ファクトリー便り No.16

こんにちは!ウィザムカーズの新人メカニック髙橋です!
今回は昨日のファクトリーの様子をご紹介いたします(^^)
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こちらは現在ご納車整備中のジネッタG4で、昨日はタイミングベルト交換が行われていました。ピストンとカムシャフトの位置関係がずれないように注意しながらベルトを取り付け、ベルトの張りを調整して交換終了です。
そしてこのG4にはドライサンプ仕様のフォード製ゼテックエンジンが搭載されています。ドライサンプ仕様のエンジンにはオイルパンと呼ばれるエンジン下部に取り付けられたオイル溜まりがありません。ドライサンプ仕様のエンジンではエンジンに供給したオイルを強制的にポンプで回収して別の場所に設置したオイルタンクへ移します。
この方式はフォーミュラカーのようなレーシングカーには当たり前のように採用されていて様々なメリットがあります(^^♪
メリットに関しては知りたい方は、店頭で高橋までお問い合わせ下さい!
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こちらがオイルを吸い上げるオイルポンプです。オイルポンプ専用のベルトで駆動され、このポンプのおかげで高い油圧をかけ続けることが出来ます。
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オイルポンプによって吸い上げられたオイルはこのオイルタンクに溜められます。まずはオイルパンが無いことでエンジン自体の低重心化が可能で、さらには通常ならオイルパン内のオイルが偏ってしまうほどの遠心力がかかった場合でも安定してオイルをエンジンに供給することができます。そしてこのオイルタンクによってオイル容量を決められるため発熱の大きなエンジンでもオイル容量を稼ぐことが出来るのです(^^)
そんなジネッタG4は現在お客様に気持ちよくお乗りになって頂くためにじっくりと整備させていただいておりますので、ご納車までもう少々お待ちください!
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そして最後はこちら!
前回のファクトリー便りで紹介させて頂きましたお客様が先日の111CUPにて2位表彰台を獲得されたということでファクトリーにご報告にいらして下さいました!さっそく祝賀会?反省会?といたしまして車載動画をお客様とともに拝見させて頂きました(^^♪
本当におめでとうございます!

ファクトリー便り No.15

こんにちは!ウィザムカーズの新人メカニック髙橋です!
7/26(日)、富士スピードウェイにて111CUP第3戦が行われました。今回はそのレース前に走行前メンテナンスのご依頼がございましたのでそちらの模様をお届けいたします(^^♪
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まずはミッションオイル交換!使用オイルはもちろんワコーズです(^^)。弊社がレース活動をおこなう際もサポートしていただき、LOTUS車両との相性も確認済み!おススメのオイルです。オイルを抜いている間はエンジン周りのオイル漏れや足回りのブーツ切れ等のチェック。些細なトラブルでもレースではそれが大きなトラブルへと繋がってしまう可能性がありますのでしっかりとチェックいたしました。
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そしてお次はブレーキ、クラッチフルード交換です。意外にもブレーキフルードよりもクラッチフルードの方が汚れやすいんですよね(^^;)どちらともエア噛みがなく機能に問題が無いことを確認して交換完了です。
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そして最後は足回りのスパナチェックです。レース車両はこの作業がとても重要で、レーシングスピードで連続周回を行うと負荷や衝撃によって足回りのボルトやナットが緩んでしまうことがあります。また前回のチェックで緩んでしまっていた部分は走行後また緩みがちですのでそのあたりもチェックさせて頂きました(^^)
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ご来店ありがとうございました!次にご来店頂いた時にはレースのお土産話を楽しみにお待ちしております!

ファクトリー便り No.14

こんにちは!ウィザムカーズの新人メカニック髙橋です!
今回は前回のファクトリー便りNo.13にてご紹介させて頂きましたワンオフオイルクーラーが完成いたしましたのでご紹介させていただきます!
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こちらがオイルクーラーコアの取り付けステーです。試作品の取り付けステーから数か所にガセットを入れて補強し、強度を増したうえで取り付けることとなりました(^^♪
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そしてオイルクーラーコアを載せていきます。ここでコアの高さや向きの最終チェック。オイルクーラーのキモとなる部分だけにメカニックのこだわりポイントの一つだそうです(^^)
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そして完成したのがこちら!狭いサイドエアインテーク内のスペースにきれいに収まっています(^^♪コアに取り付けられているホースエンドやオイルホース等もメカニックのチョイスです。
私も写真を撮るために何度か作業場にお邪魔しましたが、何も無かったスペースにオイルクーラーが段々と組み上げられていくのをワクワクしながら見ていました。機能性を最優先としながらも見えない部分まで美しく仕上げるモノ作りは本当に勉強になります!

