ファクトリー便り No.25

こんにちは!ウィザムカーズの新人メカニック髙橋です!
今回はMk-1エリーゼのヒーターコア交換の模様をご紹介いたします。
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ヒーターコアの損傷で冷却水が漏れ出てしまったこちらのエリーゼ。
そもそも車内を暖めるヒーターはエンジンの冷却水をヒーターコア(小さなラジエターの様な物)に導き、ブロアモーターを用いてヒーターコアに風を当てます。ヒーターコアを通り暖まった風を車内に送るという仕組みになっています。
まずは狭いフロント部分からヒーターコアを取り外していきます。写真でも確認出来ますが漏れ出た冷却水(緑色)が床下に溜まってしまっているので、その他の補機類も取り外して綺麗に清掃出来るようにしていきます(^^)
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そしてこちらが取り外したヒーターコアの一部分です。左から2番目のアルミの配管の上部に本当に小さな穴を発見!アルミの配管の腐食が少しずつ進行し、やがてピンホールの様な小さな穴が開き冷却水が漏れ出てしまったようです(^^;)
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新品のヒーターコア(左)と取り外したヒーターコア(右)を見比べてみました。
ご覧のとおり、漏れ出てしまった配管部分がアルミから銅の配管へと変わり対策が施されています(^^)素材が変更されていることの他に、少し形状が変わっている部分もありましたので重量を測定したところ新品のヒーターコアの方が120gほど重くなっていました。重量は少し増加してしまいますが、その分しっかりと対策が施されていますので安心ですね(^^♪
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普段は清掃することのできない狭い部分もせっかくの機会ですから綺麗に清掃です!そしてブロアモーター、ヒーターコア、補機類を装着しブロアモーターの動作確認や冷却水漏れがないかを確認してヒーターコアの交換は終了です(^^)
気持ちよく安心してお乗りになって頂くために丁寧に作業を進めさせていただいておりますのでご納車までもう少々お待ちください!

ファクトリー便り No.23

こんにちは!ウィザムカーズの新人メカニック髙橋です!
今回はエリーゼのナイトロン社製インナーベアリングキット装着(足周りフルピロ化)作業の模様をご紹介いたします!
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今回使用させて頂きましたのがこちらのインナーベアリングキットでイギリスのナイトロン社製です(^^♪
ノーマルのサスペンションアームの取り付けに用いられているゴムブッシュはゴム自体の持つ弾性によって少なからず「ねじれ」や「たわみ」といったものが発生しています。このねじれやたわみが路面から受けた衝撃や振動を吸収するのに一役買っているわけですが、レース等の車の限界域付近でドライビングをする場合にはそのねじれやたわみによって車がシビアなステアリング操作に追従出来ないことがあります。そこでノーマルのゴムブッシュから金属製のスフェリカルへと交換することでねじれやたわみといった物が皆無となり、足周りがダイレクトな動きとなります(^^)
こちらはロータス専用ということでゴールドのスペーサーにはLOTUSの文字が、、、取り付けてしまうと見えなくなってしまいますが非常にカッコイイです(^^;)
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まずは足周りを分解してサスペンションアームを取り外します。
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そして取り外したサスペンションアームがこちらです!
エリーゼのサスペンションアームが全て取り外されているのを見るのは私も初めてでした(笑)
かなか見ることのできない光景ですが、ここから更にアームの取り付け部分に挿入されているゴムブッシュをプレス機を使用して取り外していきます、、、
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外れたものがこちら!ゴムブッシュの挿入箇所は16か所!さらにボールジョイントも今回交換させて頂きましたので合計24か所のブッシュとボールジョイントを取り外しました(^^♪
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インナーベアリングキットを装着するとこのように中央のスフェリカルを両端のスペーサーで挟み込む形となります。水やゴミの侵入を防ぐためのOリングも一緒に取り付けます。
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スフェリカルを挿入するのにはプレス機と専用のアタッチメントを用いて規定の位置まで押し込んでいきます。
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スフェリカルを挿入したら両端からスペーサーを取り付けて完成です!(^^♪
サスペンションアームの動きがダイレクト且つ
ノーマルでも充分にコーナリングを楽しめるエリーゼですが、フルピロ化によってどんなステアフィールへと生まれ変わるのかとても気になりますね(^^♪
この後しっかりとアライメント調整等をさせて頂きますので、ご納車までもう少々お待ちください!

