2007年までのエリーゼ・エキシージで共通の悩みが、トランスミッターのゴム部分の劣化です。写真のグレーの部分ですが、使用するにつれて徐々に亀裂が進行してしまいます。一番新しい車両でも、すでに10年ですから、そろそろトランスミッターの外装部分を新品に交換しては如何でしょうか。価格は4500円です。交換も簡単です。
MINIの内装張替え
FACTORY便り No.102 エリーゼのエアコン修理
1700SS ウォーターラインリフレッシュ PART.1
今回は車検整備でご入庫の1700SSの、ウォーターラインのフルリフレッシュを実施しましたので、紹介させていただきます。
車検整備の内容の中にLLC(冷却水)の交換のご依頼があったので、早速エンジンからLLCを抜いてみると、見たことないくらい茶色い液体が出てきました。水を2~3回入れ替えた程度では、全くきれいになりません。
ホースを外してみると、サーモスタッド・ハウジングもかなり腐食が進んでいました。
サーモスタッドを外してブロック内部を見てみると、冷却水の経路は錆がびっしりでした。
サーモハウジングはウェットブラストにて清掃、見違えるようにきれいになりました。同時にラジエーターキャップも、新品に交換させていただきました。しかしサーモスタッドを取り付けてもう一度冷却水を回してみると、今度はヒーターユニットに水が回っていないことが判明、じっくりと腰を据えて、さらに原因探求を続けることになりました。
ELISE SPORT Iが最も買い時である、ふたつの理由。
LOTUSと聞いて誰もが思い浮かべる代表的なモデルといえば、言わずと知れたELISEシリーズ。その中でも最も台数が出ているのが、ベーシックな1600ccのモデルになります。
ここ最近のLOTUSラインナップを見ると、ハイパフォーマンスなモデルも次々に加わり、絶対的な速さを追求した車としてLOTUSを選ぶ方も多くなったかと思います。
しかしLOTUSを支えているファンの中でも、シンプルで軽いモデルを愛する方が多いのは今も変わりありません。それゆえ、様々なモデルを乗り継いできた玄人な方がELISE 1600を選ぶことも多く、「最もベーシックなELISEが単なるエントリーモデルではない」ということは、他メーカーとは大きく異なる点ではないでしょうか。
さて、そんなELISE 1600cc(=ELISE SPORT I)が、先日行われた価格改定でとてもお買い得になった事は既にお伝えしていますが、本日は具体的に何がお得なのかをクローズアップしてみましょう(^^
1.ELISE 1600発売当初と同じ価格
ELISE(1600)が登場したのは2010年、この時の販売価格は524万円でした。Mk2世代とは違ってエアコンが標準装備となり、より完成度が上がったELISE 1600はとくに人気のモデルとなりました。(5%→8%の消費税率アップもこの時期です)
現在のELISE SPORT-Iは発売当初は599万円だったのですが、今回の価格改定で520万円になり、ELISE 1600が登場した時とほぼ同じ価格となったんです。(因みにELISEは最高600万円の時期もありました)
2.充実の装備
さらに当初はオプションだった装備がELISE SPORT Iでは標準化されました。
・軽量スポーツシート
・ハーフレザー内装
・ブラックディフューザー
・ブラックホイール
・姿勢制御システム(Mk3初期型は未装備)
・SPORTモード
・ビルシュタインスポーツダンパー
などなど、オプションで取り付けると高価なパーツを最初から装備しており、車両価格が同じであっても内容はさらに充実している事がお分かりいただけます。
ELISE 1600の最大の魅力は「絶対的な速さやスペックではなく、車を運転する楽しみや喜びを感じていただける」点にあります。
愛車を思い通りに操る人馬一体の楽しさや快感は、決して色あせる事がありません。だからこそ、前述したようにLOTUS玄人の方にも選ばれるモデルなのだと思います。
この10年の間でも、ELISEの新車を購入するには最もお得な時期に入ったと言っても過言では御座いません!
長年ご検討していていつかはELISE!とお考えの方や、若い世代の方に是非このチャンスをご利用いただければと強く思う次第です。
ELISE SPORT Iはメーカー在庫のみとなりますのでお早めに!
MINIの納車整備 Part.3
ロータスライフのスタート!
サマーセールも残り一週間となりました!
すでに梅雨が明けたかのような強い日差しと暑さが続く毎日ですが、みなさまいかがお過ごしですか?
ロータスのニューモデルが発表されたこともあり、ウィザムカーズには新車・中古車ともにいつも以上に沢山のお問合せ・ご来店をいただく毎日です。みなさま、ありがとうございます!
ユーズドカーがお得なサマーセールも、今度の3連休で最後です。終了まであと1週間ほどありますが、ユーズドカーはどれも1台限りですから、お急ぎ下さい。ブリティッシュ・ライトウェイトスポーツカー専門店として、自信を持ってオススメ出来るユーズドカーを取り揃えております。
まだWebでご紹介できていない車両や、近日入荷予定の車両もありますから、お探しの方はまずご相談いただくのが吉ですよ(^^
ケーターハム R500 納車整備中
今回はローバーエンジン世代のスーパーライトR500の納車整備を紹介させていただきます。
まずはプレーキ周りの点検を行い、油脂類を交換をします。エンジンオイルやブレーキフルードはもちろん、M/TオイルとD/Fオイル、LLCも交換します。この車両のローバーエンジンも、積まれてから15年になりますので、圧縮の測定やヘッドガスケットの抜けがないことなども点検していきます。幸いこちらの車両は全気筒の圧縮が17psiでそろっていましたので問題はありません。
ベルハウジングと一体化したオイルタンクの直前にディストリビューターが設置されていますので、上部の筒になっている部分を一緒に取り外して点検を行います。ディストリービューターキャップ、ローター、プラグコード、プラグなども点検し、異常がないか確認します。
ローバーエンジンでは点検が欠かせないタイミングベルトですが、もちろん新品に交換します。
同時にテンショナープーリーも交換していきます。
かなり傷んでいたセカンダリオイルポンプ用のベルトとオルタネーターベルトも新品に。
今回はお客様の要望でアラゴスタの2wayダンパーを取付しましたので、ホイールアライメントも計測・調整しました。
究極ともいえるハイパフォーマンス・モデルですから、各部の点検は徹底的に実施しました。非現実的なまでの加速をご堪能頂きたいと思います。
セブン・スプリント 細かな変更点
いよいよ入荷が始まったセブン・スプリントですが、細かな変更点がいくつかありましたので、ご紹介です。まずはステアリングですが、ウッドのモトリタという点は同一ですが、センター・モチーフが違っています。以前展示したプロトタイプではモトリタ汎用の黒いプラスチックだったのですが、入荷してきたスプリントでは、きれいにポリッシュされた金属製のものがついています。
しかも中心には「Seven Sprint」の刻印まで追加されています。プロトタイプでも十分に良い雰囲気だったのですが、そこからさらにモディファイを徹底する姿勢がうれしいですね。ちゃんとKEY-FOBも専用品が用意されています。本当にコストを度外視したような限定車だなぁと感心してしまいました。