出したカーボン製のエアフィルターボックスはR500だけに装備される垂涎のパーツで、ローラーバレル式4連スロットルと直結されています。アクセル・レスポンスではいまだにケータハム最強と断言できる程のモデルです。

ファクトリー便り No.82 ELISE Mk2 Roverの整備

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現在ウィザムカーズ・ファクトリーでは、Mk2世代初期のエリーゼの整備が進行中です。この頃のエリーゼの最大の特長は、エンジンがトヨタ製ではなく、ローバー製の18Kを搭載していた点です。ローバーエンジンを搭載したエリーゼは2000年から2007年頃まで生産されており、その魅力は何といっても軽さにあります。ちょうど日本への正規輸入が再開されたタイミングでしたので、ご記憶の方も多いと思います。
当時はMGFやケータハム、アリエル・アトムなど英国製のスポーツカーは、こぞってローバーのKシリーズを搭載していました。シンプルで軽量なローバーKはライトウェイトスポーツのエンジンにはうってつけであり、ロータスがエリーゼに採用したのも、ごく自然な選択だったと思います。
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マスターバックが無いブレーキやエアバッグが装備されないコクピット等、現行のエリーゼとの違いは何点かありますが、最大の違いはやはり「軽さ」です。クラッチやブレーキ、ステアリングなど、色々なところから伝わってくる「軽さ」は、エリーゼに慣れていない方でも乗り比べればすぐに感じ取れるほどです。軽さにこだわってエリーゼをご検討の方は、Mk1やMk2世代のローバーエンジンモデルも、視野に入れてみてはいかがでしょうか。目からウロコかもしれませんよ!

WPC処理のご紹介

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この写真は、エキシージSのギアのインプットシャフトです。ギアボックスのオーバーホールにあわせて、金属表面を強化するWPC処理を実施致しました。御存知の方も多いと思いますが、WPCという金属表面処理は、金属の表面に微小な粒子を高速で打ち付けることにより、金属表面全体を強化させる技術です。金属疲労に強く、磨耗し難く潤滑性能も良いため、今まではレーシングカーなどのエンジンに採用されてきた技術ですが、最近は一般のユーザーの間にも普及が進んできました。
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左側が表面処理をしていない純正部品、右側がWPC処理を実施した部品です。表面の色の変化は肉眼でもわかりますが、実際には金属の表面に微細な凹凸が形成され、摩擦抵抗が軽減します。また表面の微細な凹凸にはエンジンオイルが残留するため、油膜切れなどのトラブル防止にも効果絶大です。
特にサーキット走行などではギアにも強い負荷が掛かりますので、WPC処理が非常に有効です。もちろんサーキット以外でも、ギアボックスの耐久性が向上することのメリットは大きいと思います。そろそろギアボックスのO/Hが必要かな、とお考えのオーナー様は、同時にいかがでしょうか。詳細はウィザムカーズ・ファクトリーまで御相談下さい。
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ファクトリー便り No.81 サーキット走行会に向けて

今日は1月28日の走行会に向けて、2ELEVENのメンテナンスを実施しました。
最近ではイベントでの走行が多いこの車輌ですが、今回はつくばサーキットのTC2000ということで、入念に作業を行っています。
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車輌全体のスパナチェックから、足回りブレーキ回りの点検、エンジン、ラジエーター回りなど、くまなくチェックしていきます。
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エンジンオイル、ミッションオイルはもちろん、今回はブレーキフルード交換とエア抜き作業も入念に。
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最後に車高やアライメントのセットアップを行い準備完了です。
今回は、普段走行会で走るサーキットよりも比較的大きなサーキットになりますので、ブレーキや足回りに掛かってくる負担もそれに比例して大きくなっていきます。弊社では定期点検のほかにもサーキット走行前のスパナチェックやメンテナンスも承っています。これからサーキット走行を予定しているオーナー様は、走行前に一度エンジンルームや足回りの点検をしてみてはいかがでしょうか。特にサーキットイベントは初めてという方は、どんな準備が必要?服装は?空気圧は?など不安なことも多いと思います。どんなことでもお気軽にご相談下さい。

ヒストリック車両ぞくぞく入庫!

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新年原田初投稿はFACTORYからご案内させていただきます。
現在FACTORYにはヒストリック系の車両が多数入荷してきています。
しかも、その殆どがWEBサイトの中古車情報にて、案内出来ていない車両になります。ヒストリック系の車両に関しては納車までに打ち合わせをしながら車を仕上げていくのも趣味の時間として楽しく、ニューモデルの新車とは違った充実感が御座います。
また皆さん古い車はパーツの入手等が大変では?と、思われるかも知れませんが、そこは英国車!他国のヒストリック車両に比べると断然パーツの入手がし易くなっています。イギリスの文化として車が強く根付いているからですね♪
ここだけの在庫情報として
・LOTUS ELAN sr2 写真にチラッと写っている黄色
・LOTUS ELAN sr3 イエロー
・LOTUS ELAN sr4  写真左のブルー
・LOTUS CORTINA mk1
・FORD ESCORT mk1
・VANDEN PLAS PRINCESS 1300ATに転装&クーラー装備
・RILEY ELF mk3 1300MT&クーラー装備
んーまだ本当はあるのですが、今日はここまで(笑)
この三連休ご興味をお持ちの方は是非Witham Carsまでご来店ください。
お待ちしております。

2017年のスタート

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新年おめでとうございます。本年もウィザムカーズをよろしくお願い申し上げます。
ウィザムカーズ・ファクトリーは本日より営業開始です。スタッフ一同気持ちを新たにして、お客様の自動車趣味をバックアップさせて頂きます。
初日からエリーゼやケータハムのオーナー様がご来店です。今年はかなり暖かい正月でしたので、ツーリングに出かけた方も多かったのではないでしょうか。
春に備えて今こそメンテナンスには絶好のタイミングです!ぜひ何でもお気軽にご相談下さい。

ファクトリー便り No.80 ギアボックスOH継続中

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昨日のブログはELISE Mk1のブレーキ作業についてでしたが、今日はエキシージSのギアボックス分解整備についてご紹介致します。3.5LのV6エンジンから発生する350馬力を受け止めているギアボックスですから、サーキット走行を楽しんでいるお客様は特にそうなのですが、適切な時期に確実なメンテナンスが必要になります。
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ギアボックス内の各部品を分解して、消耗状況を確認します。
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シンクロの歯の先端の摩耗が進行しているのがわかります。さらにシフトフォークの先端部分も劣化が見られます。
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今回の作業ではシフトフォークは先端の硬度を上げた強化部品を組み込む予定です。さらにギアボックス内の各部品には、WPC処理を施工します。WPCというのは金属の表面を改質させる技術で、素材表面の硬度が上がり、表面の摩擦が減少するため部品の耐摩耗性も大きく向上します。レーシングカーだけではなく、最近は一般の自動車エンジンにも普及が進んでいます。ギアボックスの耐久性を向上させる、おすすめのモディファイです。
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ちなみにギアボックスの内部には磁石が組み込まれており、ギアボックス内で発生する鉄粉が全体に拡散し難い様になっています。単純なアイデアですが、実際にギアボックスを分解してみると磁石は黒い鉄粉に覆われており、効果は大きいようです。