ファクトリー便り No.48

こんにちは!ウィザムカーズのメカニック高橋です!
今回はエリーゼ(Mk-1)にサムコ製シリコンホースキットのお取り付けをさせて頂きましたので、そちらの模様をご紹介いたします(^^)
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こちらがサムコ製シリコンホースキットの内容です。フロントのラジエターホース、ヒーターホースからエンジンルーム内のホースまで全て交換となるため、ご覧の様にかなりの部品点数となります。
シリコンホースは一般的なゴムホースよりはるかに高い耐久性を持っているため、車と長く付き合っていく上では、かなり有効なモディファイといえます。ゴムというものはどうしても年月と共に劣化してしまいますので、クーラント液が漏れてしまうトラブルに繋がる事も珍しい事ではありません。Mk-1エリーゼも個体によってはすでに20年も経過しています。ローバー世代のエリーゼにお乗りのオーナー様は要チェックポイントといえます!
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また耐久性だけではなく、エンジンルーム内のアクセントとしても非常にカッコイイ!エンジンルームが一気にレーシーな雰囲気に変わりましたね(^^)

Chili Redの難しさ

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先日エリーゼの新たな中古車が入荷しました。人気の2zzエンジンを搭載したエリーゼRなのですが、一番の魅力は、何といってもボディカラーです。「チリレッド」という非常に手の込んだレッドです。
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通常中古車をご紹介する時は、必要十分な光量のもとで、車体全体のフォルムとディティールの伝わりやすさを考えながら撮影しています。しかしこのボディカラーは一筋縄ではいきません。普段の撮影方法では、チリレッドの微妙な色の変化を表現することができないのです。屋外や屋内、天気や照明を選んで、何度も撮り直しましたが、なかなかうまくいきません。
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失敗を繰り返して、ようやく撮影することができました。チリレッドは見る角度によって、レッドからオレンジ、ゴールドへと微妙に色合いが変化します。単なるスポーティなレッドではなく、ラグジュアリーな印象も追加されるボディーカラーですね。ぜひ実車を見に来てください。

サーキット向けモディファイも増えています

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ウィザムカーズ・ファクトリーでは今日もたくさんのお客様の納車整備や車検整備が続いていますが、この季節はサーキット走行の準備作業も増えています。今回の作業は牽引フックの取付と4点式シートベルトの追加です。牽引フックはほとんどのサーキットで装着が義務化されており、レッドのワンポイントがデザインの面でも良いアクセントになりますから、とても人気が高いアイテムです。
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ご覧のようにナンバープレートを取り付ければ、ほとんど目立たなくなりますので、あまり大げさな装備には抵抗があるオーナー様にもおススメです。今回はリアにもストラップ式の牽引フックを追加致しました。
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室内にはシートベルトバーと4点式シートベルトをを追加しました。シートベルトバーはウィザムカーズのオリジナルパーツで、最も安全性が高いロールバー直接結合式です。本国で製造されるCUP CARでも採用されている取付方法なのですが、リアのスピーカーが犠牲になってしまうをことだけが難点です。そこでウィザムカーズではスピーカーの位置をずらしてシートベルトバーと両立させるパーツを製作致しました。まるでメーカー純正仕様のような仕上がりです。ロータスデイも間近になりましたが、サーキット走行のご相談も、ぜひお気軽にどうぞ!

ファクトリー便り NO.46

こんにちは!先日の竹内のブログで潔癖症にされてしまったウィザムカーズの新人メカニック高橋です!(笑)
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こちらは車検整備でご入庫中のセブンのリアのハブ回りですが、ご期待にお応えしてここまでキレイにしました!
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というわけではなく、「清掃」という作業は車両の点検、整備をする上でとても重要なポイントの1つなのです(^_^)
特に足回りやブレーキ回りは「走る」「曲がる」「止まる」に直結する部分ですから、歪みやクラック、ガタといったトラブルは見逃せません。小さなクラックなどはキレイに清掃しなければ発見するのも難しいですからね。
今回はハブベアリングにガタが出てしまっていたことと、両脇に設けられているオイルシールからグリスが漏れてしまっていたために全て交換させていただきました(^^♪
普段の運転中には感じ取れないトラブルもございますので、是非お車の定期的な点検をオススメいたします!

ケータハム車検整備も進行中です

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いよいよ春到来!暖かくなってきましたね。ウィザムカーズ・ファクトリーでは、ロータスやケータハム、ジネッタの整備が、今日も進行中です。こちらのSEVENは継続車検でのご入庫です。
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ハブベアリングやシールなど、消耗部品の交換作業を実施しています。ドディオンチューブから ハブベアリング・キャリアを外したところです。
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せっかく分解したので、潔癖症のメカニック高橋君がドディオンエンドプレートからドライブシャフト、リアキャリパーまで徹底的に清掃中です。隅々まで清掃すると、車両各部の摩耗や劣化の早期発見にもつながりますから、決して疎かにはにはできませんね。

