車検でご入庫のCaterham Roadsportのタイミングベルトの交換を行います。

この車両は1800ccのRover-Kエンジンを搭載した90年代終わり頃のモデルです。タイミングベルトにROVERのプリントがあることから、相当長い間交換していないことが伺えます。

距離だけを見れば4万キロそこそこなのでまだ距離を伸ばせるかと思いましたが、ベルトを外してみると綺麗な円ではなく多角形のようになっています。しばらく走らずにいると、プーリーに掛かっている部分にクセがついてしまい、この部分からひび割れなどのダメージに繋がることになります。内側にあるのがオルタネーターベルトです。こちらもクセが付いてしまっているので交換しておきましょう。
やはり機械は定期的に動かしてあげることも大切です。

この車両は保管環境が良いようで、クランクやカムシャフトのシール部分に錆がなく、オイルの滲みや漏れも見られませんでした。20年前後たつエンジンの場合、このようにベルトの交換だけで済むのは稀です。これからも大事に乗ってあげてくださいね。
年数が経ったエンジンは、普通に乗っていてもカムキャリアからのオイル漏れがあったり、ヘッドガスケットが抜けてLLCとオイルが混ざったりと言うことが起こり得ます。長く楽しむためにも、専門店での定期的な点検をぜひお受けください。
LOTUS EUROPA コーナーウェイト/車重計測
納車を間近に控え、作業も大詰めのLOTUS EUROPAをコーナーウェイトゲージに載せて計測を行います。
コーナーウェイトゲージは車輪1輪毎にかかっている重量や車重などを計測することが可能です。前後左右それぞれの車輪の重量バランスをチェックし、車高/コーナーウェイトの調整を行います。

車検証の上では720kgとなっているEUROPA。さて、気になる車重は・・・表示された数字に思わずニヤリとしてしまいました(^^ オイル/ガソリンが入った走行可能な状態でこの車重です。流石はLOTUSですね。

Superlight R300 レーシングスクリーン装着
今回は、Caterham Superlight R300のウィンドスクリーンのカーボンレーシングスクリーンへの換装です。同時にセンターミラーとサイドミラーもカーボン製を取り付けます。
スクリーン本体には穴は固定用の穴などは一切開けられていませんので、まずは固定用・センターミラー用・サイドミラー用の穴を慎重に位置合わせをして開けていきます。

レーシングスクリーンの中央の固定にはトノカバーのボタンを取り付けているボルトを利用するのですが、そのままではスカットルとスクリーンの間にはすき間が出来るため、ここを埋めるスペーサーをアルミで製作しました。
センターミラーが振動し後方確認しづらくなる恐れがあるため、極力その振動を抑えるべく、アルミで作成したスペーサーと同じ厚さのやや固めのラバースペーサーを製作して一緒に挟み込んでいます。

さらにアルミのスペーサーが直接スカットルの塗装面に当たらないように、1mmのABS樹脂板を切ってラバースペーサーとスカットルの間に挟み込んで固定しました。

スペーサーを製作したことで、違和感なくおさまりました。

サイドミラーのアーム固定ボルトはマウント部裏側にあり、通常は増し締めの際にミラー本体を取り外す必要があります。今回はアーム固定ボルトにアクセスするための穴を開けました。

この車両にはバッテリーカットオフスイッチが装着されており、そのガードの取り付けに一工夫必要です。スペーサーを製作して浮かせる方法も考えましたが、ボディとのすき間が大きくなってしまうため、スクリーンを避けるようにガード本体を加工して取り付けました。

大きなガラスとアルミのフレームがなくなることで、かなりの軽量化となります。ボディ側には手を加えていませんので、ウィンドスクリーン仕様に戻すことも用意です。季節によってスクリーンを交換するのもいいかもしれませんね。

