ELISE-Mk1徹底整備のご紹介③ラジエター交換

P1010635

ELISE  Mk1徹底メンテナンスのご紹介、今回はラジエターの交換作業です。
canvasflw

エリーゼ・エキシージはMk1世代から最新モデルに至るまで、全てミッドシップに配置されたエンジンを冷却するためのラジエターが、フロントセクションに配置されています。普通の自動車とは違い、図のようにラジエターは水平に置かれています。冷却効率だけではなく、万一の衝突時には衝撃吸収構造としても機能する優れたデザインといえます。しかし初期のモデルではラジエターからの冷却水の漏れ・滲みの現象が発生することがあり、ラジエターや周辺のホースなどの交換が必要になります。

P1010746

ラジエター交換作業は、フロント・クラムシェルの脱着から始まります。エリーゼ、エキシージのボディはFRPで一体成形されていますので、写真のように大がかりな脱着作業が必要になります。

P1010747

フロントクラムシェルを外すと、ようやくラジエターが見えてきます。手前にあるドライビング・ランプがマウントされているところは、ラジエターへの導風を兼ねたトンネル状の構造物で、その名もクラッシュ・ストラクチャーという名称の部品です。グラスファイバー製の軽量な部品ですが非常に頑丈な構造で、万が一の衝突時にはフロント・クラムシェルやこのクラッシュストラクチャーが破損しながら衝撃を吸収することで、ドライバーを衝撃から守ります。

P1010786

ラジエターと取り外すと、正面からの衝撃に備えるため配置された、クラッシュ・ストラクチャーの形状がよくわかります。進行方向にリブが配置され、ダメージを上手に受け止める構造です。この設計は1995年デビューのELISEから最新のEVORAまで共通しています。

USED CAR納車整備のご案内

ウィザムカーズのUSED CARをお選びいただくお客様に大変満足していただけているのが専門店ならではの納車整備になります。日常の快適なカーライフをお送りいただくことはもちろん、スポーツ走行も視野に入れたプロショップだからこそできる”コンプリートメンテナンス”が、弊社の何よりの強みです!

只今ストアショールームでは、先日ご成約いただいたアーデントレッドELISE-Sの納車整備を行っております。

1-2013-06-22 13.54.36

この時期、皆さん心配になられるのがエアコンの調子です。
エアコンガスのスローリークは見つけることが難しく、手間の掛かる作業です。もちろん、弊社ではメカニックがガス圧をしっかりチェックし 、完全な状態でオーナー様にご納車いたします。

このような一般的な整備はもちろん、専門店だから気が付くプロの目で、良質なUSED CARをお届けいたします。

近日中に、ELISE・TOYOTAエンジンのUSED CARが3台入荷いたいます。詳細情報を、お楽しみに!!

2zzエンジンのチェックポイント

2004年から採用されたトヨタ製の2zzエンジンは信頼性・耐久性が高く、 ロータスのオーナー層の拡大に大きく貢献した訳ですが、初期の車両は登録からそろそろ10年ですので、いくつかメンテナンスが必要な箇所が出てきました。

wp01

この写真はエリーゼに搭載されている2zzエンジンの、プーリー部分の写真です。オルタネーターやエアコンのコンプレッサーをベルトで駆動している部分ですが、中央のプーリーがウォーターポンプです。

wp015

拡大してみると、プーリーの回転軸からエンジンの冷却水がもれて、ウォーターポンプを固定しているボルトの頭の周辺まで流れてきているのがみえます。最近整備でご入庫する2zz系のロータスに、この症状が増えてきました。どうやら数少ない2zzのウィークポイントの一つと言えそうです。

wp02

これがウォーターポンプの内部です。外側のプーリーがベルトで回転することにより、内部の9枚のブレード(インペラ)が冷却水を循環させています。エンジンの熱をラジエターに送り、エンジンのオーバーヒートを防止する重要な部品ですから、早めに交換しておきたいところですね。「最近冷却水が微妙に減ってるなぁ」という方は、ぜひご相談下さい。

USED CAR ご成約ありがとう御座います。

50
先週入荷情報をUPしたばかりのELISE-Sスターライトブラックが、本日早くもご成約頂きました。誠にありがとう御座います。
今回もスペシャルショップこその安心感を評価していただきご成約を頂きました。
納車を楽しみにお待ち下さい。

現在TOYOTA系エンジンの中古車は非常に人気があり、入荷の連絡を待っている方が多いホットなモデルとなっています。近日中に2ZZエンジンモデルの111R・ストームチタニウムも入荷予定です。是非お探しの方はお気軽に弊社スタッフまでご一報下さい。(原田)

LOTUSライフの始まり。

witham cars

一昨日、ELISE 111Rがご納車となりました。今となっては手に入りにくくなったポーラーブルーは、光を浴びると穏やかな輝きを放ち、陰影の美しさは見惚れるほどです。
上品なカラーリングに元気で頼もしい2ZZエンジン!このギャップがいいですね。
熱心に納車説明を聞かれるオーナー様の姿には、ELISEへの情熱が感じられました。

いよいよLOTUSライフの始まり、今後ともよろしくお願い申し上げます。

運命的なUsedCarとの出会いを求めていらっしゃるLOTUSファンのお客様は、ショールームに足をお運びいただくと、未公開入荷情報もお伝えできるかもしれませんので、どうぞお気軽にご相談くださいませ。

スーパーライトR300がご納車になりました!

