今回は当店で販売しているUSEDパーツの中の、アラゴスタ・サスペンションの取付を紹介させて頂きます。

こちらが今回取り付けるアラゴスタで、内部のパーツ交換などOHを実施済みです。
オイルシールやシャフト、スプリングシート部のテフロンシート、ブッシュ(ピロボール含む)とバンプラバーは全て新品に、さらにはスプリングのヘタリ具合をチェックし、ダメなものは全て交換しています。

純正のサスペンションが持つロータスらしいヒラヒラとした軽快感のある乗り味も捨てがたいですが、そこからさらに自分好みの乗り味に調整したり、サーキット走行の為に取付してみるのもスポーツカーの醍醐味ですね。

カシマコートとアルマイト処理による高品質なケースは、足回りのドレスアップ効果も最高です。

取り付け前

取り付け後
車高を調整し、見た目も中身もレーシーになりました。今回は車高低めのオーダーでしたので、当社おススメセッティングより5mmほど低めに調整させて頂きました。
当店ではアラゴスタの販売、取付けはもちろん、仕様変更やオーダーメイドでの製作も承っております。さらなるロータスらしさを追求するなら、サスペンション交換をぜひご検討下さい。
ファクトリー便り No.90 ケータハムの細かな変更

この部品はケータハムのラジエターマウントブッシュ、通称ボビンです。シャシーとラジエターを接続している部品です。もう何十年も使用され続けている部品で、セブンの車検整備における定期交換部品のひとつです。実際に使用されている場所はこちらです。

長年使用されてきた定番部品なのですが、最近はここも何種類かの部品を使い分ける様になってきました。

最新の620Rでは薄型のタイプが使用されています。

そしてこちらはSEVEN160用のロングタイプ。ちゃんとシャシーやラジエターに合わせて使い分けているようです。あたりまえの事のようにも思えますが、品質改善等のため、細かな点まで積極的に設計変更を繰り返しているケータハムの姿勢がみえてきますね。
エリーゼMkⅢ クラッチ交換
今回はサーキット走行中にクラッチが繋がらなくなってしまったお客様の、クラッチ交換作業を紹介いたします。
お客様からはオーバーレブ気味にシフトダウンした際に、クラッチを繋いでも車体が進まない症状が発生したとのご相談を頂きました。

ギアボックスを下ろす前から、すでに粉状になったクラッチディスクがパラパラと落ちてくる状態でしたが、ベルハウジングを分解してみるとこんな状況でした。クラッチディスクから摩材が剥がれ落ち、鉄のプレートが露出した状態になっています。

当店の走行会にも頻繁に参加して頂いているお客様ですので、今後のイベントでも安心して乗っていただけるよう、今回は純正の新品パーツに交換することになりました。クラッチディスクだけではなく、フライホイールとクラッチカバーも摩耗が発生してしまっていたので、同時に交換させていただきました。

フライホイールはトルクをかけた後に角度締めをしますが、正確に締め付けるために最新の計測工具を使用します。もちろんボルトも全て新品です。

ディスクのセンター出しをして、カバーを取り付けていきます。やはり新品パーツは安心感がありますね。
ミッションを取り付けて試乗を行い、クラッチの具合とシフトワイヤーの調整を行い作業完了です。サーキット走行は市街地走行よりも部品の消耗が速いのは事実ですが、運転の癖などにより消耗の度合いは大きく変化します。当店の走行会では、ただ速く走るだけでなく、安全に走らせる方法や、走り方を他のオーナー様と話し合う事により、楽しみながらステップアップしていくことができます。サーキット走行もぜひ気軽に体験してみましょう!
セブンライフのスタート! SEVEN160S
ファクトリー便り No.89 ケーターハムのサイクルフェンダー
今回は、サイクルフェンダーの違いについて紹介させていただきます。

こちらが一般的によく見かける通常のサイクルフェンダーです。(本国ではサイクルウィングと呼ばれています)

そしてこちらがあまり見かけない、ちょっと長いサイクルフェンダーです。注意して見てみるとわかりますが、パッと見では全然気が付かないほど自然でした。
皆さんもケーターハムを見かけたときはぜひフェンダーを観察してみてください。これら以外にも一風変わったフェンダーがあるかもしれません。

余談ですがこちらはとても希少なアルミフェンダーです。フェンダーステーまでもアルミ製ですので、バネ下重量の軽さならほぼ負け無しかもしれません。憧れの逸品です。

最後は車体サイズも走りも全然違うCSRのフェンダーです。形状も全然違いますね。写真では見えませんがフェンダーの上面部分には、空力を考慮してくぼみが作られています。リアサスペンションのダブルウィッシュボーン化も含め、とても特別な1台ですね。
入荷速報のMk1の詳細

