
お客様への納車のため、日本中を駆け回っているウィザムカーズの積載車、今回は愛知県に向かって出発です。この季節はどうしてもゲリラ豪雨が心配です。愛知県は前日まで集中豪雨、天気予報でも現地は午前中までは雨の予報です。やはり当日は浜松を通過した頃から、猛烈な雨が突然降りだしました。

しかしウィザムカーズの積載車は荷台全体に幌がついていますので、雨に弱いクラシック系のクルマも全く問題ありません。幌のオープンカーや幌さえ装備していない特殊なクルマも安心して運べます。

愛知県の陸運局に到着した頃には、天気も快晴!たちまち猛暑が復活してしまいましたが、無事にロータスをおとどけすることができました。ウィザムカーズなら遠距離の納車も安心です。ぜひお気軽にご相談下さい。
ジネッタG12DURATEC入荷!

USED CAR入荷のご案内です。今回のモデルはジネッタのG12、しかも出力255馬力の2.3リッターDURATECエンジンを搭載した最強モデルが入荷しました。2007年に製造されたこの車両は、DARE社の最新スペックを装備した希少性の高いG12です。ワンオーナーでコンディションも最高の状態です。

大口径4連スロットルが組み合わされたDURATECは、DAREのチューニングによりインジェクション化され、ジネッタ史上でも類を見ないほどの高出力ユニットになっています。

リアフェンダーの意匠も大きく変更されています。エンジンの高出力化に備えて、よりワイドなタイヤを選択することも想定し、リアカウルが左右それぞれ60mmも拡張されています。
このスペックを装備したG12は、日本はもちろん世界的にみても非常に数が少なく、 入手が難しいモデルです。週末はぜひウィザムカーズにご来店下さい。
猛暑ですがFACTORYはフル稼働です

毎日暑いですね。エアコンにがんばってもらいたい季節ですが、こちらのエリーゼはエアコンのトラブルでご入庫です。点検したところ、ブロアファンのモーターが作動していませんでした。エリーゼのブロアファンは車体のフロントに配置されていて、クラッシュストラクチャを通過してきた外気を取り込んで、ヒーターやエアコンを経由させて室内に送り込んでいます。エアコンで除湿した水分などが溜まりやすい位置にあるので、時々ファンのモーターやレジスタが故障してしまうことがあります。ここ修理するにはフロントクラムシェル(ボディ)を外す必要があるため、意外に大がかりな作業になってしまいます。今回は同時にラジエターの交換も実施することになりました。

こちらの写真は、2zzエンジンのオイルフィルター付近からのオイルもれでのご入庫です。点検してみると、エンジンからオイルクーラーに向かう配管の途中にもれが見つかりました。2zzエンジンを搭載したエリーゼ・エキシージは、車体の最前部にオイルクーラーがあるので、オイルの配管はかなり長いものになります。走行距離や年数を経た車両では、オイルもれも見つかるようになってきました。エンジンオイルの交換の時などに点検できますので、お気軽にご相談下さい。

さらにこちらのエリーゼはサーキット走行に備えて、ダンパーの交換とアライメント調整、コーナーウェイトの計測を実施しています。サーキットでのタイムアップを狙うなら、サスペンション・チューニングは、どうしても避けては通れないポイントです。ウィザムカーズはロータスカップジャパンシリーズのサポートを通じて、エリーゼのサーキット・セッティングには豊富なノウハウがあります。サーキット向けチューニングもぜひご相談下さい。
梅雨明けのジネッタ整備

今日は朝から猛暑になりましたが、ウィザムカーズでは、ジネッタの整備が進行中です。こちらのG4はデフ付近からの異音を点検してほしいとのご相談です。早速分解・点検が始まりました。

このG4はライブアクスル世代です。ホイールを外して、まずはブレーキの分解と点検です。

シャフトも抜き取ります。この辺は普段はなかなか見れない部分ですね。

ようやくデフが姿を現わしました。細部まで点検してみましたが、バックラッシュも問題なく、心配していた程のダメージはなさそうです。

念のためハブまわりも分解・点検を実施したところ、ハブベアリングにガタが見つかりました。異音の原因はこれのようです。早めに発見できたので、シャフトなど他の部品は無事でした。