ファクトリー便り No.13

こんにちは!ウィザムカーズの新人メカニック髙橋です!
今回はウィザムカーズワンオフオイルクーラー製作作業の模様をご紹介いたします!
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今回ワンオフオイルクーラーに使用いたしましたのがこちらのセトラブ製オイルクーラーコア。このオイルクーラーコアを使用いたしましてその他部品の選定や設計、加工、また取り付け場所やマウント方法の構想など全てウィザムカーズオリジナルでワンオフオイルクーラーを製作!
オーナー様はこれまで水冷式のオイルクーラーを使用されてきましたが、容量不足と油温につられて水温の上昇もみられるようになってきたため今回ワンオフで空冷式のオイルクーラーを製作させていただくこととなりました。
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オイルクーラーコアの取り付け場所に選んだのがサイドエアインテーク内のスペース。最大限にオイルクーラーに風を通せるように慎重に位置を決めていきます。
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そしてオイルクーラーコアの取り付けステーとして製作したものがこちらです。まだ試作品の段階ですが精度良く美しく作られています(^^;)こちらのステーを用いて作業のキモとなるオイルクーラーコアの位置決めを行いました。
サイドエアインテークから入ってきた空気が直に最大限にオイルクーラーコアにあたるよう、高さや向き等を何度も調整いたしました(^^♪
現在製作中のオイルクーラーですが完成までもう間近となってまいりました。どんなオイルクーラーが出来上がるのか私といたしましてもとても楽しみです(^^)次回のファクトリー便りまでもう少々お待ちください!

ファクトリー便り No.12

こんにちは!ウィザムカーズの新人メカニック髙橋です!
今回は19日日曜日のファクトリーでの作業をお届けいたします!
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こちらはエアコンが全く効かなくなってしまったとのことで整備中のエキシージ。柳メカニックがサイドシル内に配管されたエアコンパイプを取り外すと、、、
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ガスの漏れてしまっていたポイントを発見!腐食が進んだパイプに小さな穴が開き、そこからガスが漏れ出てしまったようです(^^;)こちらは新品のエアコンパイプに交換いたしました。
先日もファクトリー便りにてエアコンの作業をご紹介させていただきましたが、暑くなった最近は特にエアコン関係のトラブルでのお問合せが多くなっております。このブログをご覧いただいております皆様もぜひ1度エアコンの効きのチェックをしてみてください!
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変わってこちらはオイル交換でご来店頂きましたお客様のエリーゼ。走行中に後ろの方から音がするとのことでオイル交換とご一緒に下回りもチェックさせて頂きましたところ、マフラーの遮熱板が少し割れてしまっているのを柳メカニックが発見。どうやら音の正体はこの部分から出ていたビビリ音だったようです(^^;)簡単ではありますが音が出ないように対策をさせて頂きました(^^)
以上!日曜日のファクトリーからでした!

ファクトリー便り No.11

こんにちは!ウィザムカーズの新人メカニック髙橋です!
今回はエンジンのパワーをミッションへと伝達する「クラッチ」について、社外品とノーマルを比較してみました!
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こちらが2ZZ用のノーマルクラッチ一式です(在庫が無かったためフライホイールのみ1ZR用)。
クラッチ一式の重さは約12kg、フライホイール単体の重さは約7kgでした。
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そしてこちらがORC製のメタルクラッチです。重量はクラッチ一式でノーマル比-3.5kgとなる約8.5kg、フライホイール単体ではノーマル比-3kgとなる約4kgでした。外周にわたって適度に肉抜きされたフライホイールが特徴的ですね(^^♪
エンジンの回転とともに高速回転しているフライホイールを軽量化することにより慣性力が低減し、エンジンのレスポンス向上、シャープな吹け上がりへと繋がります♪
またこちらは圧着力を高めた強化クラッチですのでエンジンのパワーアップにも充分対応することが出来ます。サーキット派のお客様やエンジンやクラッチのフィーリングを変えてみたいとお考えのお客様にはぜひオススメしたいアフターパーツです!
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最後にこちら!ファクトリーの前では大きな虹がかかっているのを見ることが出来ましたよ(^^)

ファクトリー便り No.10

こんにちは!ウィザムカーズの新人メカニック髙橋です!
ファクトリー便りもあっという間に10回目の更新となりました(^^;)最近はご来店されたお客様から「いつも見てるから頑張ってね!」とお声掛け頂くこともあり、本当に自分自身の励みになっております(^^)
これからもファクトリーより皆様にワクワクして頂けるようなブログをお届けしていきたいと思います!
10回目の今回はこちら!
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大人気のアラゴスタサスペンションです!アラゴスタといえばまず一目でそれと分かる美しいオレンジの見た目ですよね(^^)そして現在アラゴスタは第3世代目といわれ、カシマコーティングとラーナスプリングの採用によってフリクションロスが大幅に減り、サスペンションの動き出しがとてもスムーズとなっており「ノーマルサスペンションよりも乗り心地が良い!」とのご意見も頂いております♪
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取り付け作業中の内藤メカニック。お客様のご希望の車高とアライメントに合わせていきます。時間のかかる作業ですが車の乗り味を決める重要なものですので慎重に煮詰めていきます。
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写真を撮っている私もシャッターを押しながら顔がニヤついてしまうほどのカッコよさです(笑)
そんなアラゴスタサスペンションですが、お客様の使用用途に合わせたセッティングの変更も可能となっております。減衰力の変更、第二世代からのバージョンアップ、1WAYタイプから別タンク式2、3WAYに変更等、仕様変更が自由に可能です。 詳しくはウィザムカーズストア/ファクトリーまでどうぞお気軽にお問合せ下さい!

