
明日4月9日は富士スピードウェイにて日本クラシックカー協会の主催による富士ジャンボリー2017が開催されます。様々なカテゴリーのレースが予定されていますが、最も注目を集めるヒストリック・グランプリに、クラブウィザム・レーシングから、2台のG4が参戦します。

ヒストリックGPはロータスやポルシェ、さらにGT40やジャガーなど60年代にサーキットを彩ったレーシングカー達が、コース上で往年の熱い走りを再現する見応えたっぷりのレースです。

すでに内藤メカニックのブログでもご紹介していますが、ウィザムカーズ・ファクトリーでは、このレースに最高のコンディションで臨むため、連日2台のジネッタの整備が続いてきました。

今回も#65のG4は弊社代表の篠原が、#66はクラブウィザム・レーシングのお客様がドライブします。コルベットやロータス、GT40等そうそうたるライバル達を迎え撃つ2台のジネッタの活躍に、ぜひご注目下さい。

GINETTA G4レースシーズンに向けてメンテナンス中 part2
今回は先日紹介したジネッタのレース準備の続きです。

まずはドライサンプのサンプパンを外していきます。最近のエンジンのオイルパンは液体ガスケットを塗るだけで大丈夫ですが、ケントエンジンのオイルパンにはコルク製ガスケットが使用されています。

こちらが新品のコルク製ガスケットです。使用している間に少しづつ痩せていってしまうので、オイルがにじみ始めてしまった時にはネジを増し締めをする必要があります。この他にもロータスT/Cはカムカバーに、ケントエンジンではタペットカバーに、コルク製のガスケットが使用されています。

フライホイールの奥にあるクランクシャフトのシールキャリアを取り外していきます。クランクシャフトの右上に見えているのはジャックシャフトです。ツインカムヘッドに換装される前にはカムシャフトとして使われていたパーツですが、現時点ではこのシャフトの役目は多くてもメカニカルポンプとディストリビューター、オイルポンプの駆動のみになっています。

そして、今回のクラッチ交換の原因でもあったクランクのオイルシールです。やはりここもすんなり交換して作業終了という訳にはいきません。シールキャリアのセンター出しをしっかり行わないと、オイル漏れが再発してしまいますので、1/100mm単位で調整を繰り返し固定します。

こちらはフライホイールとリングギアです。ここもやはり最近の国産車の場合、フライホイールとリングギアがアッセンブリパーツとして供給されますので、多くてもクラッチカバー用のノックピンの圧入作業のみですが、こちらはリングギアの焼き嵌めから行わなくてはいけません。

焼き嵌めを行ってから、リングギアの周り止めの為に一手間加えます。

熱を加えすぎて歪まないようにしつつ溶接で固定します。こちらも重量バランスが崩れないように注意しながら、必要最低限の量で済ませます。

オイルパンを取り付ける前の腰下の画像です。画像だけでは50年以上も前に設計されたエンジンとは思えないですよね。このエンジンがジネッタに搭載されたのも50年近く前でしょうから、本当にすごいエンジンです。
次回はクラッチの取り付け作業をご紹介したいと思います。
GINETTA G4レースシーズンに向けてメンテナンス開始!
今回は4月から始まるレースシーズンに向けてGINETTA G4のクラッチ交換作業を行っていますので紹介します。

今回作業するのはLOTUS T/Cを搭載しているこちらの車両です。まずはクーラントを抜いてラジエーターを外していきます。

フューエルラインとキャブレター、その下にあるスターターモーターを取り外して、

オルタネーター、エキマニ、ドライサンプのオイルホースを外せば、エンジンを降ろす準備は完了です。

エンジンマウントのボルトとベルハウジングとエンジンを連結しているボルトを外したら、エンジンクレーンを使用してエンジンを降ろしていきますが、なかなか簡単には進みません。エンジンを回転させつつ、ミッションの位置を動かして、何とかエンジンの取外しが完了です。

こちらの画像はケントエンジンのエンジンブロック用に作られたスタンドです。とても丈夫なつくりで、作業用途だけでなく、エンジンを単体で飾っておくことにも使えそうです。
次回からはクラッチと、その周辺パーツの交換作業をご紹介していきたいと思います。
サーキットサポートin袖ヶ浦

今日はお客様のサーキット走行のサポートで、袖ヶ浦フォレストレースウェイまで行ってきました。天気は快晴!心配していた寒さも和らぎ、絶好のコンディションとなりました。

