今回のファクトリー便りはセブンのリフレッシュ編のご紹介です。
こちらはエンジンを支える役目のエンジンマウントです。よく見るとラバーの表面に多数のヒビが確認できますね。エンジンマウントが劣化してしまうと、エンジンの動きや振動を吸収しきれなくなり、ドライブフィールやシフトフィールの悪化にも繋がってしまいます。セブンのリフレッシュメニューとしては定番で、今回は左右2ヶ所とも新品に交換いたしました!
こちらも定番のステアリングラック両端に取り付けられているラックブーツです。こちらはステアリングラック内部へのゴミの侵入を防ぐパーツですが、ステアリング操作を行う度に伸び縮みしており、さらには直射日光にも常にさらされる部分です。そのため比較的劣化もしやすく、劣化が進行すると写真の様に破れてしまいます。こうなってしまうと砂やゴミが侵入してしまうばかりか、車検にも通らなくなってしまいますので今回はこちらも新品に交換しました!
セブンにはこれ以外にもいくつかの要チェックポイントがございます。今後ファクトリー便りでもご紹介してまいりますので、皆さんどうぞお楽しみに!
7月7日!セブンライフのスタート!
ファクトリー便り No.61
ただいまファクトリーではユーズドカーのミニがご紹介に向けて準備中です!
かつて1964年にクーパーSを駆ったパディ・ホプカークがモンテカルロラリーで初優勝を成し遂げたことは皆さんもご存知ですよね?
さらに30年後の1994年にはモンテカルロラリー優勝30周年を記念して、パディ・ホプカークはモンテカルロラリーにインジェクションとなったミニクーパーで再挑戦し、見事に完走を成し遂げます。
こちらのミニクーパーはパディ・ホプカークのこれらの活躍を記念して作られた限定車です(^^♪
先日のブログでもクリーニングについてご紹介させて頂きましたが、ウィザムカーズでは店頭でのご紹介までに車内、車外共に丁寧にクリーニングを行なっています。
フロアマットやシートまでも1度取り外してからの作業となるので手間は掛かってしまいますが、クリーニング後はご覧の様にピカピカです!
詳細は後日ご紹介となりますが、ウォールナットインストルメントパネルや2トーンカラーシート、そして真っ赤なレッドインテリア等のお洒落なアイテムがたくさん採用されています(^_^)
フロアカーペットをはじめ、シートベルトやシフトレバーのブーツまでもがレッドで統一されるほど徹底されたインテリアなので、クリーニングを担当した私高橋も非常に気合が入りました!
近日中にご紹介予定ですので、皆様どうぞお楽しみに!
ファクトリー便り NO.60
今回は先日のファクトリー便りNo.59の後半でチラッとご紹介させていただきましたウィザムカーズオリジナルのセブン用ステッチド・ロールバートリム、こちらのこだわりポイントを大公開させていただきます!
まずはこちらの写真をご覧下さい。
こちらは弊社スタッフの竹内の愛車「ロータスセブンSr.1」のステアリングホイールです(^^)。写真の矢印の部分にご注目いただくと、革張りのステアリングのつなぎ目部分が見えますね。
そしてつなぎ目部分周辺が少し膨らんでいるのがお分かりでしょうか?
これは革と革のつなぎ目をそれぞれ折り返してから縫い付けているので、折り返した部分の革の厚みが倍になり、その部分だけが少し膨らんでいるのです。
そしてこちらがウィザムカーズオリジナルのステッチド・ロールバートリムです。皆さんもうお分かりですよね!
このロールバートリムも端の部分を折り返して縫い付けておりますが、膨らみが無いのです!ここがこのロールバートリムの最大のこだわりポイントです!
このロールバートリムは折り返して二重になってしまう部分の革を、一枚の革の厚みと同じになるようにあらかじめ薄くそぎ落としています。
一見気が付きにくい部分ではありますが、実はこんな細かい工夫がされているのです(^^♪。
レザーの種類、カラーとステッチのカラーの組み合わせはほぼ無限大です!オーナー様ご自身で好きな組み合わせをお選びいただけますので、世界に1台だけのオリジナルセブンに仕上げる事も可能です!カスタムの楽しさもSEVENの魅力のひとつです。ぜひウィザムカーズにご相談下さい。
ファクトリー便り No.59
現在、ファクトリーでは2台のセブン620Rの納車整備&モディファイ作業が進行中です!
