アルティメイトセブンの系譜

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先日メーカーから、オーダーしていたスーパーライトR500を日本に向けて出荷した、との連絡がありました。R500はケータハム社内でのエンジンチューニングも必要ですので、通常のセブンよりも納期が長くかかります。早速、待ち焦がれているお客様にもご連絡致しました。
R500はその 圧倒的な加速性能で、ケータハムの名を世界中に知らしめた象徴的存在ですが、スーパーセブンの歴史上には、過去にも世界を驚かせたアルティメイト・セブンが存在します。古くはロータス世代の1969年に登場したツインカムSSと呼ばれるモデルで、セブン史上初のツインカムエンジン搭載車です。生産台数はわずか13台で、非常に希少性の高いモデルです(この写真もイギリスの博物館で撮りました)。
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アルティメイト系の代表格はなんといってもJPEです。スウィンドン・レーシングから供給される2リッターVXエンジンの出力は250馬力を発揮し、0-60マイル/h加速で量産車世界最速を記録したといわれています。

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R500にもROVER製Kエンジンを搭載した、旧世代が存在します。エンジン出力は230馬力ですが、車体の徹底的な軽量化(460kg!)により、加速性能はJPEをも超えてしまいました。
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その後もケータハムの進化は止まりません。現行モデルのR500では、2.0DURATECをベースにケータハム独自のチューニングにより、最高出力は260馬力に達しています。並行してシャシーの強化も進んでおり、0-100km/h加速は2.9秒という途方もない数字になりました。F1チームとの提携により、エンジニアリングレベルもさらに向上するはずですので、今後どのようなアルティメイトセブンが生み出されるのか、今から楽しみですね。
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