CATERHAMさいたま(FACTORY)新旧SEVEN多数入庫中!

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この週末CATERHAMさいたま(FACTORY)には、新旧SEVENが多数入庫しています。
SEVEN160は勿論、新旧R500(FORD DURATEC、ROVER18K)、1600(FORD SIGMA)、KENTエンジン搭載の(1600GTS、1700SS)と様々なモデルをご覧いただく事が出来ます。
どの年代のモデルを見てもそれぞれの良さがありますね♪
デモカーのSEVEN160も御座いますので、テストドライブも可能です。
現行ニューモデルでどのモデルに悩まれている方は勿論、新旧モデルでお悩みの方もお気軽にご相談下さい。

ファクトリー便り No.22

こんにちは!ウィザムカーズの新人メカニック髙橋です!
今回は夏季休業前の作業をご紹介いたします(^^)
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今回はバケットシート交換です!
弊社のお客様の間でも人気の高いエスケレート製フルバケットシートをエキシージへ取付致しました(^^♪
こちらはMk-2以降のエリーゼ、エキシージ専用に設計されたもので純正のシートレールをベースに使用することが出来ます。
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ノーマルのシートと見比べるとサイドのサポートの高さが一目瞭然ですね(^^♪
これならサーキット走行等で横Gが大きくかかった状態でもガッチリと体をホールドしてくれます。
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またシートをよく見てみると左右で少し形状が異なることを発見!
これはサイドブレーキレバーの逃げを考慮したもので、その他にもスライドレバーが操作しやすいように座面にくぼみが設けられていたりします。もちろんですがタイトな室内にも干渉するようなことはございません!
さすが専用に設計されただけあってそういった細かな部分もきちんと考えられているのですね(^^)
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そして最後にシートレールの噛み合いを慎重に調整して取り付けます。この作業は少々コツが必要で何度もボルトを締めたり緩めたりしてシートレールがガチッと噛み込むまでスライドをさせながら調整をします。
ドアを開けた瞬間から見えるフルバケットシートはドライバーをやる気にさせてくれますね(^^♪
ウィザムカーズではこういったモディファイ作業も積極的に承っておりますので、どうぞお気軽にウィザムカーズストア/ファクトリーまでお問合せ下さい!

ファクトリー便り No.21

こんにちは!ウィザムカーズの新人メカニック髙橋です!
先日、ファクトリーにてウィザムカーズオリジナルのSigmaエンジン用エキゾーストシステムの取り付け作業が行われていました(^^)今回はその作業の模様をご紹介いたします!
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こちらが取り外したノーマルエキゾーストです。ノーマルはパイピングがエンジンルームの中で集合しておりますのでボディからは1本のエキゾーストパイプのみが出てきます。そしてテール部分も後方から排気されるレイアウトをとっています。
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こちらが取り付け作業中の様子です。高品質で耐久性の高いステンレス素材を採用したフルエキゾーストシステムで、メインサイレンサーの前にはスポーツキャタライザーを配置しておりますので安心して街中もお乗り頂けます(^^♪
またケータハム伝統のボディの外で4-1と集合するパイプレイアウトは圧巻の見た目です!(^^;)
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そして装着後がこちら!もうため息が出てしまいそうなほどの美しさです(^^;)
サイド出しのレイアウトをとっておりますので、運転席から聴こえる迫力のサウンドが最高に気分を高めてくれます(^^)
もちろんさらにピカピカに磨いてからご納車させていただきますのでご納車までもう少々お待ちください!

