今回はCATERHAMの納車整備で、ブレーキマスターのオーバーホールを行いましたのでご紹介いたします。
ブレーキタッチに違和感はないのですが、フルードが漏れた跡(茶色く汚れている部分)が見られます。しっかり効くブレーキがあってこそ安心してアクセルを踏めるもの。SEVENの魅力を余すことなくお楽しみいただくために、納車前にオーバーホールしてリフレッシュしておきましょう。
ケーターハムに使用されているブレーキマスターは、AP製とGERLING製がありますが、この車両にはAP製マスターが装着されていました。
分解して各部の状態をチェックしたところ、特に異常は見られませんでした。
シリンダー内は専用のホーニングツールを使用してクリーニングをします。シリンダー内の汚れや多少の段付きなら綺麗にすることが出来ます。このマスターシリンダーの内壁はとても良い状態でした。
シールキットを新品に組み替え。乗らない期間が長くなるとシールがマスターシリンダーに張り付いてしまい、久々に動かしたときにシールが破損してブレーキが抜けることもありますので要注意です。
シリンダーの外側も錆や汚れが目立っているため清掃し、外観もリフレッシュ。シリンダー自体を綺麗にしておけばフルードが滲んできたときに早期発見につながります。
リザーバータンクのシールとブーツも新品に交換したら車両に組み付けを行って作業は完了です。
しっかり仕上げて納車いたしますので、楽しみにお待ち下さい!
SEVEN 160 ブルックランズスクリーン装着
SEVENのモディファイの中でも人気が高いのがブルックランズ レーシング(エアロ)スクリーンです。今回はSEVEN 160への取り付けのご依頼をいただきました。
こちらが取り付けるブルックランズスクリーン。Made in Englandです。
こちらは汎用品のため、純正のウィンドスクリーンと交換して完了!というわけには行きません。エアロスクリーン用スタンションにスクリーンやミラーを固定するための穴を開ける必要があります。
まずは慎重にセンターミラー・左右のスクリーンを位置決めし、スタンションに穴あけ位置をマーキングします。
合計10箇所の穴あけは、決して失敗が許されない作業です。
今回はノーマルのウィンドスクリーンに戻しやすいよう、ワイパーモーターはそのままにしていますが、軽さを求める方はモーターを外せば更に数kg軽くなります。センターミラーはSeven Super Sprintと同じ、小ぶりのメッキタイプです。
最後にサイドミラーを取り付けて作業は完了。サイドミラーは弊社オリジナルのフォールディングミラーをお選びいただきました。よりクラシックな雰囲気を狙うならレイヨットタイプの砲弾型ミラーもよく似合いそうですね
重さも見た目にも軽くなり、よりダイレクトに風を感じられるようになります。通常のスクリーンよりも横からの風の巻き込みが減るため、いやな風の流れではありません。ガラス1枚とはいえ、視界を遮るものがなくなったSEVENの気持ちよさはまた格別です(^^
いっそSeven Super Sprintのようにスクリーンをシングル仕様にしてしまうのも良いかもしれませんね。
SEVENのモディファイはWitham Carsにご相談ください。お問い合わせは048-423-2404まで。
本日7月18日(水)Witham Cars TOKYO通常営業中です!
ELISE Mk1 ブレーキマスター交換
今回はELISE Mk1のブレーキマスターシリンダの交換を紹介させていただきます。
こちらの車両はサーキット走行前の点検/オイル交換でご入庫いただいた際に、ブレーキマスターの付け根部分にブレーキフルードが付着しているのが見つかりました。ブレーキマスターからブレーキフルードが漏れている可能性が考えられたため、新品に交換することになりました。
下側がELISEから取り外したブレーキマスターです。新車時から一度もO/Hされたことがないにもかかわらず、17年間ノートラブルで作動していました。とても長持ちなマスターですね。こちらのオーナー様はELISEに乗らない期間が殆どありませんので、それも長持ち理由のひとつだと思います。
乗らない期間が長い車両は、走行距離が少なくてもブレーキマスターが抜ける可能性が高くなりますのでご注意ください。ツーリングなどに出かけなくても、週に1度エンジンをしっかり暖気して少し走らせるだけでも違いますよ。
ローバー世代のブレーキマスターは、O/Hキットの設定がなくなってしまった為、メンテナンスが必要になった場合はアッセンブリでの交換となります。これでまたELISEでサーキット走行を楽しんでいただけます。
定期的な点検は早期発見に繋がりますし、専門店だからこそ発見出来る症状もあります。車検だけでなく、12ヶ月点検・24ヶ月点検・オイル交換もWitham Carsにお任せください。
LOTUS ELAN Sr2 納車整備スタート
先日ご成約いただいたLOTUS ELAN Sr2の納車整備が始まりました。
エンジンの負圧で作動するリトラクタブルヘッドライト。電動ではないので、エンジンを始動させないとノブを引いても開きません。
通常はエンジンを止めると負圧が抜けていつの間にか”目”は閉じてしまうものが多いのですが、このエランは1時間経っても目は閉じません。
もともと程度の素晴らしい車体ということもありますが、以前弊社で負圧の経路を徹底的にメンテナンスしているため、負圧が抜けにくいのです。
全体的に60年代生産とは思えないコンディションを保っていますが、オイルのにじみや見えない部分のゴム類の劣化なども考えられますので、しっかり点検・整備をすすめていきます。
今年の秋のツーリングはぜひこのELANでご参加いただけたらと思います。納車まで楽しみにお待ち下さい!
