これはELISE S(1ZZ)のカムフォロワー(タペット)。なんとメカタペ!バリアブルカム機構が主流だが、クリアランスをいちいち計測してまた分解してなんて、メーカーで本当にしているのだろうか。いやいや実際に計測すると、範囲内なので安心してください。
昔のエンジンはシムで調整していたのに、これはカムフォロワー自体に厚みがあり(数字が厚さを示している)、フォロワー自体を交換するという調整になりますが、微妙な厚さが欲しい時、シムは削ることができるが、これは無理でしょうね。
エンジンを組立るのは基本が大切です。特にチューニングにこだわらなくても、分解してしっかり計測して、メタルなどを適正値のものに交換し、ボルトを規定値で組立てるだけで、エンジンはみちがえるほどよく回るようになります。いずれその時がきます。いずれ、その時がやってきます。