今日は620Rのボディ・コーティング作業を実施しました。ウィザムカーズのコーティング作業はもう何度もブログでご紹介させていただいており、オーナー様にも大変好評をいただいているメニューの1つです。
ボディを研磨する前には入念に各部の養生を行います。養生は車内やダクト部分はもちろんですが、ご覧の様にゴムモール等の細かい部分にまでしっかりと行います。
セブンの場合はエンジンフードのルーバー部分の様な複雑な部分も多く、根気のいる作業ですが、しっかりと丁寧に仕上げていきます。
磨き&コーティング作業まで全て終了いたしました!ブラックの様な濃い色は磨き上げると本当に美しいですね。ブラックオールペイントのボディとカーボンフェンダー、そしてアクセントのレッドストライプ、、、カッコイイ!!!の一言です。
一方、もう一台の620Rには、ウィザムカーズオリジナルのステッチド・ロールバートリムを施工させて頂きました!
このロールバートリムには、あるとてつもないこだわりポイントがあるのですがそれはまた次回のお楽しみとさせていただきます!笑
低金利に注目!
おかげ様でUSED CARセールが大変好評です。特に低金利キャンペーンも並行して開催中ですので、オートローンのお問合わせも増えております。ウィザムカーズは新車は全て1.9%、中古車も全て2.5%というかつてない程の低金利をご案内しております。例えばこのX-BOWのような非常に特殊なモデルでも、全て1.9%最長120回のお支払プランをお選び頂けます。
KTMのX-BOWの特殊さについてはこのブログで何回かご紹介してきましたが、今日は足回りの写真を撮ってみましたので、ご紹介します。
空力最優先の広大なフロアパネル(200km/h走行時に約190kgのダウンフォースを発生させます)に目が行きがちですが、サスペンションにも注目してみると、
プッシュロッドが2本も縦にのびています。1本はロッカーアームを経由してダンパーを伸縮させ、もう一本はロッカーアームの動きをスタビライザーに伝えています。
プッシュロッドの動きは、剛性の塊のようなカーボンシャシーに水平にマウントされたダンパーに伝達されます。まるでF1のような贅沢な機構ですね。
対照的なのが、隣りに展示中のケータハム1400スーパースポーツの足回り。サスペンションの教科書にでも出てきそうなシンプルで古典的なダブルウィッシュボーンです。シャシー剛性はKTMとは比較になりませんが、全体のバランスで考えるとちゃんと調和がとれており、セブンが50年間支持され続けた理由がわかりますね。
だいぶ話が横にそれましたが、もちろんこのセブンも2.5%の低金利が適用されます!ぜひ週末はウィザムカーズで新旧のスポーツカーを見比べてみて下さい。全て低金利キャンペーンの対象です!
ファクトリー便り No.58
今回はこちらの車をピックアップします。
サージタンクに刻印された「CATERHAM SUPERCHARGED」の文字。皆さんもうお分かりですね!
こちらがケータハムのニューモデルにして史上最強スペックを更新した、セブン620Rのエンジンルームです。チラッと見えるアルミのインテークパイプがただならぬ雰囲気を醸し出しています!今回はそんな620Rを少しご紹介させていただきます。
620Rというモデルで一番注目すべきところは、言うまでも無く過給機が搭載されたという所ですよね!少し見辛いですが写真の一番右側に見える白いプレートの付いたプーリーが、ロトレックス製の遠心式スーパーチャージャーのユニットです。
あまり聞き慣れない遠心式スーパーチャージャーですが、エリーゼSやエヴォーラSに搭載されたルーツ式やリショルム式とは少し異なる構造です。まずユニット自体が非常にコンパクト&軽量で比較的自由なレイアウトを取れることや、メカニカルノイズが少ないことなどのメリットがあります。そして肝心のフィーリングも低回転域から高回転域まで全域のパワー,トルクを太らせたような乗りやすい特性となります。
またスーパーチャージャーの搭載にあたり、冷却系にも抜かりなく手が入れられています。写真の上から順番に、吸入空気冷却用のインタークーラー、ラジエター、そしてエンジンオイル冷却用のオイルクーラーとなります。
こちらも少し見辛いですが、オイルクーラーの裏側には、スーパーチャージャーのトラクションオイル冷却用のオイルクーラーもマウントされています!
冷却性能の向上を狙ってノーズコーンも専用設計です。正面の開口部は拡大され、上部にはインタークーラー冷却用のダクトも設けられています。
310馬力を実現させるためには、冷却系だけでもここまで徹底的な対応が必要なんですね。ケータハムのエンジニアリングも、どんどんパワーアップしてきている様に感じます。次はどんなモデルが登場するのか、今から楽しみです!