私自身はレースイベントは何度も現場に足を運んでおりますが、今回のようなプライベートなサーキットサポートは参加する機会がなく、ピットでのスタッフの動きを初めて目にすることができました。弊社のメカニック内藤のメンテナンス作業やドライビングアドバイザーとしての篠原のサポートにより、お客様のタイムもどんどん向上し、ドライビングが洗練されていくプロセスをじっくり観察することができましたので、またブログで詳しくご紹介したいと思います。楽しみにお待ち下さい。

ドライバーも大きな手応えを感じることができ、大満足のご様子でした。
来シーズンの活躍も期待してます!(竹)
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Ginetta G4オリジナル・ロールバー製作

ヒストリックGPなどで活躍中の1967 GINETTA G4へロールバーを新たに製作いたしました!
オーナー様は数々のヒストリック系のレースに参戦しながら改良を重ね、好みのG4を仕上げて参りました。
そして今年の最終戦として袖ケ浦フォレストレースウェイで開催されるサイドウェイ・トロフィーに標準を合わせ、60年代英国サーキットで活躍したG4を思い描けるようなワンオフ・ロールバーを製作しました。

まずは、全体のデザインを決め、設計通りの曲げ加工を施したSTKM曲げ材に仮溶接で車両との固定部を取り付けます。
寸法を合わせて曲げ材を結合していくのですが、溶接での歪みを考えながら、すこしづつ、なるべく熱の入らないように点付け溶接していきます。

作業台で仮組みして溶接、車体に固定してはまた溶接と、手際よく次々と仮溶接が施されていきます。

だいぶ形になってきた様子です。
ドライバーの身長に合わせ追加バーや補強の為のダイヤゴナルバーをセットしていきます。全体のフォルムが見えてきましたね。
因みに、ロールバーなどの溶接モノの製作者は篠原が担当です。

そして、車に取り付けては様子をチェックし、取り外しては溶接をする作業が淡々と続きます。完成図を頭に描きながら黙々と進めていきます。

こまかい調整は車体にロールバーを取り付けながら作業を行います。
もちろん、TIG溶接ですが、スパッタシートを使いボディーへのダメージが無いよう万全の状態で作業しています。

仮組状態の完成です。
安全面を考慮しつつ、ヒストリックレーサーの佇まいを大事にしたいコンセプトはキープした形状になりました!
ここから先は本溶接、そして塗装を施して完成に至ります。

ジャジャーンどうでしょう?
60年代のクラブマンレーサー風に完成です。
オーナー様(左)も仕上がりに大満足の模様。しばらくの間FACTORYで愛車をニンマリ眺めていました(^^♪
GINETTA G4オーナーの原田も、オーナー様に喜んでいただき、テンションMAXです。
もちろん、篠原にMy G4のロールバー製作を依頼したのは言うまでもありませんね(笑)

追伸 ポリッシュタイプのウォルプレスミラーをボディー同色に塗装し、更にクラシックが増しまし◎!
小技として個人的にメモを残しておこう(^^♪
サイドウェイ・トロフィーでの活躍を楽しみにしています!
休日ツーリングに行って参りました!

私のG4と同じ日に納車されたSEVENオーナーのツーリングに、同行させていただきましたのでレポートいたします!
今回G4はペダルポジションの変更を行ったので、前回以上に楽しくG4をドライブ出来るはず!そのテストも兼ねたドライブです。集合場所は奥多摩湖畔の駐車場。天候は晴れてはいるものの、前日夜に降った雨のせいで路面が乾いておらず、気持ち良く走れるか少し不安を抱えてのスタートとなりました。

まずは、奥多摩湖~柳沢峠を目指します。
ここは比較的走り慣れたルートなので、濡れた路面も気にせずアクセルを踏んで楽しむ事が出来、朝一からテンションが上がります。学生時代からドライブに行くなら奥多摩!と言った感じで昔は頻繁に遊びに来ていましたが、昔と比べると道が変わりましたね。特に山梨側は全くの違う道のようです。

柳沢峠頂上でひと休憩。これも超定番です(^^♪
雲一つない青空が広がり、峠からの眺めは絶景でした!
実は当初の予定では頂上で折り返して帰路につく予定だったのですが、あまりの天気の良さとG4の楽しさに、このまま戻るのは勿体ない!と言う事になり、ひと休み後に前述した山梨に向かってルートをとります。