ファクトリー便り No.20

こんにちは!ウィザムカーズの新人メカニック髙橋です! この度、ファクトリーに新しい仲間がやってきました!
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大の工作機械好きである弊社社長が新たに連れてきたこのマシン、「ウエットブラスト」といいます(^^)。
見た目はまるでUFOか炊飯器です(笑)
研磨剤を圧縮空気と共にノズルから噴射して素材表面に吹き付け、汚れや錆を落としたり、表面をならすのに用いられるサンドブラストという機械の一種で、こちらのウエットブラストは研磨剤を水と混合して素材表面に吹き付けることでサンドブラストに比べて表面が滑らかに仕上がるという特徴があります(^^♪
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今回はセブンのエンジンフードやジネッタのカウルの固定などに用いられるスプリングファスナーをウエットブラストでどれくらい綺麗になるのか試してみました!ご覧のように全体的に表面が錆びてしまっていますね(^^;)
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こちらが作業中の様子です。上の窓から覗き込みながら作業をします。機械のサイズも大きいので比較的大きな物も処理できます(^-^) 1438607172622
上の窓から見るとこんな感じです。みるみる錆が落ちていくので見ていてとても気持ちがいいです(笑) 1438607193709
そして出来上がりがこちら!処理していない方(左)と比べますと見ての通り新品のようですよね(^^;) 。
またウエットブラスト加工は、ロータスのサスペンションアームのように表面処理されたメッキ等を落としてしまうことがありません。現在ウィザムカーズでは、このウエットブラストを用いましてお客様のお車のサスペンションアームやエンジンパーツなど、またキャブレター等の金属部品をピカピカに出来るようなメニューを検討中です(^^) 。
今まで以上のクオリティーでオーバーホールや、前回のファクトリー便りでご紹介いたしましたサスペンションアームのブッシュ交換等の作業と同時にアーム本体までピカピカに出来るようになったら、、、と考えるとメカニックの私もとてもワクワクしてきました(笑)
詳細ができますまでもう少々お待ちください!

ファクトリー便り No.19

こんにちは!ウィザムカーズの新人メカニック髙橋です!
今回は足回りのブッシュ交換作業のご紹介です!
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こちらはエリーゼのフロントのロアアームの付け根部分を撮影したものです。純正のゴムブッシュは写真の右側から圧入されますが、ご覧のようにブッシュ本体が少しですがアームから抜けてきているのが分かります(^^;)サスペンションアームの付け根部分に用いられるゴムブッシュは、地面から受けた衝撃や振動を吸収してくれる大変重要なパーツです。このようにブッシュが抜けてきてしまったり、劣化してヘタってしまうと車内に振動が伝わりやすくなってしまうばかりか、異音の発生や乗り味の変化に繋がってしまいます。今回の作業では四輪のロアアームのブッシュとボールジョイントを全て交換させて頂きました(^^)
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ブッシュやボールジョイントはサスペンションアームに圧入されていますので、このようにプレス機を使って脱着を行います。こういった専門の機械が各種揃っているのもウィザムカーズの自慢ポイントの一つです!(笑)
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こちらがブッシュ交換後の写真です。少し見えづらいですがブッシュがロアアームにピタッと密着しているのが分かります(^^♪これでサスペンションアームの動きが適正化され、エリーゼ本来の気持ちの良いドライビングをお楽しみ頂けます!
ちなみに、こちらのブッシュをゴムではなく金属のピロボールブッシュへと変更することも可能です!衝撃や振動は伝わりやすくなってしまいますが、ゴムブッシュのようにゴム自体の弾性が皆無となるため、ダイレクトなハンドリングが可能となります(^^)サーキット派のお客様にはぜひオススメいたします!
詳しくはウィザムカーズストア/ファクトリーまでどうぞお気軽にお問合せ下さい!

SEVEN160オリジナルサイレンサー製作中

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関東は夏真っ盛りで暑い日が続いていますが、本日は暑さに負けずSEVEN160でSTORE~FACTORY間を移動しました。

最新のSEVENは暑さもへっちゃら!ですね。
やれキャブのセッティングがとか、パーコレーションが、、、等考えなくても、暑さを我慢できれば35度の炎天下でも快調に走ってくれます。特にSEVEN160はエンジンの発熱量が低いのか、走行風がエンジンルーム内を良く通るのか、足元の暑さが従来SEVENに比べ、飛躍的に熱くない!(笑)渋滞さえ我慢できれば、走行中は風を浴びて走る事が出来るので、想像するより快適にドライブをすることが出来ました。

さて、本日の本題は

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ジャジャーン!
SEVEN160のニューアイテム、オリジナルサイレンサーがやっと形になってきました!サイレンサー部分が外から見え、車両のアクセントとして欠かす事の出来ないサイレンサーなので、ウィザムカーズならではの拘りが詰まった物になります。
画像はまだまだ試作段階です。