クラブウィザム走行会in日光サーキット
先日の日曜日は、エリーゼやケータハムのオーナー様に多数お集まり頂き、日光サーキットにて、クラブウィザム走行会を開催致しました。梅雨入り直後で雨が心配だったのですが、写真のように快晴と言っても良い程の天気で、皆さん好タイムが続出でした。
お客様に休憩して頂くテントの設営から走行前の車両の点検まで、一日中高橋メカニックが大活躍です。
今回は弊社の篠原も参加し、お客様に日光サーキット攻略のアドバイスをさせて頂きました。
さらに!ケータハムカーズジャパンのジャスティンさんが、ナンバーがついたばかりのSEVEN620Rで駆けつけて下さいました。300PSオーバーのモンスターに、興味津々です。
心地よい疲労感と共に、1日中モータースポーツを満喫して頂くことができました。ウィザムカーズは気軽に参加して頂けるイベントを、今後もたくさん開催していきますので、楽しみにお待ち下さい。今回のイベントのレポートも、まもなくイベントページにアップ致しますので、ぜひご覧下さい。
ファクトリー便り No.57
こちらは現在クラッチトラブルで整備中のセブン スーパーライトRです。クラッチ本体周辺でのトラブルであることが分かった為、エンジンを降ろしクラッチの点検を始めました。
エアコン等の配管が無く、比較的スッキリとしているセブンのエンジンルームですが、フレームやハーネスに細心の注意を払いながら、慎重にエンジンをエンジンハンガーで吊り上げて降ろしていきます。
エンジンを降ろしクラッチ周辺をチェックすると、何とクラッチフォークに亀裂が入っていることが判明!
クラッチフォークはベルハウジング内に取り付けられているパーツです。クラッチペダルからワイヤー(または油圧)を介してクラッチフォークに力が入力されると、フォークはミッションのメインシャフト上をスライドしてその力をクラッチ本体に伝達します。それによってクラッチを切ったり繋いだりといった操作が出来るわけです。
クラッチペダルを操作する度に常に動作しているパーツですから、今回の場合は長年の使用によって金属製のフォークが疲労し、一番応力のかかる部分にクラックが入ってしまったと考えられます。
こちらが新品のクラッチフォークです。取り外したものと比較すると溶接されている部分がかなり増えていることが分かります(^^)
今回のクラッチフォークに限らず、純正パーツも自動車のマイナーチェンジと同じで段々と改良が加えられていきます。これならまだまだ安心してセブンを楽しめますね。
ただいま各部のチェックを行ないながら丁寧に作業を進めさせていただいておりますので、作業完了までもう少々お待ち下さい!
USED CAR ピックアップ!111Rナイトフォールブルー
今日のご紹介は先日入荷したばかりのエリーゼ111Rです。エリーゼ史上初めてTOYOTA製エンジンを搭載し、それまでのローバー製18K(VVC付)を搭載した111Sというモデルを引き継ぐ形で登場したのが、111R(ワンイレブンアール)です。18K-VVCの160馬力に対してTOYOTA-2zzエンジンは192馬力と大幅に出力が向上しています。VVTL-iという可変バルブタイミング機構はタイミングだけではなくリフト量も変わるため、カムの切り替わり後の6,300rpmから始まる圧巻の吹け上がりは、これまでのロータスでは体験できない程のフィーリングで、エリーゼが新しいステージに到達したことを認識させるものでした。
トヨタ製のエンジンの採用により、国内のパーツメーカーの参入も相次ぎ、チューニングの幅が広がったこともうれしい点でした。この111Rには、HKS製のレーシングサクションが装備されています。エンジンの吹け上がりのレスポンスをさらに強調させるアイテムで、ハイカムに切り替わった後8000回転までの吹け上がりの豪快さは、2zz搭載モデルの人気の高さの理由のひとつです。さらに、この111RはサイレンサーもHKS製に交換済みですので、迫力のサウンドも楽しめます。
注目のポイントは吸排気のチューニングだけではありません。インテリアもオプションのツーリングパックが組み込まれていますので、シートやドアの内張りには、タン・レザーが採用されています。ご覧のようにボディカラーとのマッチングも良いですね。インテリア全体の使用感も少なく、とても高品質な1台です。ぜひ週末はウィザムカーズにご来店下さい。お待ちしております。