今回は番外編として、LSD組込の際に同時にできる作業として、クラッチの交換とリアサスのブレースバーの取付を実施したので、紹介させていただきます。
今回はエクセディ製の強化クラッチカバーとウルトラファイバークラッチのセットです。純正と比べるとクラッチペダルが少し重たくなりますが、価格も信頼性もピカイチです。以前ご紹介した2-ELEVEN用のTRD製のクラッチカバーも、製造元はエクセディでしたね。
そしてこちらはJAE製のリアブレースバーです。エンジンマウントの脱着や足回りの分解作業に合わせて、こちらも同時に取り付けさせていただきました。
サブフレームに連結されているリアトーリンクロッドのボールジョイント部分は、通常は片持ちの構造なのですが、このパーツで上から支えることで、連結部分をさらに強化することができます。さらにブレースバー自体もサブフレームに強固に固定されますので、負荷を効率良く分散し、歪みやたわみを減らすことで、しっかりと踏ん張る足回りに仕上げてくれます。
取り付けの際にボールジョイントの交換が必須となるため、別途アライメント工賃はかかってしまいますが、かなりの効果が期待できるパーツです。安心してサーキット走行やジムカーナを楽しんで頂くためには、不可欠なパーツです。詳細はお問い合わせ下さい。
MINI納車整備の総仕上げ
新価格でELISE SPORT Iが再燃!
先日のブログでご案内させていただきましたELISE SPORT Iですが、車両本体価格改定もありお問い合わせが非常に多くなってきました。
旧価格¥5,724,000- → 新価格¥5,200,000- ▲¥524,000-
内容的には一時期価格が上がってしまい、すごく気にはなっていたが対象から外れてしまった、、、という方などがメーカーアナウンスや弊社のブログをご覧になり、再び射程圏内に入ったという事で戻られているようです。
EXIGEをはじめ現在のLOTUSのラインナップはハイパワーモデルが主流になってきておりますが、その中でもELISE SPORT Iは「今新車で買える最もピュアなLOTUS」として貴重な存在となっております。現行ラインナップではNAエンジンもこのELISE SPORT Iだけです!
1600cc、136PSと一見平凡なスペックではありますが、車重900kgの軽量ボディにバランスの良いシャシーがもたらす唯一無二の奥深いハンドリングはLOTUSならではといえます。速いクルマは数あれど、速さ=楽しさとは繋がらないのがELISEに乗っていただくと直に感じとっていただける筈です。
スポーツカー開発には各社が必ずベンチマークとする本物の味があります。
好みのカラーが選べるなど新車ならではの利点もあり、今おすすめです。
ただ、新車即納車も徐々に動き出しており、国内在庫も残り僅かとなっております。気になる方はお急ぎ下さい。そして、まずはお気軽にお問い合わせを!
エリーゼは最も値落ちしにくいクルマ!?