本日CATERHAM・SUPERLIGHT R300がご納車となりました。

R300

イメージどおりの車両が仕上がるまでに長らくお待たせいたしましたが、真っ赤なボディに白いラインがスポーティで、バケットシートやカーボンパーツとの相性も完璧!幌を格納したフードバッグもスタイリッシュです。

オーナー様は今までも国産スポーツカーでサーキット走行を楽しんでこられたそうですが、超ライトウェイトなR300で、ますます心が躍るモータースポーツライフを楽しまれることでしょう。

クラブウィザムのイベントにもご参加いただき、更なる楽しみを見つけていただけたら嬉しいです。今後ともよろしくお願い申し上げます。

ELISE-Mk1徹底整備のご紹介②消耗品交換

100_1716

先週ご紹介した、エリーゼMk1世代のリフレッシュ整備の続報です。この写真はシャシーから取り外したサスアームの先端部分です。ウィッシュボーンアーム先端部に圧入されている、ボールジョイント部をクローズアップしてみると、可動部分の防塵のためゴム製のブーツが装着されているのですが、このように亀裂が生じてきます。

100_1718

取り外したボールジョイントと新品を並べてみました。もちろんブーツの亀裂だけではなく、内部の磨耗によるガタや、動きの渋さも見受けられます。

447

これはサスアームとシャシーとが連結される部分に使用されているブッシュです。こちらも劣化が進行すると、サスアームとシャシーが直接擦れ合う状況になってしまうので、注意が必要な部分です。

P1010693

前後のサスペンションが完全にバラバラになりました。ダンパーやブレーキローター、ハブベアリングなど、足回りには定期的な点検や交換が必要な箇所がたくさんあります。

P1010700

サスアームへのボールジョイントやブッシュの圧入は、プレス機を使用して慎重に行います。エリーゼ1台に使用されているボールジョイントは、トーリンクも含めると 12箇所、ブッシュは18個になります。

333

サスペンションをくみ上げた後は、インナーフェンダーや周囲の部品も清掃して足回りの作業は完了です。気になるのはブッシュやボールジョイントを交換してリフレッシュした後のドライブフィールですが、「新車の時の感触が戻って来た!」というのがオーナー様の共通の声です。エリーゼのアルミ接着シャシーは、軽量で高剛性という点だけが特長ではありません。10年や20年では剛性の低下が全く感じられず、消耗品の交換だけでキレのあるハンドリングがたちまち復活してしまいます!一生でも付き合っていける、クルマ趣味の理想的なパートナーなのではないでしょうか。

ブリティッシュトラックデイの受付を終了致しました。

7月7日(日)に開催のブリティッシュトラックデイは、大変ご好評につきエントリー受付を終了致しました。沢山のお申込をいただき、誠にありがとうございました。
エントリーいただいた皆様には、追って詳細をご案内致します。

また、今回ご参加いただけなかった皆様には、毎月クラブウィザムのイベントをご用意しておりますので、今後ともよろしくお願い申し上げます。

ブリティッシュトラックデイ・エントリー締切間近です!

7月7日(日)開催のブリティッシュトラックデイ、早速沢山のお申込をいただき誠にありがとうございます!
大変ご好評につき、エントリー枠があと残りわずかとなりました。

BritishTrackDay

定員になり次第、受付終了となりますので、お早めにスタッフまでお問い合わせくださいませ。

ブリティッシュトラックデイ概要はこちら

ブリティッシュ・トラックデイを開催致します!

7月7日(日)、筑波サーキット(TC2000)にて開催されるJCCA筑波ミーティングにて、今回で2回目を迎える『クラブウィザム・ブリティッシュ・トラックデイ』を開催致します!

クラブウィザム・ブリティッシュ・トラックデイとは・・・、
サーキットの経験は浅いけど、スポーツカーをもっと楽しみたい!レースに憧れる~っ!
でも本格的なレースはちょっと・・・。という方におすすめのレース形式の走行会です。

withamCars

なんといってもブリティッシュ・トラックデイの醍醐味は、
『予選とグリッドスタート!』。通常の走行会では味わえない、「予選」の緊張感と、グリッドスタートのドキドキを体感することができます。

レースのような流れと雰囲気を楽しんでいただくことが出来ますが、ここはあくまでもクラブマンレースの雰囲気を楽しんでいただく為の走行会。
クラブウィザムのLOTUS・CATERHAM・GINETTAなどのオーナー様がそれぞれのペースで楽しむ走行会ですので、順位は重要ではありません。

しかし、せっかくのレーススタイルなのでもちろん表彰式もやります!しかも、コース上に愛車を止めてのシャンパンファイト!。これはもう最高の瞬間ですね。
もちろん、サーキット走行の経験が浅い方から優先的に受付をさせていただきますので、表彰台に上がることも夢じゃない!です。

withamCars

予選:  15分間
決勝:  15周
参加費:  35000円
※レース形式の走行会で、グリッドスタートとなりますが、ライセンスなどは必要ありません。
特別なレギュレーションは設定していませんが、ラジアルタイヤのみのエントリーとし、Sタイヤでのエントリーは出来ません。

お申込締切りは6月20日(木)です。クラブウィザム・メンバーならびにレース経験の少ない方を優先にさせていただきます。
定員になり次第受付終了となりますので、お早めに、またお気軽にスタッフまでお問い合わせくださいませ。

皆様のご参加をお待ちしてます!