今回はELISE 2ZZのクラッチ交換を紹介させていただきます。
こちらの車両はワイヤースロットルの世代で、2ZZエンジンが積まれるようになったELISEの中では初期のモデルです。クラッチのミートポイントがかなり上がってきてしまっていたので、クラッチディスクの摩耗と、ダイヤフラムスプリングの劣化が考えられます。

ミッションを下ろして、クラッチを点検していきます。

合わせてレリーズベアリングも新品に交換します。ベアリングからはシャラシャラと音が出始めていたので、ちょうど交換時期でした。


新しいクラッチはEXEDY製の純正強化タイプをチョイスしていただきました。

強化タイプとは言っても、操作性が非常に良く、性能も申し分のないのでとてもおすすめです。TOYOTAがTRDのパーツとして出している強化クラッチもこちらのパーツですので、その点でも安心ですね。
街乗りメインでたまにワインディングやサーキットへ、という方にも違和感なく使用していただけます。
ELISEのメンテナンス・モディファイはWitham Carsへご相談ください。
LOTUS EUROPA SPECIAL バッテリートレイ製作
前回に引き続き、LOTUS EUROPAの納車整備を行っています。
この車両は大きなサイズのバッテリーがトランクルームに搭載されていましたので、今回はバッテリートレイを製作しエンジンルームに移設します。

この画像はバッテリー搭載予定箇所をタイヤハウス側からみたものです。上がボディ・下がフレームで、両者の間にすき間があいています。
このままボディにバッテリートレイを固定してしまうと、バッテリーの重さと振動によってFRPにクラックが入り、やがて大きなトラブルに繋がりかねません。
こすき間をアルミプレートなどで埋める方法も検討しましたが、前から後ろにかけてすき間のクリアランスが変化しているため容易ではなさそうです。

そこで旋盤で製作したアルミのカラーを挟むことにしました。カラーはボディーを貫通しており、バッテリーの重量を完全にフレームで受け止めるため、FRPボディに負荷はかかりません。

バッテリートレイもこの車両のためにアルミで専用品を製作しました。バッテリーはコンパクトかつ安定した性能を発揮するオデッセイのドライセルです。

バッテリーの再配線をし点検をすませば、いよいよ試走が可能な状態になります。
Seven Sprint + クラシックマフラー
12ヶ月点検でのご入庫に合わせて、Seven SprintにWitham Carsオリジナル クラシックマフラーのご注文をいただきました。

クラシックマフラーを装着していただいた1台目のSeven Sprintですので、写真でご紹介させていただきます。
1,960年代をイメージしたSeven Sprintとクラシックマフラーの相性は抜群ですね。今回お選びいただいたロングタイプは、斜め後ろから車体を眺めたときにエンドパイプがチラリとみえるのがポイントです。


クラシックマフラーと取り外したSeven Sprint純正マフラー(写真下)と並べてみると、サイレンサーのコンパクトさがひと目でわかります。
直線で構成された純正マフラーに対し、クラシックマフラーは、ヒストリックカー/バイクのマフラーをイメージしたラウンドシェイプのエンドキャップと曲線を描くエンドパイプが特徴です。
排気音は住宅街でも気兼ねすることのない純正に近い音量で、少し太めの音質となります。
気になる走行フィールは、愛車にクラシックマフラーを装着したスタッフ小澤のインプレッション記事をご覧ください。SEVEN 160がさらに軽く感じられる走りになるそうですよ(^^

クラシックマフラーはSAITAMA・TOKYOどちらの店舗でも実物をご覧いただけます。まずは実物を見てみたいという方は、ぜひご来店ください。装着をご希望の場合も、マフラー交換だけならばお待ちいただいている間に作業が可能です。
7月7日のClub Withamのセブンツーリングにご参加予定の方も、今ならまだツーリングにマフラー交換が間に合います。新たなマフラーでセブンツーリングを楽しまれてはいかがでしょうか(^^
6月末までのオイル交換キャンペーンと合わせて、ぜひご入庫ください!入庫のご予約はTEL 048-423‐2404 / FAX 048-423‐2405までどうぞ。
Vitaloni Sebring ミラー交換
今回は納車整備中のLOTUS EUROPA SPECIALに装着されているビタローニ セブリングのミラー交換です。
少しでも広い後方視界を得られるようにセブリングのハウジングをそのままに、ミラー部分のみをコンペックスタイプに変更します。

