CSR350のご紹介

dd1

先日入荷したばかりのCSR350です。まず目を引くのはそのワイドなボディですが、同一の幅を持つシリーズ5シャシー(SVシャシー)と違い、4輪独立懸架になっている点が違います。さらにトレッド幅もシリーズ5シャシーよりもさらに拡張されているのですが、足回りに関しては何度もご紹介していますので、今回はインテリアに注目したいと思います。
dd2

これがCSR専用オプションであるインテグレーテッド・モジュラーダッシュボードです。通常のセブンのメーターパネルとは全く違うデザインですが、実際に運転してみると、このカタチ自体が機能であることに気が付きます。ステアリングの位置やメーターの表示を確認する時の視線の移動など、違和感なく自然に運転することができます(違和感を感じてこそのセブンという見方もあるとは思いますが)。またシートを囲むように配置されたフレームは、シャシー剛性や乗員保護の点でも効果があります。独立式のリアサスとこのインテリアがもたらすCSR独特の運転感覚は、セブンもどんどん進化しているんだな、と感じさせてくれます。週末はぜひケータハムさいたまにご来店下さい。

ワッツリンクとは

最近ケータハムのサスペンションについてのご紹介が連続していますが、今回はワッツリンクです。これでケータハムのリアサスはコンプリートです!
ws1

これがワッツリンクという部品です。当然この写真ではわかりにくいと思いますが、取り付けられた状態が、下の写真です。
ws2

ドディオンチューブの前後方向の位置決めをするためのリンクなのですが、前方向からだけではなく後ろからもリンクで規制することにより、ドディオンチューブの上下動が円弧のような軌跡にならず、より直線的な上下動になります。サスペンションのストロークの際に生じる微妙なホイールベースの変化を 、完全に打ち消す効果があります。
ws3

上の写真が通常のドディオン・サスです。もちろんこの仕様でもセブンならではの走りを楽しむには全く不足はありませんが、サーキット走行もお考えの方には、フロントのワイドトレッド化とリアのワッツリンクの組み合わせがおすすめです。

CSRのリアセクション

今日はCSRの整備と清掃をしています。
01

前回フロントのプッシュロッドサスペンションを紹介しましたが、CSRと言えばこの特徴的なシリーズ6シャシーのリアセクションも見所のひとつです。

スーパーセブンのリアセクションと言えばリジットかドディオンが一般的ですが、CSRはダブルウィッシュボーンで、かなり凝った造りになっています。

普段は大きなサイレンサーに隠れてしまっていて見ることができませんが、見る機会のある方は是非覗いて見てください。ケータハムの造る芸術的なサスペンション構造をご覧頂けると思います。

SEVEN160 モディファイ計画進行中

013
原田@FACTORYです。
SEVENには8スポークのアルミホイールがよく似合う!と、言う事でフィッティングしてみました。
ほほーう。思ったとおりにカッコよくなりました(^^♪
個人的にはSEVEN用のコンポモーティブホイールのデザインも好きですが、最初の1セット目は王道8スポークで決まりですね。
014まだ詰めなくてはいけない部分はありますが、方向性は固まってきたので動きがあり次第ブログにてご案内致します。
お客様向けのSEVEN160デリバリーが始まるころには、色々楽しい事になりそうです(^^♪

ドディオン・サスペンション

3001

先日SEVEN160のリジッド式のリアサスペンションをご紹介致しましたが、むしろドディオン式を説明してほしい、とのご要望がありました。ちょうど納車整備が進行中のセブンがありましたので、写真を撮ってみました。下の写真が、ドディオン式のリアサスを下から見上げたものです。
3003

リジッド式との最大の違いは、デフがリアアクスルから分離して、シャシー側に固定されている点です。ドディオンチューブはリアのトレッド幅を固定し、Aフレームがドディオンチューブの左右の動きを規制する構造です。バネ下重量が大幅に軽くなり、路面の追従性が向上しています。部品点数が少なく、サスのストロークに伴うキャンバー角の変化が無いこと等メリットが多いので、現代でも小型車を中心に採用されています。
3002