SEVEN 160 ブルックランズスクリーン装着
SEVENのモディファイの中でも人気が高いのがブルックランズ レーシング(エアロ)スクリーンです。今回はSEVEN 160への取り付けのご依頼をいただきました。
こちらが取り付けるブルックランズスクリーン。Made in Englandです。
こちらは汎用品のため、純正のウィンドスクリーンと交換して完了!というわけには行きません。エアロスクリーン用スタンションにスクリーンやミラーを固定するための穴を開ける必要があります。
まずは慎重にセンターミラー・左右のスクリーンを位置決めし、スタンションに穴あけ位置をマーキングします。
合計10箇所の穴あけは、決して失敗が許されない作業です。
今回はノーマルのウィンドスクリーンに戻しやすいよう、ワイパーモーターはそのままにしていますが、軽さを求める方はモーターを外せば更に数kg軽くなります。センターミラーはSeven Super Sprintと同じ、小ぶりのメッキタイプです。
最後にサイドミラーを取り付けて作業は完了。サイドミラーは弊社オリジナルのフォールディングミラーをお選びいただきました。よりクラシックな雰囲気を狙うならレイヨットタイプの砲弾型ミラーもよく似合いそうですね
重さも見た目にも軽くなり、よりダイレクトに風を感じられるようになります。通常のスクリーンよりも横からの風の巻き込みが減るため、いやな風の流れではありません。ガラス1枚とはいえ、視界を遮るものがなくなったSEVENの気持ちよさはまた格別です(^^
いっそSeven Super Sprintのようにスクリーンをシングル仕様にしてしまうのも良いかもしれませんね。
SEVENのモディファイはWitham Carsにご相談ください。お問い合わせは048-423-2404まで。
LOTUS ELISE ディスクローター
このところELISEのブレーキディスクローターの交換作業やお問い合わせが続いています。
みなさま愛車のディスクローターは点検していますか?ブレーキパッドに比べれば長持ちしますが、ディスクローターも消耗品です。

写真のように縁に段差が出来ていたら、そろそろ交換時期。思い切ってブレーキパッドとセットで新品に交換しましょう。

写真はWitham Carsでお勧めしている英国EBC BRAKESのディスクローター。一般的な街乗りやツーリングからサーキットでのスポーツ走行まで幅広く対応する性能と抑えられた価格が嬉しいポイントです。
EBCのGD SPORTディスクは、長期間ディスクを錆から守るThermic Blackと呼ばれるコーティングが施されています。もちろんパッドが当たる面は削れて金属の色が出てきますが、それ以外の箇所が赤くサビて来るのを防いでくれるんです。

レース等のハードな走行をされる方にお勧めの高性能ディスクローターやブレーキパッドもございますので、パーツ選びに迷ったらご相談ください。
サーキット走行を楽しまれる方、ストップ&ゴーが多い街乗りメインの方、オドメーターが4-5万kmを超えている方、そろそろ交換時期かな?と思ったら、048-423-2404まで(^^
SEVEN 620R用 スマートフォンホルダー
今回は新車のSEVEN 620へのスマートフォンホルダー取り付けのご依頼です。
CATERHAMの場合はメーターパネルに市販のホルダーを貼り付けたり、ウィンドスクリーンに吸盤式のホルダーが一般的ですが、今回は出来るだけ目立たない位置に取り付けたいというご要望です。
いくつかの取り付け場所を検討した結果、シフトレバーの前に設けられたコイントレイであれば、目立たず・着座位置からディスプレイが見える位置に収まりそうです。しかし周りの空間にほとんど余裕がなく、市販品では取付可能なものが見つかりませんでした。

そこでカメラを三脚に取り付けるための自由雲台と、スマートフォンを三脚にマウントするためのクランプを組み合わせて使用することにします。
写真中央の黒い部品が自由雲台のベースで、固定用にインチ規格のネジが切られています。今回の用途には高さが足らないため、自由雲台のベースの代わりとなるスペーサーを兼ねた支柱を旋盤で製作いたしました。固定用のネジも一般的なミリサイズとしています。
支柱で高さを稼ぐことで、角度の調整幅が広がりました。

製作したパーツは塗装し、コイントレイの形状に合わせてアルミ板をカットしたベースプレートに固定。これでコンソールとメーターパネルの限られたスペースの中にスマホが収まるようになりました。

運転席に座るとこのように見えます。スマートフォンを取り付けるとクランプもほとんど目立たず、シンプルなコックピットの雰囲気を壊しません。
スマホホルダーに限らず、市販品では満足できるものがない!というこだわりのある方はWitham Carsにご相談ください(^^
LOTUS EXIGE-S V6 タイヤ交換 -Neova AD08R
EXIGE V6に純正採用されているPirelli P-Zero Corsaは、乗り方やシチュエーションによってはV6のハイパワーには力不足と感じる場合もあります。
そんな方にWitham Carsがお勧めしているのが、Advan Neova AD08Rです。ELISEはNeovaが純正採用されており、ELISEオーナーにはおなじみですね。
今回車検でご入庫のオーナー様も「もう少しグリップが欲しい」というご相談をいただき、Neovaをお勧めさせていただきました。

