先日入荷したこのパーツは、エランの室内で使用するマップランプです(正式な部品名称はCourtesy Lamp)。かなり時間の経過を感じさせる包装ですが、ちゃんと新品です。
ランプをウッドパネルに取り付けたところです。経年劣化でレンズが割れていたので、今回の整備で交換しました。クラシック・ロータスは、40年前のモデルに使用していたこんな小さいパーツでも新品が入手可能ですから、趣味として付き合うには最高のクルマだと思います。
こちらはウッドパネルの裏側です。先日レストアしたスイッチ類を取り付けました。細かい点までこだわりすぎるとなかなか完成しないので、どんどん進行させます!
JAPAN LOTUS DAYの準備です
明日はいよいよジャパンロータスデイです。台風が2個も接近中でしたが、何とか天気も回復するようです。ウィザムカーズももちろん参加します。当日はロータスカップジャパンの第5戦も開催されますので、FACTORYも忙しくなっています。2ELEVENも整備中ですが、今回は同時にカラーリングも少し変更します。明日はさらに迫力を増したWAKO’S・クラブウィザムレーシング・2ELEVENにも注目して下さい。
ELANの整備が進行中です Part.3
FACTORYでは今日もELANの仕上げ作業が進行しています。私が手にしているのは新品のダッシュボード(ロータスの部品名称はクラッシュパッド)です。前回ご紹介したウッドパネルと同時に交換して、インテリアを一気にリフレッシュする予定です。
こちらは油圧/水温のデュアルメーター。経年劣化でリングや指針が外れてしまいました。せっかく当時のSMITHS製ですので、交換ではなくOHです。
きれいに復活しました。まだまだ作業は進行中、またご紹介致します。
ELISE-S 2ZR用サイレンサー取付中です
ウィザムカーズ・ファクトリーでは、先日入荷した2ZR用スポーツサイレンサーを、早速取付中です。近年は輸入車の車検も厳しくなり、車検に適合したスポーツマフラーの開発は難しくなる一方です。開発コストも従来より大幅に増えましたので、ロータスのように輸入台数が少ない車種では、特に商品化が困難な状況です。しかし、ロータスを徹底的に楽しんでほしい!がモットーのウィザムカーズですので、様々な問題を解決し、ついに完成に至りました!
全体の形状はすでにこのブログでご紹介済みですが、写真のようにステンレス製で高品質な仕上がりです。ロータスのチューニングパーツですから、もちろん軽さにもこだわりました。
エンドパイプの形状も凝った造りになっていますが、純正に近いオーバルの2本出しですから、存在を主張し過ぎず違和感は全くありません。
気になる音とレスポンスについては、後日ご紹介致しますが、 取付直後の印象としては、アイドリング時とアクセルを踏み込んだ時の音のボリュームに、かなりメリハリが付いているなと感じました。アイドリングの静かさは特筆もので、深夜・早朝の暖気も全く気にならないレベルですが、スロットルに比例して重低音が徐々に充実していき、高回転域では実にスポーティな良い音に変わります。完成まで時間は掛かりましたが、最高の出来上がりだと思います!数量限定ですので、お早めにお問合せ下さい!
GINETTA G4車検整備
こちらのG4は車検整備でご入庫中です。ただし数年間まったく走行していない状態からの整備ですので、通常の車検よりもかなり広範囲にわたって整備が必要になりました。
例えば足回りも写真のようにサビがひどい状態でした。今回は全て分解して、消耗部品の交換、サスアームの再塗装、ダンパーやタイヤの交換を実施します。
こちらが作業中のサスアーム。サビをサンドブラストで除去し、 表面のメッキは薬剤処理で剥離しました。サビ止めの処理と塗装下地のサフェーサーが終わった段階です。ブッシュを油圧プレスで圧入後にサスアームを塗装して、足回りは完成です。
積載車活躍中 Part.2
先日ご紹介した積載車ですが、今回は長野県に納車です。ウィザムカーズの積載車は幌付きですので雨に弱い車両の輸送も問題ないのが特長ですが、それだけではありません。
左右の積載車と比較するとわかりやすいと思いますが、ウィザムカーズの積載車は荷台が完全に路上に降りる構造なので、荷台へのアプローチ角度を抑えることができます。つまり車高が極端に低いクルマでも安全に積み込むことができる訳です。
今回の納車はX-BOW、車高が低くて雨に弱い代表のようなクルマです。しかしシャシーの剛性とそれを使い切るパワーは尋常ではありません。車体の構造から細部のデザインまで、どこをどう切っても特殊なクルマです。
さらにウィザムカーズの積載車ならこんなクルマ(CAPARO-T1)や
こんなクルマや(BAC-MONO)