X-BOWのソフトトップ

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現在ウィザムカーズ・ファクトリーでは、KTMのX-BOW  GTを展示中です。X-BOWの独創的なフォルム、安定感のある走りについては何度かご紹介してきました。今回のGTは大型のウィンドスクリーンとサイドスクリーン(全てガラス製)を装備した点が大きな特徴で、試乗してみるとコクピット内への風の巻き込みがほとんど無く、車内で会話を楽しみながらドライブ可能であることに気がつきました。これだけスパルタンなキャラクターですから、ウィンドスクリーーンを装備するのは邪道では?との声もよく聞きます。しかし実際に運転してみると、2名乗車で気楽にロングドライブを楽しめるという性能も、スポーツカーを選ぶ上では、かなり重要なポイントになることも事実です。動力性能は十分すぎるものが既に備わっている訳ですから、これにグランドツーリングカーとしての性能が加味されれば、例えばスーパーセブンのように仲間たちとのツーリングからサーキット走行まで1台でこなしてしまう究極のスポーツカーとして、十分に成立すると思います。
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そしてこのX-BOW GTには、簡易的なソフトトップまで、装備が可能です。カーボン調レザーの意外にしっかりした作りの幌で、一般道での走行には十分対応可能です。
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もちろん使用しない時には小さく折りたたんで車載しておけますから、旅先での急な雨には、とても心強いアイテムです。パーキング中のトノカバーとしても重宝すると思います。ツーリング派にとっても、X-BOWは無視できない存在になってきましたね。
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仕方がないことですが、幌を付けた状態での乗り降りの大変さも、スーパーセブンと同様ですね。

ファクトリー便り No.45

こんにちは!ウィザムカーズの新人メカニック高橋です!
現在続々と納車整備が行われているファクトリーですが、今回はその納車整備の中で気になったものをご紹介させていただきます♪
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今回は先日のブログでも少しだけご紹介させていただきました,こちらの「ローラーバレル スロットルボディ」についてです!現在納車整備中のKレーシングというモデルにはローラーバレル式の4連スロットルが標準装備されています。外見はゴールドアルマイトに輝くスロットルファンネルに目がいってしまいますが、実はこの中身の仕組みが一般的な方式と全く異なります。
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こちらが一般的なバタフライスロットルで、少しアクセルを踏んだ状態です。ご覧のように真ん中のシャフトを中心にスロットルプレートが回転してスロットルが開いていくのですが、、、
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このようにスロットルを全開にすると中心のシャフトが障害物となってしまうため、若干の抵抗が発生してしまいます。ローラーバレル式のスロットルは、この抵抗となってしまう部分を改善するために生み出されました。
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こちらがスロットル全閉の状態です。
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こちらがスロットルを半開にした状態です。ここまでは一般的なバタフライスロットルとさほど変わりはありません。
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写真のようにスロットルを全開にすると、バレル内に抵抗となってしまうものは一切残りません。ローラーバレルはその名の通り、ローラーのような円筒形の筒をバレル内で回転させスロットルを開閉する仕組みとなっています。よってスロットル全開時に、エンジンに対してよりダイレクトに大量の空気を送り込むことが出来るのです!
レーシングカーでしか採用されないようなパーツを惜しみなくロードカーに採用してしまうのも、ケータハムのセブンに対するこだわりの一つといえますね♪

ロケットのパーツ製作

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今日のウィザムカーズ・ファクトリーでは、昨日に続いてロケットの整備が進んでいます。この写真はロケットのノーズコーンの中です。リアと同様にサスアームの長さに目がいきますね。フロントの小さなラジエターの配置は、葉巻型のフォーミュラを見ているようです。
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その後ろでは、旋盤を使ってパーツの製作が進行中です。ロケットのような少量生産車は、パーツの入手にも難しさが伴います。当然すべての部品が海外からの取り寄せになりますから 時間もかかり、到着した部品に不足があったり使用できない場合もあったりしますから、最終的には自分たちで作るしかありません。今回もスチールの丸棒から、部品を削り出しています。
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完成した部品がこちら。リアサスのトーリンクロッドに挿入されるカラーです。こんな小さなパーツでも、1台のクルマを完成させるには絶対に不可欠なものです。クラシックな英国車を維持していくためには色々と苦労がありますが、ウィザムカーズならどんなトラブルにも解決方法をご提案できます。何でもご相談下さい。

春本番!色々と整備進行中です

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春のドライブシーズンに向けて、今日もウィザムカーズ・ファクトリーはフル稼働が続いております。この特徴的なエンジンルームは、ロケットです。タンデム2シーターのパッケージングやF1デザイナーのゴードン・マーレーによる設計などが注目されることが多い車ですが、こうやってエンジンルームを眺めても、パイプフレーム後端に接続されるパワートレインや、副変速機から左右に伸びるウィッシュボーンアームの長さなど、 純粋にスポーツカーとしてみても、見どころが多いですね。春のワインディングをこんなクルマで流したら、どんなに気持ちが良いでしょうか。まさにスポーツカー趣味の神髄ですね。
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セブン続々と整備中

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今日のウィザムカーズファクトリーは、ケータハムの整備が続々と進行中です。どんどんご紹介しましょう。こちらのボグゾールは昨日もご紹介した納車整備が続いております。
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ウェーバーの分解点検中です。ケータハムのキャブは通常は40DCOEや45DCOEですが、VX-Racingには大口径の48DCOが装着されています。
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インシュレーターにも劣化が見つかりましたので、すぐに交換です。
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こちらのセブンも納車整備が始まりました。ローバー世代のレーシング系セブン「K-Racing」です。シャシー、エンジン、足回りの全てが強化された、最強モデルです。
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エンジンルームには大口径ローラーバレル・スロットルが鎮座しています。ウェーバーとは違った迫力がありますね。
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さらに!こちらでも3人がかりでメンテナンスが進行中、電気系統のトラブルでした。春が近づくとオープンスポーツの界隈が俄然いそがしくなりますね。