右が標準のフラットなミラー、左がコンベックスミラーです。映り込みでコンベックスの方は少し湾曲しているのがおわかりいただけると思います。
上の半透明な透明な枠によって、ミラーがハウジングに固定されています。にしっかりとはめ込まれていました。
溝にしっかりとはめ込まれたガラス製のミラーを割らないように取り出して、またはめ込むのには大変神経を使いました。

コンベックスミラーはミラーの裏側も湾曲している為、そのままでは枠に密着しません。乗っているうちにグラついてしまう恐れもありますので、付属の両面テープよりも厚みのある両面テープに変更し、さらに接着剤を充填しておきました。

これでかなり後方確認の視界が改善されると思います。
SEVEN 160 オイル交換&クラシックマフラー装着
オイル交換キャンペーンをご覧いただき、SEVEN 160のオイル交換をご依頼いただきました。ありがとうございます!
そして同時にSEVEN 160用クラシックマフラー(ショートタイプ)もご注文いただきましたので、ご紹介いたします。

小ぶりでクラシックなシルエットのサイレンサーは、8スポークのアルミホイールとの相性もいいですね。

余談ですが、こちらのSEVEN 160用アルミホイールはブロンズカラーでオーダーしていただいたものです。標準のシルバー以外にも、ブロンズ・ブラック・ホワイト・ゴールド等もオプションでご注文いただけますので、お好みに合わせてお選びください。
オイル交換キャンペーンは残すところあと2週間となりました。またSEVEN 160マフラーの初回ロットも少なくなってまいりましたので、入庫のご予約・ご注文は048-423-2404までお早めにどうぞ!
LOTUS ELAN エアクリーナー装着
今回は、LOTUS ELANのエアクリーナの取り付けを行います。

この車両はエアクリーナーボックスが取り外された、純正のダクトのみが残された状態でした。
そこで純正エアクリーナーダクトに適合する径のエアクリーナーを探して取り付けます。
ダクトの内径を計測し、一番サイズが近い外形80mmのエアクリーナーを取り寄せましたが、2~3mmの径の差がありそのままでは装着が出来ません。ダクトに少しずつ熱を加えながら、エアクリーナーのサイズに合わせて装着しました。

1枚目の画像でダクトにぶら下がった状態になったいるエアクリーナーを、適正な位置に固定するためアルミでステーを製作します。
アルミの板を単に曲げただけでは振動に耐えられないため、長辺の部分をベンダーでL字に曲げることで強度を出し、さらに根元の部分を溶接で補強します。
さらにエンジンの振動や走行中の揺れを考慮して、セブンのマフラーの防振に使用されるブッシュ(ボビン)を間に挟みました。

走行中に雨に降られても、むき出しのエアクリーナーに直接雨粒があたらないように、出来るだけ上の方に固定できるようにステーの長さを調節いたしました。
このエランの納車整備も終盤に差し掛かりました。後は試走と調整を繰り返し、安心して乗っていただける状態に仕上げていきます。
K4GP SEVEN 160 LSD 組み付け
今回はK4GP車両のCATERHAM SEVEN 160に機械式のLSDを組み付けましたので紹介させていただきます。

次回のレースへ向けてK4GPマシンのモディファイは少しずつ進行しています。前回のレースの改善点で出た「高速コーナーでの内輪の空転によるロスを減らす」ため、まずはLSDを装着することになりました。

ホーシングを取り外すため、まずブレーキ周りを分解してドライブシャフトの取外しです。車両重量が軽するためにシンプルな構造になっており、スムーズに脱着作業が進みます。

プロペラシャフトのフランジを切り離し、アッパーアーム、ロアアーム、ラテラルロッド、サスペンションを取り外すとホーシング単体になりました。

ホーシングから取り出したデファレンシャルギアです。高い負荷がかかるため、660ccエンジンの160用と言えどかなり強度のあるギアが使用されています。

今回使用するLSDはCUSCOのRSタイプです。細かな設定が可能ですが、今回は1.5wayに仕様変更し、フリクションプレートにも少し手を加えました。

横置きのトランスミッションに組み付けられているデファレンシャルとは違い、このタイプはプリロード・リングギアの歯当たり・ピニオンシャフト・バックラッシュなど、調整箇所が多数あります。各部を慎重に調整して、デファレンシャルへの組み付けました。