こんなクルマ(AEROSEVEN-CONCEPT)も納車できます。何でもご相談下さい。
ELANの整備が進行中です Part.2
ウィザムカーズファクトリーではELANの仕上げ作業が今日も進行中です。現在は内装を撤去してウッドのメーターパネルを交換中で、メーターやスイッチ類を全て取り外しました。
新品交換が可能なものは交換してしまうのがベストですが、現在では入手困難なパーツもあります。シリーズ4から採用されたロッカースイッチ類もその一つです。このように表面は退色が進んでいますが、レストアすればまだまだ使用可能です。汚れやサビを落とし接点を清掃して、スイッチ表面も磨きます。
だいぶきれいになってきましたが、もうひと手間かけて塗装してみたのが下の写真です。
指でさわる部分ですので、ちょっとこだわってゴム系の塗料を使用してみました。しっとりしたタッチでなかなか良好です。今後は計器類を整備の予定です。
消耗部品も重要です
ウィザムカーズ・ファクトリーでは、車検やオイル交換など日常的なメンテナンスでも、たくさんのお客様のロータスが入庫しています。普段はチェックが難しい足回りのブッシュなど、消耗部の点検を実施する良い機会ですが、意外とタイヤやブレーキパッドなど目立つ部分の消耗も見落とされがちです。走行性能を支える重要なパーツは、ロータスの魅力の根源でもありますので、早めに交換しておきたいものです。
例えばタイヤですが、ロータスで純正採用されているヨコハマのネオバも、汎用タイプはAD08R世代に進化しています。純正ネオバのバランスも魅力ですが、即効性のあるチューニングとして新世代ネオバへの交換はいかがでしょうか。グリップの更なる向上は既にレースでも実証済みで、サーキット派のオーナーの間では話題沸騰!! ADVAN.COMでも詳しく紹介されています。
さらに交換頻度が高いのが、エアフィルターです。ご覧のように、車検時に点検してみると、ほとんどの場合、交換が必要な状況です。
こちらも手軽なチューニングとして、純正交換タイプのエアフィルターが用意されています。 おすすめはWRCで実績を積み重ねてきたグリーン・フィルターです。モータースポーツからのフィードバックによる高性能はもちろんですが、使い捨てではなく専用クリーナーとオイルで繰り返し使用可能で、環境性能までも配慮されています。価格は¥10,500です。
KTM X-BOW入荷!
ウィザムカーズ・ファクトリーにKTMのX-BOWが入荷しました。ライトウェイト・スポーツのジャンルでは既にかなりの知名度を得ているクルマですが、実車をご覧になった方は少ないのではないでしょうか。
ボディのデザインはあまりにも情報量が多くて、ブログではとても表現しきれません。例えばダラーラ製のカーボンシャシーとサイドドロッププロテクターの間にはウィングがあり、その前方のフロントサスは、プッショロッドとロッカーアームで接続されたダンパーがボンネットに水平にマウントされていたりと、ディティールの凄さを目で追うだけでもすぐに30分ぐらいは経ってしまいます。
リアセクションもご覧のように形容がむずかしいほどのデザインですが、このクルマの魅力はもちろん外見だけではありません。フルカーボンのシャシーを採用することで車重は790kgに抑えられており、アウディ製の2Lターボエンジンはスタンダードな仕様でも240馬力、ハイパワー版では300馬力の出力ですから、ケータハムやロータスなどの強豪がそろっているこのジャンルでも、トップクラスの加速性能を持っています。
インテリアの隅々までこの独特なデザインは徹底されています。露出しているシャシー表面は全てカーボンの滑らかな仕上がりで、ステアリングなどの操作系もレーシングカーそのものの演出です。実に贅沢なコクピットですね。「次の」ライトウェイト・スポーツをお探しの方にとっては、有力な選択肢になると思います。詳細はぜひお問合せ下さい。
ワンオフ工房稼働中です
この部品はケータハムのステアリング取付用アダプターです。ケータハムのような小径ステアリングは、通常は上側2本・下側1本に配置された3本のボルトで固定されます。しかしスーパーライトの場合、純正では上側1本・下側2本と逆に配置されています。今回は純正のステアリングと追加のMOMOと、どちらでも使用できるように、6本穴のアダプターを製作しました。
アルミから切り出した段階でも十分きれいな仕上がりですが、せっかくなのでブラックのアルマイト仕上げにしてみました。スーパーライトはカーボンを多用したインテリアですので、パーツを黒で統一すると、後から追加したような違和感が出ません。
下の写真はジネッタG4のギアレバー付近です。このギアノブやシフトブーツのリングもワンオフ工房の作品です。パーツでお困りのオーナー様は、ぜひウィザムカーズにご相談下さい。何でも作ります!