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ステンレス製でキャプトンタイプを採用。
このラウンド部分を見て下さい!出来栄えも良く、クラシックなテイストにニンマリです(^^♪
SEVENのサイレンサーは既製品を繋ぎ合わせれば簡単に作れる形状なのですが、そこはウィザム流に拘って作りました!
どうしてもラウンド部分に溶接跡が残ってしまうのですが、ひと手間加えて綺麗にならし、ポリッシュをして滑らかな仕上げにしています。
サイレンサーに繋げるメインパイプも何パイにしようかな♪

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テールの曲げも現在検討中。画像の曲げ角度でも製品としては問題ないのですが、見た目を重視しもう少し変更予定です。
ブラケット形状も何パターンか製作し、ベストな物をチョイス予定です!

長年SEVENを取り扱ってきた弊社だから作れる拘りのサイレンサーを目指しています。完成までもう少し!SEVEN160オーナーさん楽しみにお待ちください!!

ファクトリー便り No.18

こんにちは!ウィザムカーズの新人メカニック髙橋です!
いよいよ夏も本番でうだるような暑さが続いていますね(^^;)ファクトリー前の街路樹ではセミが朝から元気に鳴いていて夏を感じさせてくれます(^^♪
そんなウィザムカーズファクトリーですが、ただいま工場いっぱいにたくさんのお車をお預かりさせていただいております。夏休みの終わる前にできるだけ多くのお客様にお車をご納車できますように安心かつ迅速に作業を進めさせていただいておりますのでご納車までもう少々お待ちください!
そして今回はファクトリーにて最近行われた作業の模様を一挙にご紹介いたします!
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まずは新車でご購入いただきましたEXIGE S V6の磨き&コーティング作業(^^)
こちらのお車には他にもカッティングシート貼り付けなどたくさんのモディファイを行わせていただきました!
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そしてこちらは先輩の内藤メカニックによるオーバーホール上がりのアラゴスタサスペンション取り付け!これでまた気持ちよくお乗りになって頂けますね(^^♪
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さらにさらにこちらは柳メカニックによるエリーゼ(VVC付ローバーエンジン)のタイミングベルト交換作業!VVC付のローバーエンジンはなんとタイミングベルトが2本あります!ローバーエンジン搭載のお車は年式も経ってきていますので早めの交換をオススメいたします(^^)
ファクトリーではその他にもクラッチ交換や新車の納車前整備等たくさんの作業が行われています。また先日より始まりましたUSED CARサマーセールですが、現在ファクトリーに対象車が全台集合しております(^^♪ご購入をご検討中のお客様はぜひファクトリーに足をお運び下さいませ!
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ファクトリー便り No.17

こんにちは!ウィザムカーズの新人メカニック髙橋です!
先日、ファクトリーではカッティングシートの貼り付け作業が行われていました(^^♪
今回は作業の様子を少しご紹介させていただきます!
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今回カッティングシートの貼り付けを実施した車両は、先日ご成約をいただきましたケータハム スーパーライトR500です。デザインはお客様と入念な打ち合わせの末、決定いたしました(^^)
まずはシートを貼り付ける際の基準となる中心を出していきます。この基準点次第で後の見た目が決まってくるので慎重に中心を割り出します(^-^)
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今回は車両のセンターに定番のダブルストライプを貼り付け!界面活性剤を含ませた水を吹きかけ、シートを滑らせてながら位置を合わせて貼り付けていきます。もちろんストライプ同士の間隔も正確に合わせます(^^♪
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位置が決まったら柔らかいヘラを使い、しわにならないように注意してシートの中の空気を抜きながらボディと密着させていきます。そして写真のように普段はエンジンフードで隠れて見えないフチの部分も段差に沿って綺麗に貼り込みます(^^)このフチの部分の処理が難しく、またそこが腕の見せ所でもあります!
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そしてこのセブン特有のトランクのカバーを固定するハトメの部分もドライヤーで温めてシートを伸ばしながら貼りあわせていきます。
今回は全貌をお見せすることはできませんが、他にもあんなところやこんなところにお客様こだわりのデザインのカッティングシートを施工させて頂きました(^^♪
納車までもう少し楽しみにお待ちいただきたいと思います!
ウィザムカーズではこのようなモディファイ作業も積極的に承っておりますので、ウィザムカーズストア/ファクトリーまでどうぞお気軽にお問合せ下さい!