ホーシングに組み込み、車体に取り付けて作業完了です。ノーマルでも非常に高い戦闘力を持つSEVEN 160ですから、次回のレースへの期待が高まるばかりです!
SEVEN 160のモディファイもWitham Carsにご相談ください。
EXIGE SPORT 350 ブレーキダクト取り付け
新車のEXIGE SPORT 350納車前に各部のモディファイをご依頼いただきました。

今回はブレーキダクトの取り付けです。これはダミーファンネルではありません。ブレーキシステムへフレッシュエアーをしっかり導きます。

ダクトを通すためにはクラッシュストラクチャーの加工が必要です。タイヤハウス側にも同様に穴を開ける必要があるのですが、周りに余裕のない空間での作業のため、思うように作業がはかどりません。
写真は仕上げ途中の模様。ダクトをあわせながら、リューターで開口部を丁寧に仕上げていきます。


ダクトの先端が切りっぱなしでは美しくありませんので、先端にはファンネルを取り付けます。バランスを見ながら、ファンネルの固定位置を慎重に検討します。

ファンネルを固定するために、専用のステーを設計しました。設計図を書いてレーザーカットしたステーをベンダーで曲げ、ストラクチャーの上に固定します。取付作業が完了した状態が1枚目の写真です。グリルの奥にちらっと見えるアルミファンネルがレーシーですね。
ご注文くださったオーナー様はこのEXIGE SPORT 350でサーキット走行を楽しまれるそうです。納車まで楽しみにお待ち下さい。
SEVEN 250 オイルキャッチタンク装着
今回は、サーキット走行時のブローバイのオイルミスト対策に、Super Seven 250 (sigma)にオイルキャッチタンク取付けのご依頼をいただきました。

仮組み時の画像を先にお見せしますが、Super Sevenはコンパクトな分エンジンルームのスペースも限られます。
キャッチタンクの容量や、どの位置にどのように取付けするか、十分な検討が必要です。弊社代表の篠原とメカニック2,3人での議論の結果、キャッチタンクの容量は1L、取り付け位置は助手席の足元のバルクヘッドに決定しました。

プレートを介さずに取付けも出来るのですが、そのまま固定するとタンクが斜めになってしまいます。
容量を無駄なく活かすには、水平に安定して固定したいところです。今回は足元のバルクヘッドの傾斜に合わせ、このようにアルミで取付けプレートをワンオフで作成しました。これから配管作業をして参ります。
弊社には工作機械も揃っていますので、このようなワンオフパーツも自社内で製作が可能です。LOTUSやCATERHAMでお悩みの方はWitham Cars FACTORYにご相談下さい。
GINETTA G4 ハブフランジ 交換
サーキット走行を終えたGINETTA G4のアフターメンテナンスを行います。

まずは足回りの点検。フロントハブベアリングの状態を見るために分解しているところです。

グリスアップで済むかと思いきや、逆さまにするとベアリングのアウターレースが落ちてくるほどグラグラになっていました。
本来アウターレースはハブ(ドライブ)フランジに圧入されており、プレス機などを使用しなければ抜けないものです。
ベアリングは鉄、フランジはアルミの鋳物製ですから、減ったり変形するとしたら、アルミ側でしょう。実際に計測してもフランジ側が広がっている状態でした。
GINETTA G4の基本設計は50年も前の物ですが、現代のタイヤのグリップ力は当時とは比べ物にならないほど進化していますし、サーキット走行では大きな負荷がかかるこの部品に劣化が見られて然りです。
ブレーキの初期のタッチに違和感がある時は疑ったほうが良いかもしれません。

ベアリングを新品にし、ハブ(ドライブ)フランジも新品に交換しました。これで次なるレースも安心してアクセルを踏んでいただけます。
もし国産の旧車などでしたら、入手困難な部品かもしれませんね。こういったパーツの入手性の良さも英国車の魅力のひとつです。