LOTUS CUP JAPAN シリーズも6年目に突入し、今年は新規参加者も含めてエントリー数も増加しています。
ウィザムカーズではLOTUS CUP JAPAN ASSOCIATION TECHNICALとしてマシン製作を行っています。
現在、今年から新たに参戦するマシンをセットアップ中。
N1マシンとして生まれた2-ELEVEN CUP CARをNR-Aレギュレーションに合わせて細部を変更します。
今年はどんな名シーンが生まれるのか、今から楽しみですね。
From Factory
今日のFactoryではヨーロッパSの整備が行われています。
オルタネーターが少し特徴的なのでご紹介しましょう。
ヨーロッパSのオルタネーター
殆どの車両のオルタネーターはクランクシャフトプーリーによってベルトを介して回転しており、エンジン回転に比例して回転が変化するわけですが、減速時にはベルトには逆方向の大きな力がかかるためベルトがスリップしやすくなります。
当然、ベルトには負荷となるため大きなノイズが発生し、またベルトの寿命も短くなってしまいます。
もちろん減速時の低回転時にはオルタネータの回転数も低下し、充電効率も悪くなります。
左がELISE Mk-2用。右がEUROPA-S用。クラッチ内臓の為プーリーが大きいです。
そこで、これらの問題を解決するためのワンウェイクラッチ付きオルタネータプーリーがヨーロッパには装備されています。ワンウェイクラッチを付けることにより、ベルトには逆方向の力がかからずスリップもしません。また、減速時でもオルタネータの慣性力によりほぼ同じ回転数を維持しており、緩やかに減速することによりベルトも傷めず、充電効率も低下しません。
GTとして生まれてきたEUROPA-Sは、静寂性能を求められた結果、採用されたのでしょうね。
From Factory
今日のFrom Factoryでは「G-LIFE」の続編をお届けします。
前回、使用する部品を清掃、チェックしましたが今回、いよいよ部品の取り付けに入ります。まずはメインハーネスです。後からやり直すことが非常に困難な部品の為、位置決めから始めて確認をし、しっかり固定していきます。
車内仮組み中の様子です。
後部の仮組み中の様子です。
頭の中であの電装品がココに来て・・・と、イメージしながらハーネスを仮組みしていきます。こうした正確なイメージが持てるのも、積年のノウハウがあってこそですね。
次回の「G-LIFE」もお楽しみに!
From Factory
FactoryではGINETTA G12のヒューランドを分解整備中です。
今シーズンのレース等を考慮し、「レシオ」を始めています。
先ずリアカウルを取り外します。いつ見てもG12のリアビューには惚れ惚れします・・
スーパーセブンはテーラーメイドです
この部品はスーパーセブンのオルタネーターを回しているプーリーです。純正部品ではなく、ウィザムカーズで製作したものです。ケータハムというクルマは、常に軽量化を念頭において改良が続けられています。全ての部品について極限まで仕様を絞り込み、必要最小限度の構成でスーパーセブンというクルマは成立しています。オルタネーターやバッテリーなど電気系統も例外ではありません。しかし、英国の田園風景の中を軽快に走るには十分すぎる電気系も、渋滞が頻発する日本の都市部で走行する場合は、少し補強しておいた方が良い場合もあります。
純正部品とは微妙にサイズが異なるこのプーリーなら、アイドリング時から十分な発電量を維持しながら、余分な水温上昇を抑えることができますので、渋滞に直面しても安心です。あまり目立たない地味なパーツですが、セブンの楽しさを裏から支える重要な部品なので製作してみました。
もちろん全てのオーナー様に、これが必要な訳ではありません。ご自宅のすぐ近くにいつものワインディング・ロードがある場合は、エンジンのプログラムで対応することもあります。またサーキット派のセブンなら、高回転域のパーフォーマンスを考慮したパーツ選択が重要です。ウィザムカーズは、お客様の環境や楽しみ方に合わせて仕様を細かくチューニングした、テーラーメイドなセブンを納車しています。
https://www.witham-cars.com/wp2p/?p=701
From Factory
今日のFactoryでは「G-LIFE」の続編をお届けします。
まずは使用する部品を揃えます。シャーシ同様、部品もずいぶん眠っていたので不足しているものや経年劣化しているものを細かくチェックしていきます。
チェックが終わったらホコリや汚れを根気良く丁寧に落としていきます。
G12一台分!点数も多いので大変です。
今回の「G-LIFE」、ビルダーはご存知濃野メカ!いったいどんな仕上がりを見せてくれるんでしょうか?