ロータス・アパレル紹介 -ポロシャツ-
Witham Cars の小澤です。
本日はロータスのアパレルのご紹介させていただきます。
7月に入り蒸し暑くになってきましたので、今回は半袖の登場です。
こちらはロータスのポロシャツです。
3種類のラインナップがあり、価格は全て11,254円(税込)です。
左胸にはロータスのロゴマークがしっかりと入っています。
ポロシャツは、もともとポロ競技に用いられた服がその後一般に広まったものですが、ポロ競技というとイギリスのイメージが強いせいか、個人的にはポロシャツもイギリスをイメージさせられます。
そのほかにもサイズ欠け等のために、15%OFFのSALE価格となっているものもございますので、ぜひ店頭にていろいろ物色してみてください♪
LOTUS ELISE ディスクローター
このところELISEのブレーキディスクローターの交換作業やお問い合わせが続いています。
みなさま愛車のディスクローターは点検していますか?ブレーキパッドに比べれば長持ちしますが、ディスクローターも消耗品です。
写真のように縁に段差が出来ていたら、そろそろ交換時期。思い切ってブレーキパッドとセットで新品に交換しましょう。
写真はWitham Carsでお勧めしている英国EBC BRAKESのディスクローター。一般的な街乗りやツーリングからサーキットでのスポーツ走行まで幅広く対応する性能と抑えられた価格が嬉しいポイントです。
EBCのGD SPORTディスクは、長期間ディスクを錆から守るThermic Blackと呼ばれるコーティングが施されています。もちろんパッドが当たる面は削れて金属の色が出てきますが、それ以外の箇所が赤くサビて来るのを防いでくれるんです。
レース等のハードな走行をされる方にお勧めの高性能ディスクローターやブレーキパッドもございますので、パーツ選びに迷ったらご相談ください。
サーキット走行を楽しまれる方、ストップ&ゴーが多い街乗りメインの方、オドメーターが4-5万kmを超えている方、そろそろ交換時期かな?と思ったら、048-423-2404まで(^^
今なら、あの専用色がLOTUS全モデルオーダー可能です!
LOTUS車をご検討いただいておりますお客様に朗報です!
この度、LOTUS全モデルレンジに於いて特別色Sky Blueの設定が可能となりました。(ただし、新規オーダー車両に限ります。)
現在はExige Sport 410のカタログカラーとして、過去にはクラブレーサー専用色として、大変ご好評いただいているカラーです。
リフレッシュされた現行モデルに組み合わせたSky Blueは、想像するだけでもワクワクします。
こんなイメージになるのでしょうか。個人的にブラックホイールを組み合わせてみたいです。
日本からの要望で実現した国内限定オプションのため、いつまでオーダー可能であるのかは不明ですので、気になる方はお早めにチェックお願いいたします。価格等の詳細はお気軽にお問い合わせください。
オーダーお待ちしております!
ヒラヒラ感を味わえる1ZZ ELISE-S展示中
本日はWitham Cars TOKYOショールーム展示中2006y LOTUS ELISE-Sをご紹介いたします。
現行モデルのラインナップには無い、ペールカラーのポーラーブルーメタリックが美しい一台です。
どの世代も自然吸気エンジン搭載のスタンダードグレードは、パワーこそ控えめですが、最もELISEらしいヒラヒラと走る軽快感を楽しむことが出来ます。なお、こちらのTOYOTA 1ZZは、軽量かつ低重心、ROVER時代に比べ信頼性も上がり、まさにELISEにぴったりのエンジンです。
上位グレード『111R』と『ELISE-S』は3ピースディフューザーをはじめ、クロスドリルドローター、Probax製シートなどのコンポーネントは共通化されており、コストパフォーマンスの高いモデルとなっております。
現車はこの年式にかかわらず、走行距離わずか18,600kmという低走行に加え、 内外装共に時の経過を感じさせないコンディションを保ち、末永く所有されたい方にはイチオシの一台です。
イグニッションをONにすると、サクラム製エキゾーストによる素晴らしいサウンドとアクセルレスポンスの良さは走りの楽しさを予感させます。
このようなコンディションの良いお車ですが、さらに多項目に及ぶ弊社独自のコンプリートメンテナンスを実施した上でご納車させて頂きます。
気になる方はお早めに!お問い合わせお待ちしております。
SEVEN 620R用 スマートフォンホルダー
今回は新車のSEVEN 620へのスマートフォンホルダー取り付けのご依頼です。
CATERHAMの場合はメーターパネルに市販のホルダーを貼り付けたり、ウィンドスクリーンに吸盤式のホルダーが一般的ですが、今回は出来るだけ目立たない位置に取り付けたいというご要望です。
いくつかの取り付け場所を検討した結果、シフトレバーの前に設けられたコイントレイであれば、目立たず・着座位置からディスプレイが見える位置に収まりそうです。しかし周りの空間にほとんど余裕がなく、市販品では取付可能なものが見つかりませんでした。
そこでカメラを三脚に取り付けるための自由雲台と、スマートフォンを三脚にマウントするためのクランプを組み合わせて使用することにします。
写真中央の黒い部品が自由雲台のベースで、固定用にインチ規格のネジが切られています。今回の用途には高さが足らないため、自由雲台のベースの代わりとなるスペーサーを兼ねた支柱を旋盤で製作いたしました。固定用のネジも一般的なミリサイズとしています。
支柱で高さを稼ぐことで、角度の調整幅が広がりました。
製作したパーツは塗装し、コイントレイの形状に合わせてアルミ板をカットしたベースプレートに固定。これでコンソールとメーターパネルの限られたスペースの中にスマホが収まるようになりました。
運転席に座るとこのように見えます。スマートフォンを取り付けるとクランプもほとんど目立たず、シンプルなコックピットの雰囲気を壊しません。
スマホホルダーに限らず、市販品では満足できるものがない!というこだわりのある方はWitham Carsにご相談ください(^^