となりのリフトでは、ブルーのG4が整備中です。こちらはフロントキャリパーの点検中です。

今日はまだ7/6なのに、梅雨が明けてしまったようですね。ジネッタやセブンには暑い季節ですが、夜の首都高とか早朝の峠とか、しっかり整備された愛車で楽しんで頂きたいと思います。
ELISE-Mk1徹底整備のご紹介③ラジエター交換

ELISE Mk1徹底メンテナンスのご紹介、今回はラジエターの交換作業です。

エリーゼ・エキシージはMk1世代から最新モデルに至るまで、全てミッドシップに配置されたエンジンを冷却するためのラジエターが、フロントセクションに配置されています。普通の自動車とは違い、図のようにラジエターは水平に置かれています。冷却効率だけではなく、万一の衝突時には衝撃吸収構造としても機能する優れたデザインといえます。しかし初期のモデルではラジエターからの冷却水の漏れ・滲みの現象が発生することがあり、ラジエターや周辺のホースなどの交換が必要になります。

ラジエター交換作業は、フロント・クラムシェルの脱着から始まります。エリーゼ、エキシージのボディはFRPで一体成形されていますので、写真のように大がかりな脱着作業が必要になります。

フロントクラムシェルを外すと、ようやくラジエターが見えてきます。手前にあるドライビング・ランプがマウントされているところは、ラジエターへの導風を兼ねたトンネル状の構造物で、その名もクラッシュ・ストラクチャーという名称の部品です。グラスファイバー製の軽量な部品ですが非常に頑丈な構造で、万が一の衝突時にはフロント・クラムシェルやこのクラッシュストラクチャーが破損しながら衝撃を吸収することで、ドライバーを衝撃から守ります。

ラジエターと取り外すと、正面からの衝撃に備えるため配置された、クラッシュ・ストラクチャーの形状がよくわかります。進行方向にリブが配置され、ダメージを上手に受け止める構造です。この設計は1995年デビューのELISEから最新のEVORAまで共通しています。
2zzエンジンのチェックポイント
2004年から採用されたトヨタ製の2zzエンジンは信頼性・耐久性が高く、 ロータスのオーナー層の拡大に大きく貢献した訳ですが、初期の車両は登録からそろそろ10年ですので、いくつかメンテナンスが必要な箇所が出てきました。

この写真はエリーゼに搭載されている2zzエンジンの、プーリー部分の写真です。オルタネーターやエアコンのコンプレッサーをベルトで駆動している部分ですが、中央のプーリーがウォーターポンプです。

拡大してみると、プーリーの回転軸からエンジンの冷却水がもれて、ウォーターポンプを固定しているボルトの頭の周辺まで流れてきているのがみえます。最近整備でご入庫する2zz系のロータスに、この症状が増えてきました。どうやら数少ない2zzのウィークポイントの一つと言えそうです。

これがウォーターポンプの内部です。外側のプーリーがベルトで回転することにより、内部の9枚のブレード(インペラ)が冷却水を循環させています。エンジンの熱をラジエターに送り、エンジンのオーバーヒートを防止する重要な部品ですから、早めに交換しておきたいところですね。「最近冷却水が微妙に減ってるなぁ」という方は、ぜひご相談下さい。
ELISE-Mk1徹底整備のご紹介②消耗品交換

先週ご紹介した、エリーゼMk1世代のリフレッシュ整備の続報です。この写真はシャシーから取り外したサスアームの先端部分です。ウィッシュボーンアーム先端部に圧入されている、ボールジョイント部をクローズアップしてみると、可動部分の防塵のためゴム製のブーツが装着されているのですが、このように亀裂が生じてきます。

取り外したボールジョイントと新品を並べてみました。もちろんブーツの亀裂だけではなく、内部の磨耗によるガタや、動きの渋さも見受けられます。

これはサスアームとシャシーとが連結される部分に使用されているブッシュです。こちらも劣化が進行すると、サスアームとシャシーが直接擦れ合う状況になってしまうので、注意が必要な部分です。

