用意したロールケージを仮組みした状態で、ヘルメットをかぶって乗車してみると一つ問題があることが判明しました。
ドライバーの頭上のパイプの位置が中央に寄っているせいで、ヘルメットをかぶった状態ではバーと頭が干渉してしまうのです。
上部の隙間から乗り降りするため、余裕がないとドライバーチェンジの際のタイムロスにも繋がりかねません。そこで下の写真のように曲げ加工を施したパイプを新たに溶接し、頭上のクリアランスを確保します。
溶接や金属加工など、素人目には時間がかかりそうな加工やパーツの製作も手際よく進んでいきます。
ロールケージの取付部分は、車両に合わせて製作。SEVENのシャシーにはロールケージのためのネジ穴が標準で開けられており、ボディパネルの穴あけのみで取り付けが可能です。
加工後はパッドを装着しても十分なクリアランスが確保出来ました(^^
SEVEN 160 K4GPマシン シェイクダウン
SEVEN 160 K4GPマシン製作 2
次の日曜日にせまったテスト走行に向けて、K4GPマシンの製作が急ピッチで進められています。
160が発売された頃から、フロントキャリパーがガーリングからエリーゼと同じアルミのAPになり、固定もラジアルマウントに変更になったのですが、出荷状態のマウントボルトは取り外しに少々苦労する程のネジロック剤で固定されています。これを一旦外してタップでネジ穴を綺麗にした上で、適量のネジロック剤を塗布して組み直します。
他にも分解しやすさを考慮したホース類の固定方法の変更など、素早く分解・組みつけが行えるようにしておくことで、トラブル発生時のタイムロスを減らすことが出来ます。
7時間に及ぶ耐久レースですから、何が起きるかわかりません。緩み兼ねないボルトのワイヤリング、液漏れの対策など、トラブルの種になりそうな箇所を徹底的に潰して行きます。様々な可能性を考慮しながらレースカーを作ることが出来るのも、今までの多くのレース参戦経験があるからこそです。
レースというとエンジンをチューニングしたり、サスペンションを強化するようなイメージがあるかもしれませんが、それ以上にこのような地道な作業の積み重ねが重要となってくるのです。
SEVEN 160 K4GPマシン製作スタート
既にSAITAMA店のブログで原田がお知らせした様に、Club Witham Racingは今年もK4GPに参戦いたします。
さらに今年は新たなマシンでの参戦です!ベースとなるのはこちらのCATERHAM SEVEN 160。
2016・2017のK4GP参戦で、SEVEN 160のポテンシャルの高さは十分に証明されていますので、最小限のモディファイで望みます。
FACTORYでは本日よりマシンの製作がスタートしました。モータースポーツチーフメカニックの内藤を中心に作業が進められております。
マシン製作の詳細は追ってご紹介いたしますのでお楽しみに!
GINETTA G4 レース前点検
現在、12/3に行われる「SIDEWAY TROPHY」参戦車両のGinetta G4のメンテナンスが進行中。SIDEWAY TROPHYは「当時のモーターレースを再現する」というコンセプトで行われるヒストリックカーレースです。
こちらのG4は先月エンジンO/Hを終え、慣らしが終わったばかりの状態です。慣らし後、初のサーキットとなる為、エンジン周りも含めて念入りに点検していきます。
サーキットにおける車体への負荷は想像を超えるものです。レース前点検・整備では足回り・ブレーキまわりは神経質なほど入念に。今回はブレーキキャリパーのオーバーホールも行いました。
日本のレースではSタイヤが主流ですが、英国におけるFIAのヒストリックカーレースではダンロップ レーシングタイヤ(バイアス)の使用が常識です。SIDEWAY TOROPHYでは本場英国にならい、ダンロップレーシングタイヤの装着が義務付けられているため、G4もダンロップ CR65に交換して望みます。Witham Carsではこのような入手しにくいタイヤも扱っておりますので、ご相談下さい。
SIDEWAY TROPHYまであと3日。レースに集中していただけるよう、万全の状態に仕上げたいと思います。
日光サーキットの走行会に行ってきました!