ファクトリー便り No.9

こんにちは!ウィザムカーズの新人メカニック髙橋です!
もう7月もあっという間に折り返しですね(^^;)
さて、連休前のファクトリーではこんな作業が行われていました(^^♪
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車検整備でご入庫中のエキシージのブレーキ周りを点検中の柳メカニック。ロータスに限らず車のブレーキ装置は走る、曲がる、止まるの「止まる」をつかさどる重要な部分ですので入念にチェックしていきます。まずは分解して清掃、そしてパッドやローターの厚みの測定、そこで異常な摩耗やクラックが無いか、またキャリパーやホース周辺からのフルード漏れ等が無いか調べていきます。
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そして最後は鳴き止め用のブレーキグリスを塗布して組み付けです(^^♪
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こちらはミッショントラブルでご入庫中のエリーゼのミッション降ろし作業です。ミッション降ろし作業はミッション以外に取り外す部品も多く、少々複雑な作業ですがそこはさすがの内藤メカニック、迷うことなくテキパキと作業は進んでいき、、、
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あっという間にミッションが降りてしまいました(^^♪
これから中を分解してトラブルの原因を突き止めてまいりますのでもう少々お待ちください!

ファクトリー便り No.8

こんにちは!ウィザムカーズの新人メカニック髙橋です!
ウィザムカーズストア/ファクトリー周辺では一昨日から気温がグッと上がって、いよいよ夏本番という気候になってきました(^^)ファクトリーでは元気にセミが鳴き始めましたよ!
今回はそんな夏本番に向けての作業のご紹介です。
皆さん、お車のエアコンの効きはいかがですか?
冬の間エアコンを作動させないまま夏を迎えて、いざ冷房を効かせようとすると「あれっ?」なんてことは経験ございませんか?(^^;)
最近ファクトリーではエアコンの効きが良くないということでご入庫されるお客様が段々と増えてきました。
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こちらはエアコンの「真空引き」という作業に使う物で、この機械とバキュームコンプレッサーを繋いでエアコンの配管内を1度真空にします。そして一晩放置してこのメーターの針の動きに変化が無いかチェックします。もし針に動きがあればどこからか外気を吸っているということになり、配管の途中に小さな穴が開いてしまっているか、もしくは配管同士の接続部分のシールがダメになって空気を吸ってしまっているということが考えられます(^^;)
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問題がなければこちらの冷媒(エアコンガス)を配管内に入れていきます。そもそもエアコンの冷房装置とは気化熱を利用して車内を冷やすシステムとなっています。
アルコールを手に付けると冷たく感じますよね?それとほぼ同じことがエアコン内で起こっているのです(^^♪
エアコンの効きが落ちてきたように感じる場合は「スローリーク」といってほんの小さな穴からエアコンガスが徐々に漏れているといった可能性もございます。
夏本番に向けて快適なドライブを楽しんでいただくためにもぜひお気軽にご相談下さい!

ファクトリー便り No.7

こんにちは!ウィザムカーズの新人メカニック髙橋です!
先日、ファクトリーにてウィザムカーズ・オリジナルEXIGE S V6用牽引フック&ステーの取付け作業がございましたのでご紹介致します。
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こちらがウィザムカーズオリジナルの牽引フック取り付けステーです。
LOTUS社製では牽引フックステーを取り付け時に、マフラーの脱着作業が必要になり手間と時間が掛かる作業だった為、弊社オリジナル品はマフラー脱着を必要としないデザインに変更いたしました。
隠れてしまうのが非常にもったいない綺麗な仕上がりです(^^;)
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取付け状態がこちらです。今回は今レースシーンでも主流になりつつあるTRS製Tow Loopと合わせて装着です!
取付にはディフューザーの取り外し、サブフレームに穴あけ加工等を伴いますが、最低限の加工で取付できます。
主張し過ぎない大人なEXIGEを目指される方には最高のアイテムではないでしょうか?(^^♪
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最後にオーナー様と記念撮影!ファクトリー便り初のオーナー様ご出演です!(^^♪
ご来店ありがとうございました。