ドディオンチューブの横方向はAフレームで規制しますが、前後方向はトレーリングアームで位置決めしています。上の写真で右からのびている黒いアームがトレーリングアームです。ロータスからセブンの生産を引き継いだケータハム社が最初に実施した改良が、このドディオン・サスの採用です。セブンが今日まで世界中のエンスージアストから支持され続ける理由の一つが、この改良だったと思います。セブンのリアサスは、さらにこの後ワッツリンクへと進化するのですが、またブログでご紹介したいと思います。

SEVEN160リアサスペンション

srs2

週末のSEVEN160展示会には沢山のご来店を頂きまして、ありがとうございました。SEVEN160は日本では軽自動車として登録されますが、セブンらしさは全く損なわれていないということを実感できたお客様からは「どこが今までと違うの?」というご質問も多かったと思います。トレッド寸法やタイヤサイズ以外はほとんど同一のシャシーなので、セブンのDNAはしっかり継承されているのですが、見た目で分かりにくい相違点がリアサスペンションの構造です。
上の写真が従来からのドディオン式で、下の写真がSEVEN160のリジッド式です。
srs1

SEVEN160で復活したリジッド式のリアサスは、デフの重量をシャシーで支えるドディオン式と比較すると、技術的には古い方式です。しかしロータス時代のセブンはリジッド式を採用し続けていましたので、その復刻版ともいえるSEVEN160にはむしろ相応しい方式だと思います。試乗したお客様も、クラシカルなSEVEN160の乗り味には大満足の様子でした。

SEVEN160のエンジン配置

今日ファクトリーではSEVEN160の展示会をやっています。

エンジンフードを開けるとコンパクトなエンジンと特徴的なインタークーラーが見えます。

image

国産の3気筒エンジンが積まれており、従来の4気筒エンジンよりも軽量かつコンパクトになっています。

エンジンの位置も、小さい分車両中央に寄せられており、ラジエーター後ろの空間は少し広がっているようです。

重心バランスがとても良さそうですね。

展示会は明日もやっておりますので是非ご来店ください。

SEVEN160試乗車が到着!

88

セブン160のデモカーがようやく到着致しました!時間が長くかかりましたが、待つだけの価値は絶対にあるクルマですので、ぜひたくさんのお客様に体験して頂きたいと思います。
このクルマの魅力は度々このブログでもご紹介してきましたが、本当に「楽しい!」の一言に言い尽くされると思います。シンプルで軽量な車体でしか実現することができないFUN TO DRIVEは、いつの時代にも色褪せることはないのだと実感させてくれます。コーリン・チャップマンが作りたかったスポーツカーの理想を一番リアルに再現しているのは、実はSEVEN160なのかもしれません。
早速登録手続きを進めて、週末からはお客様にも「楽しい!」を体験して頂きたいと思います。楽しみにお待ち下さい!

レーシングスクリーンもおすすめです

ess1
今日のウィザムカーズファクトリーは、レーシングスクリーンの取付作業が進行中です。今回からウィンドスクリーンがオプションとなりましたので、あらためてエアロスクリーンが気になる方も多いと思います。ほとんどのお客様が「やっぱりエアロスクリーンまではちょっと」ということで、通常のウィンドスクリーンをお選びになるのですが、意外に1年くらいセブンに乗ると、エアロスクリーンを試すオーナーも多いようです。スクリーンやミラーはカーボン素材のタイプもありますので、特にスーパーライト系のモディファイにはおすすめです。

ケータハムページを更新しました

mdt11
ケータハムの各モデルをご紹介するページを更新致しました。話題のSEVEN160をはじめとして、従来からのシャシーを採用したSEVEN250、seven350、seven480と、四輪独立式のシリーズ6シャシーを採用したCSR300です。オプション設定にも変更があり、ウィンドスクリーン・幌・ドアなどがオプションとなり、さらにハーフサイドスクリーンやハーフフードなど新たなアイテムも追加されています。
SEVEN250、350、480には「スポーツパック」「レースパック」のオプションも設定されています。また、CSR300だけはウィンドスクリーン・幌・ドアやヒーターなどが 標準装備されている点も注目です。
詳細はこちら