まず古いタイヤを取り外したらバランスウェイトを全て剥がし、残った両面テープを綺麗に取り除きます。

ホイール単体でバランサーに装着してチェックし、一番重いポイントをマーキングします。
タイヤの軽点とホイールのエアバルブの位置を合わせて組むのが一般的ではありますが、ホイールの個体差で必ずしもエアバルブと一番重い箇所が一致するわけではありません。Witham Carsでは、タイヤを組み付ける前に1本1本ホイール単体でバランスを見ています。

先ほどのマーキングとタイヤの軽点を合わせて組みつけ、再度バランスをチェック。こうすることでホイールに貼るバランスウェイトを最小限に抑えることが出来るんです。



Neovaはトータルバランスが良く、EXIGEに装着すると走りがワンランクアップしたかのような印象を受けます。高速道路や一般道でもはっきりと恩恵を感じることが出来ますので、ぜひお試しください。
CATERHAM R500 クラッチマスター交換
今回はR500のクラッチマスター交換を行いましたので紹介させていただきます。

こちらのR500はデュラテック世代ですので、クラッチのシステムは油圧です。経年劣化に加え、走行距離が少ないこともあり、クラッチマスターのシールからフルードが漏れてきていました。

シャフトやマスター本体がフルードで汚れているのがおわかりいただけると思います。

Wilwood製のマスターシリンダーはオーバーホールキットが入手出来ないため、今回は新品のGerling製マスターアッセンブリに交換しました。
ゴム製のパーツは比較的劣化が早いため、定期的な点検が必須です。メンテナンスをせずに長距離走っている場合はもちろんですが、距離が伸びていない車両でも乗らない期間が長くなると、久しぶりに乗った際に抜けることがあります。
完全に抜けてしまえば走行もままならなくなってしまいますから非常に危険です。ブレーキマスターも同じ構造ですので、こちらもタッチに違和感を感じた場合は早急に点検することをお勧めします。
EXIGE-S V6 Roadster エアクリーナー換装
「アクセルレスポンスを向上させたい」というLOTUS EXIGE-S V6 Roadster のオーナー様から、スーパークリーナーインテークキット装着のご依頼をいただきました。
純正品と交換するだけで15ps/8.8Nmの馬力/トルクアップ(メーカー公称値)とレスポンス向上が体感でき、取り付けていただいたお客様からの評判もとても良いエアクリーナーキットです。


こちらが純正のエアクリーナーボックス。吸気音を抑えるためもあり複雑な形状でかなりボリュームのあるサイズです。樹脂製ではありますが2.5kgほどの重量があります。

新しいエアクリーナー本体は体積でいえば純正の3分の1くらいのサイズ。カーボンのカバーがエンジンルーム内の熱い空気の流入を抑え、冷えた外気を効率よく吸い込むことでパワーダウンを抑えることが出来ます。

キットには手前の黒いプラス頭のボルトが付属しており、このままでも機能的には何ら問題はありません。しかしトランクリッドを開けた際に目に触れる部分のパーツとしては美しくありませんので、キャップボルトに交換します。Witham Carsでは、機能だけでなく見た目の美しさも大切だと考えます。

手前の蛇腹が導風ダクト、奥がエアクリーナーです。公道走行用セッティングでは、ダクト開口部とエアクリーナー開口部をずらすことで、雨天時に水を吸い込んでしまうことを防ぎます。サーキット走行ではダクトをエアクリーナーに向けることで、フレッシュエアをダイレクトに吸入させることが可能です。

交換後はエンジンルームがスッキリします。パワーアップに留まらず、アクセルを踏み込んだ時の迫力ある吸気音や軽量化にも貢献します。
取り付けのご相談やご注文は048-423-2404までどうぞ。
GINETTA G12 クラッチからの異音
クラッチからの異音でGINETTA G12が入庫いたしました。
この車両はクラッチレリーズベアリング、クラッチハウジングやディスクの交換などを行っても、異音がなかなか解消されませんでした。

突然ですが、これは何に見えますでしょうか?左2個は純正で、右側の2個が今回新たに製作したもの。これらはエンジンとトランスミッションの位置決めをするドゥエルピンなんです。
異音の原因に頭を悩ませているときに、ある点を計測してみた所、エンジンとトランスミッションのズレを発見しました。

1mmに満たないその僅かなズレのために、クラッチから異音を発していたものと推測されます。そこでエンジンとミッションを適正な位置で固定するために、製作したのが画像1枚目の片側が偏心したドゥエルピンというわけです。

製作したドゥエルピンを組み付け、トランスミッションを車体に搭載すると、ズレなくピタリと収まりました。
試走の結果とズレが見つかった点は後日お伝えしたいと思います。