少し前の記事ですが、面白い記事を見つけたのでご紹介します。
https://www.autocar.jp/news/2017/04/04/214333/
イギリスのAuto Car誌において、「新車価格数百万円台のスポーツ・モデルについて、4年後の残存価値」を検証したというもの。乗り換えの事を考えるとリセールバリューは気になるものですが、それはイギリスでも同じなんですね。
Auto Carが収集したデータを解析し、「4年後8万km走行後の値落ち額」を比較検討してみたところ、ロータス・エリーゼが最も値落ちが少ないスポーツカーに選出されたそうです。
アルファ・ロメオ4Cやポルシェ・ケイマンなどのライバルと比較しても、エリーゼが群を抜いているとのこと。この統計はいわゆるスーパーカーを除いた統計ですが、それでもフェラーリに迫る値落ち率の少なさだそうですよ。
あくまでもイギリスでの統計ではありますが、とても興味深い記事ですね(^^
ロータスツインカム エンジンO/H Part1
今回はロータスツインカムのエンジンオーバーホールを紹介します。
こちらのエンジンはジャックシャフトのギアの破損があり、交換のついでにO/Hを実施させていただきました。
まずはシリンダーヘッドを取り外していきます。ついでにカムシャフトを取り外してカム山やベアリングの摩耗など、異常がないか点検していきます。
オイルパンを取り外してクランクシャフトの点検に入ります。
コンロッド大端部とクランクシャフトのジャーナル部のメタルを点検していきます。今回はクランクジャーナルの段付き摩耗とメタルの摩耗が激しかったので、修正とラインボーリングの加工をしました。クランクジャーナル部を研磨すると通常のメタルではサイズが合わなくなってしまうため、アンダーサイズ用のメタルも用意します。
ピストンを抜いてボアゲージでシリンダーの摩耗の点検とピストンやピストンリングの摩耗も点検します。
タイミングチェーンの収まっているフロントカバーを取り外したらようやくクランクシャフトを取り出すことができます。
次回からはジャックシャフトやエンジンの周辺パーツの点検、清掃を紹介させていただきます。
used parts info. – SEVEN160 軽量アルミホイール –
中古パーツ情報
Witham Cars SEVEN160 軽量アルミホイール Neo Classic (適合車種:CATERHAM SEVEN160)
アルミホイール+ タイヤ付き 4本セット
タイヤ YOKOHAMA ECOS 165/70R13
SEVEN 160がさらに楽しい車になります! 2ランク上の乗り心地と、楽しんでアクセルを踏めるコントロール性を実現する、SEVEN 160用アルミホイールです。さらに純正と比較して、タイヤ+ホイールで2kg/本のバネ下の軽量化となります。
こちらのホイールは弊社のテスト走行のみの使用ですから、大変綺麗な状態です。タイヤの山の状態からも状態の良さがお分かりいただけると思います。大変お得ですよ!通常は納品まで1~3ヶ月のお時間をいただくホイールですが、こちらは即納が可能です。
取付も是非ウィザムカーズにお任せ下さい。
SOLD
取り付け工賃など、パーツについてのお問い合わせはお気軽にどうぞ。お電話・FAXでも承っております。
G4車検整備の続報
先日ゴム系のパーツ交換をご紹介したG4ですが、もちろん点車検整備はゴムパーツだけではなく、さらに広範囲に必要です。今回はブレーキ系のメンテナンスをご紹介します。
ジネッタG4のマスターシリンダーは、パラレル・ツインの配置が特長で、ブレーキの効きの前後バランスを調整することができる優れた設計です。
マスタシリンダーはリペアキットが用意されていますので、オーバーホールが可能です。車検時には実施しておきたい作業ですね。マスターシリンダーは2個ありますので、当然リペアキットも2SET必要です。
こちらはリアのブレーキドラムにあるホイールシリンダです。今回はこちらも交換です。英国車は、このようなパーツも新品ですぐに入手可能なのがうれしいですね。
さらにこちらはディストリビューターを開けたところです。ここも定期的に点検・交換が必要です。今回もキャップとローターアームを交換致しました。
暑い夏を乗り切れば、ドライブを存分に楽しめるシーズンが始まりますので、準備万端のG4でお待ち頂きたいと思います。
そして早くも次のジネッタが車検でご入庫です。こちらも気持ちよくドライブを楽しんで頂ける様、まずは各部の点検からスタートです。
CATERHAMライフの始まり
ニューモデルが発表されてからロータスのお問合せやご試乗が増えておりますが、ケータハムも同じく多くのお問合せをいただいておりますよ。
本日は、最近納車させていただいたセブンをご紹介いたします(^^
SEVEN SPRINT
欧州の様々なスポーツカーを乗り継いで来たオーナーは、セブンもまた昔からの憧れの1台だったそうです。他のセブンも乗り比べて検討していただき、Seven Sprintをお選びいただきました。昨年10月にオーダーいただき、先日ついに納車となりました。大変お待たせいたしました!SEVEN SPRINTは以前展示したデモカーと比較すると、細かい部分がさらにブラッシュアップされており、完成度の高さにため息しか出ません・・・。 ウィザムカーズのツーリングにもぜひご参加いただけたらと思います。
Super Light R500
趣味の車はCATERHAM SEVEN、普段の足はRover Miniと英国車生活を楽しんでいらっしゃるこちらのオーナー。少しづつモディファイを加えながらSEVEN 250を楽しんでいらっしゃいましたが、たまたま入荷したばかりのR500に一目惚れし、お乗り換えくださいました。わずか460kgの車体に230psのエンジンを搭載し、620Rにも負けずとも劣らぬ過激さをもつR500。くれぐれもお気をつけてお楽しみくださいね!