次回のG-LIFEもお楽しみに!
From Factory
今日のFactoryでは、長年眠っていたGINETTA G12のベア・シャーシからの組立製作が満を持してついに始動!この計画を「G-LIFE」と名づけ、進行していきます!
倉庫で眠っていたG12のベアシャーシ、Factoryによくご来店いただける方はご存知かもしれませんが・・・。鋭意製作します!
(DARE製のBARE・Chassis ・・・・(笑
こんな状態は滅多にお目に掛かれません!
フロント部です。
当然、室内も全く何もありません。
リア部。フレームがスパルタンです!
今後も随時「G-LIFE」をレポートしていきますのでご期待ください!
From Factory
今日のFactoryでは、GINETTA G4にウィザムカーズ・オリジナルのキャタライズド・マフラーの取り付けです。
ステンレス製のこちらのマフラーには触媒が内蔵されておりますが、純正のデザインを損ねることの無い、実にスマートな仕上がりとなっております。
一見すると触媒が組み込まれているとは思えません。もちろん音量もノーマルよりも低く抑えてあります。
このマフラーの取り付けは、本体を自由に回転して取り付ける事が出来ますので、排気ガス排出角度を任意に調整することが出来ます。
こちらはエンドパイプをストレートに仕上げたタイプです。
ガレージからの出し入れの際に周りの環境に配慮して静かに走行したい・・・
というリクエストにお答えして、インナーバッフルサイレンサーを簡単着脱式にしました。
スタンダードはこのデザイン。ノーマルに似せてあります。もちろんお好みで形状変更出来ます。
もちろん、溶接への拘りには手抜かりありません。入魂の仕上がりです。
1996年~のDARE社製のG4であれば、ほぼボルトオンで取り付けが出来ます。
1990年からのGINETTA CARS時代のリプロモデルへの対応も可能です。
それ以外のオリジナルG4にも取付ブラケットの加工やマフラー後部パイプの形状を変更することにより、対応が可能です。是非ご相談ください。
もちろん、モータースポーツ専用に、触媒レス仕様もご用意しております。
DARE GINETTA G4 キャタライズド・マフラー 税込¥113.400 –
From Factory
今日のFactoryではEXIGEのスーパーチャージャーの交換が行われています。
ベアリングノイズでの交換ですが、エンジンフードからではスーパーチャージャーが取り外せないため、リアクラムシェルを外します。
これでスーパーチャージャーにアクセスできるようになります。
取り外したクラムシェルは傷がつかないよう大事に保管します。
取り外したEATON製M-62型スーパーチャージャーです。EATONのスーパーチャージャーは信頼性が高く、ロータスをはじめ、メルセデス、ジャガー、GM、アストンマーティン、BMW、日産などにも純正として採用されています。
取り外し後に、よくよく点検すると、クランプが当たって今にも穴が開きそうなウォーターホースを発見!外からは全く見えない箇所なのでこの機に周辺のチェックも念入りに行います。
普段掃除出来るところではありませんので、この際に綺麗にしておきましょう。
この後、交換部品を慎重に組付け、油脂類を入れます。
暖機運転後に充分な試運転をして、各部を再度チェック。これで完成です。
弊社では確実な作業、再度のチェックを怠らずに行い、安心できるサービスを心がけております。お車のことでのご相談は随時受け付けておりますので、お気軽にお問合せください。
From Factory
今日のFactoryではEXIGEのエンジンオイルパンの交換作業が行われました。
もちろん、ただのオイルパンといってもしっかり改良です。
オイルパンを取り外したところです。
ご周知のとおりロータス純正の2ZZエンジン用のオイルパンにはバッフルプレートがありません。
バッフルプレートとは、オイルパンの内部に装着されるエンジンオイルの片寄りを防止するのためのプレートです。サーキットを走行するなどで強い横G(重力)が掛かるため、オイルパン内のオイルが長時間片寄った場合に、ストレーナーからオイルを吸い上げることができずに油圧が低下することがあり、エンジンの致命傷になることもあります。ですので、オイルストレーナー周辺に隔壁を設け、前後左右に強いGがかかった場合でも、中心にためたオイルを継続的に吸い上げ、適正油圧と潤滑性を維持することが出来ます。
右が純正、左が新品です。(プレートが判りづらくてすみません・・・)
オイルパンの部品代は非常にリーズナブルです。作業には少々時間が掛かりますが、コストパフォーマンスの高い改良です。詳細は是非お問合せください。