柳沢峠~フルーツパーク
山梨側に降ると天候が一転、霧に包まれてしまいせっかくの晴天ドライブが・・・・

と、思ったら盆地ならではの風景で、雲包まれた道を走っていたんですね。
フルーツパークでは甲府市内にかかる素晴らしい雲海を眺めることが出来ました。



山梨側から見た富士山がとてもきれいだったので、もっと近くに見に行こう!(笑)
そんな一声で山梨市街を抜けて本栖湖、河口湖、山中湖とはしごし、これまた定番のほうとうでお腹を満たしました。

そして、道志道を利用して帰路につきます。
距離は計測していませんがドアtoドアで350キロ位でしょうか?朝だけの短距離ツーリングの予定が天候とドライビングの楽しさでまる一日走って楽しんでしまいました。家に付く頃にはぐったり。でも心地の良い疲れです(^^♪
肝心なペダルポジション変更後のインプレッションをお伝えするのを忘れるところでした(^-^;
まずブレーキのタッチがとても良くなり、さらにアクセルペダルの位置と形状を変更した事で、ほぼ完璧に近い状態になりました。ペダル位置によるストレスが無くなったことでドライビングが2割増しで楽しくなったので、本格的な冬が来る前にまたドライブに繰り出したいと思います!!
また誘って下さいね~(原田)
2016オータム・ラリーにてG4デビュー

10月16日(日)に開催したWitham Cars秋の恒例イベント「オータム・ラリー」にGINETTA G4で参加して参りました!
と、いつものトーンでツーリングのレポートをしようと思いましたが、G4で参加する為のイベント前準備&整備が楽し過ぎた為、イベント前レポートをしたいと思います(^^♪
G4の購入、イベント参加が決まったのが約10日前、、、
その時点では車検すら切れている状態でした。そして、車両の状態は数年間動かしていなかった為、まずはイベント当日をリミットとしたリフレッシュ作業が開始される事となりました!

笑顔が清々しい新人メカニック原田(笑)
ではなく、STORE店長である私(原田)もツナギ姿で作業に奮闘します。
約1週間はツナギ姿でFACTORYにこもっての作業が続きました。

もちろん弊社連休の定休日も、パーツが届くとなれば返上して作業をすすめます。
またこの種の車の整備は思うように進まないことが多く、夜遅くまで作業に没頭しました。
ある日は濃野メカニックに手伝ってもらい、そしてある日はパーツ製作をお願いしました。内藤メカニックは長年蓄積された誇り汚れを弊社中古車基準までリフレッシュしてもらい、工具マニアの柳メカニックには手より工具によるサポートを!(笑)

欲しいパーツがあれば的確にパーツを確保してくる小林フロントマン。
忘れてはいけないのが私がメカニックになっている期間にSTORE留守をお願いしたSTOREスタッフ!
本当に頼もしいスタッフが揃っている事に感謝。

すっかりツナギ姿も板についてきたイベント前日に、無事リフレッシュプラン第1弾が終了しました。
ツーリングで1日G4を楽しんで、そこで感じた事を元に自分に合った車造りを第2弾として行っていきたいと考えています。
これがまた楽しくもあり、車遊びの醍醐味でもあると私は思います。

ヒストリック系の車両を探す場合どうしても完全にレストアされた車ばかりに目が行ってしまいますが、その様な車は勿論高額になりがちです。今回のG4のようにリフレッシュ前の車両を予算に応じて造り上げていくのも自分好みの1台になり楽しいものです。身をもって感じた作業となりました。(原田)
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ご成約ありがとうございます

本日は2台のUSED CARをご成約いただきました。誠にありがとうございます。
1台は入荷速報にもご案内できなかった程の早さでご成約いただいた、SEVEN1600CLASSIC。以前よりCATERHAMをご検討いただいていたお客様に入荷後タイミング良くご来店いただき、とても綺麗な車両だったのでその場でご注文となりました。
そしてもう1台はGINETTA G12。数々のライトウェイトスポーツを乗ってこられたお客様が、より楽しい車を探され、弊社G12にへと辿り着いたそうです。
どちらのお客様も趣味性の高い車両と、ある程度年数の経過したUSED CARと言う事で不安もあったようですが、それ以上に今後のドライブや車を中心とした生活が楽しみとの事です。
USED CARは出会った時のフィーリングが大事ですから、きっと素晴らしいカーライフが待っていることでしょう。弊社もそのお手伝いをさせていただきますので今後ともよろしくお願いいたします。
シルバーウィークのユーズドカーキャンペーンも中盤戦となりました。是非期間中に皆様のご来店をお待ちしております。(原田)