SEVEN 160
こちらのオーナーは、昔から「いつかはセブンを!」を想い続け、初めてのスポーツカーとしてSEVEN 160をお選びくださいました。セブンと言えばアルミ/グリーンを思い浮かべますが、アルミ/イエローも良く似合いますね。納車には奥様も立ち会ってくださり、とても仲が良さそうなのが印象的でした。ぜひお二人でウィザムカーズのツーリングにもご参加くださいませ(^^
セブンの納車のあと、後ろ姿を見送るひとときがとても好きです。他の車と並ぶと驚くほどに小さい後ろ姿を見ているだけで、いろいろな想像をかきたててくれます。
いつかはセブン!と思っている方も、なんとなくハードルが高い車だと思っている方も、ウィザムカーズストアで実車に触れてステアリングを握ってみて下さい。クラッチを繋いだ瞬間に誰もが笑顔になるセブンの魅力に触れていただけたらと思います。
Enjoy! Circuit Run 開催レポートを掲載しました
7月23日に開催したClub Witham “Enjoy! Circuit Run”の開催レポートをアップいたしました!
今回のEnjoy! Circuit Runは、1年ぶりの日光サーキットでの開催です。1周が1.1kmの日光サーキットは、軽量かつコンパクトなロータスやケータハムの挙動を体感するにはぴったりのコースレイアウト。12分 x 5本の充実した走行本数で、たっぷりスポーツ走行をお楽しみいただけたかと思います(^^
Enjoy! Circut Runは、少人数制で気軽に参加できるのがコンセプトですから、「サーキット」という単語になんとなく敷居の高さを感じている方にも、是非ご参加いただきたいイベントです。スポーツ走行は、いいタイムを出すだけが目的ではありません。普段は体験できない愛車の限界を安全に知ることが出来るため、公道での走行にも役に経つことは間違いありません。
次回の走行会・ツーリングも企画をしておりますので、今回は予定が合わなかった方もお楽しみに!
ロータスやケータハムを購入したら、サーキットやツーリングに行ってみたい!と考えていらっしゃる方も、まずはウィザムカーズへ遊びに入らしてくださいね。スタッフ一同、お待ちしております。
エリーゼ LSD組込作業 Part1
今回は2ZZエンジンを搭載したELISE-Rに、機械式デファレンシャルを組み付けましたので紹介させて頂きます。お客様から市街地、峠、ジムカーナコースでそれぞれどんな効き方をご要望なのか詳しく教えて頂きましたので、まずはLSD内部を組み替えて、仕様を細かくセッティングしていきます。
今回お客様に選んでいただいたデファレンシャルは、CUSCOのTypeRSという製品です。
機械式のLSDですがイニシャルトルクが低く、チャタリングが起こりにくいのが特長ですね。1wayと1.5wayで使用可能で、組み込み時に変更ができます。写真の左側の切り欠きが1.5way用、右側の切り欠きが1way用です。
先ほどの写真の切り欠きにカムが収まります。アウターケースにトルクがかかると作用し、左右差を抑えようとする力が発生します。
写真の外周に写っている小さなスプリングが、こちらのLSDの特長でもあるイニシャルトルクを発生させるパーツです。スプリングの本数によってイニシャルトルクが変化していきます。今回はお客様の要望に応じて、設定を1wayにして、イニシャルトルクも調整させていただきました。
次回は組み付けの紹介をさせていただきます。