前後のサスペンションが完全にバラバラになりました。ダンパーやブレーキローター、ハブベアリングなど、足回りには定期的な点検や交換が必要な箇所がたくさんあります。

サスアームへのボールジョイントやブッシュの圧入は、プレス機を使用して慎重に行います。エリーゼ1台に使用されているボールジョイントは、トーリンクも含めると 12箇所、ブッシュは18個になります。

サスペンションをくみ上げた後は、インナーフェンダーや周囲の部品も清掃して足回りの作業は完了です。気になるのはブッシュやボールジョイントを交換してリフレッシュした後のドライブフィールですが、「新車の時の感触が戻って来た!」というのがオーナー様の共通の声です。エリーゼのアルミ接着シャシーは、軽量で高剛性という点だけが特長ではありません。10年や20年では剛性の低下が全く感じられず、消耗品の交換だけでキレのあるハンドリングがたちまち復活してしまいます!一生でも付き合っていける、クルマ趣味の理想的なパートナーなのではないでしょうか。
ELISE-Mk1徹底整備のご紹介①足回りの分解

1995年に発表されたELISE Mk1は、もうすぐ発表から20年を経過することになります。日本で元気に走っているエリーゼ達も、そろそろ集中的なメンテナンスが必要な時期に差し掛かってきました。ここではウィザムカーズ・ファクトリーで実施されている、徹底メンテナンスの内容をご紹介します。

スポーツカー史に残る傑作といえるエリーゼの足回り。アルミ接着シャシーに結合される、ダブルウィッシュボーンのサスアームはスチール製です。初期モデルではアップライトやブレーキローターをアルミ製とするなど、軽量化は徹底されていました。
じっくり観察すると、単なる汚れだけではなく、各部の消耗も進んでいます。

フロントの足回り。ホイールとアップライトを外したところです。汚れはもちろんですが、各部のラバーパーツに劣化が進行しています。シャシー表面の緑色は接着剤です。後期になると接着剤の色はオレンジに変更されます。

分解したフロントサスアーム。パーツの清掃後に可動部分の消耗部品を交換します。

こちらはリアサスペンション。アッパーアームとロアアームの間にあるのはトーリンク・ロッド。ハブの後にあるアップライトが、アルミの押し出し材をスライスした特徴的な形状なのがわかります。
この後は、ブッシュ類やボール・ジョイントの交換作業へと進行して行きます。またここでご紹介したいと思います。
FULL EXHAUST for SIGMA お急ぎ下さい

1.6SIGMAエンジンを搭載した、スーパーライトやロードスポーツ200用のエキゾースト・フルシステムが入荷しました。おかげさまで大変ご好評を頂き、すぐに完売となっておりましたが、ようやくの再入荷です!

マニフォールドからキャタライザー、サイレンサーまで全て含んだフルキットです。セブンはエンジンルームからサイレンサーの出口まで、完全に丸見えですから、形状や仕上げなどルックスも重要な要素ですが、アクセルレスポンスからサウンドメイクなど、排気系チューニングの五感で感じる部分は全てにおいてこだわりました。

たくさんのお問合せを頂いておりますが、何から何までハンドメイドの製品ですので、入荷数が少なく残りわずかです。チューニングをご検討のオーナー様はぜひお急ぎ下さい。
アクセルペダルの製作

このブログではおなじみの、ファクトリーでの溶接作業の様子です。今回製作しているのは、ケータハムCSRのアクセルペダルの拡張プレートです。

採寸から始まりプレートの切り出し、溶接、整形などの工程を経て、塗装して仕上げたペダルがこちらです。正面からみるとカタチがわかりにくいですが、

横から見るとこんなカタチです。CSRのペダルは断面がこのように円形で、意外に踏みやすいデザインです。しかし幅だけではなくホイールベースも延長されたCSRは、日本人にとってはペダル位置が遠すぎる場合があります。ちょっとした加工でドライビングの一体感をさらに向上させると、もっともっと面白いクルマに仕上がっていくのが、ケータハムの楽しさのひとつですね。もちろんロータスやジネッタにも共通の楽しさです。「もうちょっとこうしたい」というわがままは、ぜひウィザムカーズにご相談下さい!