昨日も速報でお伝えいたしましたが、日光サーキットで開催された走行会に行ってきました。
朝は小雨が降り、ウェット路面からのスタートとなって少し不安でしたが、お昼頃からはドライとなり、両方のコンディションで走行できたので、実は貴重な体験だったのではないでしょうか?
日光のようなショートサーキットでは1本の走行枠は短時間ですが、今回は全部で5本もありますので大満足です!
暑い中、汗をかきながら夢中で楽しんでるのが伝わってきますね。
走行の合間にはみなさんでタイムを見せ合ったり、走り方を話し合ったりで盛り上がりました。
詳しいレポートはまた後日アップいたしますので、お楽しみに!
みなさん暑い中お疲れ様でした。またのご参加お待ちしております!
日光サーキット走行会開催中
本日は日光サーキットにて走行会を開催しております。会場から写真が届きましたので、ご紹介しましょう。現地からの連絡によると、朝の段階では天気は雨でコース上はウェットの状況とのことです。
しかし雨をものともせず、参加者の皆様は続々とコースイン!
周回を重ねる毎に少しずつ路面も乾いていき、タイムも向上しているようです。
日光サーキットは1周が1kmほどの小さなサーキットでスピードも控えめですから、未経験者の方でも気軽に参加しやすいと思います。ウィザムカーズでは初心者の方でも楽しみやすいモータースポーツイベントを、色々と企画・開催しております。せっかくのロータス、ケータハムですから、たまにはサーキット走行を体験してみてはいかがでしょうか。ぜひお問い合わせください。
ドライビングアカデミー in 富士スピードウェイ!
イギリスより part2
弊社Blogをご覧頂き、有難うございます。
4月に入り春本番と思っていたら、もう1年の三分の一が終わり吃驚している今日この頃ですが、皆様如何お過ごしでしょうか。
と、本日は前回もご案内しましたが現在イギリス出張中の弊社代表篠原より、その後の報告が参りましたのでご紹介したいと思います。
Well what can I said my 24H Endurance Race in Silverstone is over ,It would be not possible finish on the line . Unfortunately my buddy had a accident and 23h 5 min over … So today had highs and lows, but it was a great race and absolutely great team were fantastic! We will be back again !
数えきれないドラマがありました。残念ながらの残り1時間の所でチームメイトが他車と接触。
クラッシュと共に修理不可能な大きなダメージを負ってしまい、そうして僕らのシルバーストーン24時間ツーリングカー耐久レースが終わりました。
残り55分…
同じメンバーで必ずここに帰ってくることを誓い合い、忘れることの出来ない23時間5分となりました。
本当に素晴らしいチームでした。たくさんのメッセージありがとうございます。僕らのチャレンジングは必ずここに帰ってきます!
イギリスから
いつも弊社Blogをご覧頂き、有難うございます。
寒暖差がはげしく、体調を整えるのが大変ですが、皆様如何お過ごしでしょうか?
本日は 4月2日 年に一度の一大イベント!
『JAPAN LOTUS DAY 2017』が富士スピードウェイで行われております。
ご参加の皆様は、昨年の分まで楽しんで下さい!
と、それとは別に本題ですが、現在英国・SILVERSTONE 24時間耐久レースへの参戦中の弊社代表 篠原より写真とメールが参りましたのでご紹介したいと思います。
Silverstone Circuit is absolutely fantastic , never driven such a hi-speed corner ! also never drive so massive dark … Yesterday was qualify , we got P4 , pole in the class !! Great job Tom 🙂
もちろん雨の多いこちらの、いわゆるブリティッシュ・ウェザーに備えてウェットラインもしっかり学習。万全の体制でレースに備えます。夜間プラクティスも走行しましたが、とにかく暗いのなんのと、目を閉じて走っているのと同じフィーリングです。

昨日の予選は、4番手、クラスポールを獲得しました!。