先日ウィザムカーズ・ストアのブログでご紹介したエリーゼは、内外装のコンディションが最高です。MK1世代のエリーゼをお探しの方は、このアズールブルーは必見です。

ボディがきれいなのはもちろんですが、ぜひ幌にも注目して下さい。この世代のエリーゼの場合、15~20年の時間が経過していますから、幌には多少のほつれや劣化などがあってもやむを得ないのですが、今回のエリーゼは幌まで最高のコンディションです。これまでの保管状況で差が出てくるポイントですね。

さらに、運転席と助手席のコンディションがあまり変わらない点もポイントです。全く同じコンディションではないので、社外のバケットシート等に交換していた訳ではなく、ちゃんと使用していたのですが、それでもこれだけきれいな状態で残っているということは、もはやオーナーの愛情以外に要因は無いと思います。
右ハンドルのアズールブルーという最強の組み合わせでこれほどのコンディションのMk1は、なかなかお目にかかれません。ぜひ週末はウィザムカーズ・ファクトリーまでご来店下さい。
ケーターハム クイックリリースボス取付
今回はSEVEN160にクイックリリースボスを取り付けましたので紹介させていただきます。

今回はオプション装備であるMOMO製のステアリングからの変更ですので、ステアリングボスとステアリングシャフトのみの交換です。
純正のモトリタMk4からの変更の場合は、ステアリングも必要になります。

純正のアルミ削りだしのボスもかっこいいですが、クイックリリースボスはさらにレーシーな印象ですね。


クイックリリースボスにすると、脱着はワンタッチで簡単です。取り外せばこの通り、乗り降りが楽にできるスペースが確保できます。
3点止めのステアリングはラインナップも多く、色々なメーカーから出ているので、オーナーの個性を発揮できるポイントにもなりますね。
スーパーセブンは内装と外装が同じくらいよく見える車両ですので、見える部分にお客様のこだわりを取り付けてみてはいかがでしょうか。
SEVEN SPRINT 生産進行中
ヴォグゾール オルタネーター交換
今回はスーパーセブンのオルタネーター交換作業を紹介します。

今回のセブンはヴォグゾールエンジンを搭載したモデルです。あのJPEにも採用されていた2Lのツインカムですね。
スーパーセブンで長距離ツーリングもこなすオーナー様なので、これからも安心して長距離ドライブを楽しんで頂けるよう、オルタネータを交換させて頂きました。


こちらが取り外したオルタネーターです。レギュレーターの絶縁体が溶けてしまい、本体外側に液体が出てきてしまっています。こうなってしまうとオルタネーターの寿命ですので早めに交換しましょう。

新しく取り付けられたものがこちらです。20年以上前の車両ですが、未だに新品のオルタネーターが手に入ることに驚きです。

最後に低負荷時と高負荷時の発電量を確認して作業完了です。オルタネーターの劣化はバッテリーへの負担が増えバッテリー本体の劣化も招く恐れがありますので、異常を感じた際は早めの点検、交換をお勧めいたします。
COSWORTH BDRの分解整備

先日まで作業が継続していたケータハムのBDRの整備をご紹介致します。コスワースが開発したBDRは、セブンの長い歴史の中でも最も人気が高いエンジンです。オーナー様は最近オイルの滲みが気になるようになってきたため、ツインカムヘッドの分解点検、ガスケットやタイミングベルトの交換などを実施することになりました。

カムカバーを取り外すとベルト駆動のシンプルなツインカムの構造がみえてきます。さらにどんどん分解していきます。

ツインカムヘッドを降ろしてバルブを分解し、燃焼室の状況を確認します。燃焼室やバルブ、ポートには、カーボンスラッジが付着していました。これからきれいに清掃していきます。


こちらは燃焼室のポートを拡大したところです。やはりカーボンが溜まっています。

こちらが清掃が完了したバルブ、もちろんステムシールの交換やバルブシートとの摺合わせも実施します。

ポート内部も慎重にスラッジを除去、地道な手作業の連続です。

すっかりきれいになった燃焼室、ヘッドガスケットやタイミングベルトも交換しました。これで気持よく吹け上がってくれるはずです。

ヘッドの組付けもBDRの難作業のひとつです。カムシャフトとカムスプロケットの勘合部分にはキー溝がなく、クランクにもアイマークがないため、バルブタイミングを合わせるためには正確な計測と微妙な調整が不可欠です。ダイヤルゲージを見ながら慎重に調整を続けます。調整次第でエンジンのパフォーマンス自体が左右されてしまいますので、経験とノウハウが最も重要です。まるでメカニックの技術を試すかのような、BDRならではの作業ですね。

無事に完成したBDR、F1で一時代を築いたDFVにも似たBDRのカムカバーがツインウェーバーと並ぶ姿は、いつ見ても絵になりますね。電子制御を寄せ付けないメカの塊りが持つ、独特の迫力があります。オイルの滲みも止まり、BDRの豪快な吹け上がりにオーナー様も大満足のご様子でした。




