












ロータスやケータハムに詳しい方でも、このクルマはご存じないのではないでしょうか?イギリスで1990年代に約40台程が生産された、ロケットというスポーツカーです。
実車を見た事がない方でも、このクルマの出自は聞いた事があるかもしれません。F1デザイナーとして名高いゴードン・マーレーの作品だからです。

ブラバム時代のファンカーなどゴードン・マーレーの経歴はここで説明するまでもありませんが、マクラーレン・ホンダ時代のMP4/4の16戦15勝という途方もない記録は、今後も破られることはないでしょう。しかし個人的には、マクラーレンのロン・デニスのような車両開発の全てを徹底的に管理するようなリーダーの元では、マーレーの才能が100%発揮されることは無かったのでは?とも思います。その後F1の開発からは退き、飼い殺しのような時代が続いたからです。
そんなマーレーが、自由気ままに開発してしまったのがロケットです。天才的デナイナーが何の制約も受けずに、ただ自分が運転して楽しめることだけを考えてデザインしたこのクルマは、まさにライトウェイトスポーツの理想が結実したカタチといえます。

車体の中央に座り、1万回転を超えてまだまだ回り続けるエンジンを背中に感じながらの走行感覚は、異次元そのものです。わずか350kgの車体に145馬力のパワーですから当然速い訳ですが、このクルマを前にするとスペックや速さはあまり気になりません。イギリスのスポーツカー文化が生み出した天衣無縫なその存在を、ただ楽しむだけでも十分なクルマです。

こちらは納車整備中の写真(ブーツ交換のためドライブシャフトを分解中)です。 ロケットのエンジンとギアボックスは日本のヤマハ製です。4輪の整備と2輪のそれが入り交じった内容は、まさにロケットならではのものです。


ウィザムカーズでは、ストアだけではなくファクトリーでも納車です。こちらはジネッタのG4です。太陽の下で見ると本当にキレイなワークス・ブルーです。オーナー様の意向で、クーペボディからレーシングスクリーンに変更し、ホワイトのストライプとゼッケンサークルでドレスアップしてみました。

コクピットの左右も保護する形状のワンオフのロールバーも追加して、かなりレーシーな印象ですが、キャタライザー内蔵のサイレンサーにより、エキゾーストノートは紳士的なレベルに抑えてありますので、安心してお乗り頂けると思います。

ファクトリーでは今日も納車整備が続いています。また納車の様子もご紹介したいと思います。

ウィザムカーズ・ファクトリーで納車整備中だったG4Rですが、もうすぐ完成です。お客様のご要望により、今回も様々なモディファイを実施しましたが、今回はタコメーター交換作業のご紹介です。

G4Rは本来STACK製の集中ディスプレイタイプのタコメーターが装備されています。速度や距離だけでなく、水温や油温、油圧、電圧からラップタイムまで計測できる多機能なメーターなのですが、今回はもう少しクラシックなメーターに交換することになりました。

まずは何度も採寸を繰り返して、メーターを設置するためのパネルを設計します。運転中は常に目の前にあるパーツですので、パネルの形状やサイズ、メーターの配列など、かなりデザインにはこだわりました。

アルミで製作したパネルです。きれいにヘアラインがついた金属表面はジネッタのキャラクターにはピッタリなのですが、さらにこだわって表面の質感を変えてみました。

表面のアルマイト処理により、落ち着いた印象のつや消しブラックになりました。ペイントのブラックとは違い、金属の質感そのままで色を変えることができるのが、アルマイト処理の特長です。もちろん耐久性も優れています。

ダッシュボードに取り付けて完成です。パネルを固定するリベットもブラックで統一してみました。クラシックな印象で同時にレーシーな雰囲気が、ジネッタのコクピットに相応しいと思います。

今回使用したメーターはSTACKのクロノトロニック。外観は徹底してクラシックで往年のクロノメトリックあたりを彷彿とさせるのですが、中は最新です。ツーリングなどで常用する4,000回転以下では、あえて旧車のタコメーターの針の動きを再現しているのですが、4,000rpm以上のスポーツ走行時には、視認性が良いステッピング・モーターの細かな針の動き方に切り替わります。まさにジネッタのために存在しているかのようなタコメーターですね。
もちろんケータハムにも似合うと思います。詳細はウィザムカーズ・ファクトリーまでお問合せ下さい。


サスペンションチューニングといえばダンパーの交換が一般的です。ロータスの世界でもアラゴスタやオーリンズ、クアンタムなどが人気があります。しかし今回ご紹介するのは、ダンパー交換ではではなく、ブッシュ交換によるサスペンションチューニングです。

ロータスのダブルウィッシュボーン式サスペンションは、サスアームの各部にブッシュが圧入されています。ブッシュはゴムやウレタンなどの柔らかい材質でできており、サスアームの動きに合わせて絶えず変形を繰り返しているので、徐々に磨耗や劣化が進行します。車検整備などで消耗したブッシュを交換している様子はこのブログでもご紹介致しましたが、 今回のご紹介する部品は、ブッシュのかわりに圧入する金属製のベアリングです。ピロボールと呼ばれることもありますね。ナイトロン社製のウィッシュボーン・インナーベアリングキットというパーツで、写真のようにスフェリカルベアリング(球面軸受け)を採用してしています。(写真の黒いゴムはダストシールです)

上の写真がブッシュの替わりに圧入されたスフェリカルベアリングです。ブッシュのような柔らかい素材の場合、軸の回転方向だけではなくあらゆる方向に変形が生じるので、サスアームの動きに微妙なアソビが生じ、トーやキャンバーなどアライメントは常に変化しています。しかし金属製のベアリングならガタは一切無く、サスアームは設計者の意図した方向にしか動きません。サスがより正確にストロークするのでタイヤの接地性が向上し、ステアリングからのフィードバックがよりリニアなものになります。車内環境を一切考慮する必要がないレーシングカーの世界では一般的な構造なのですが、デメリットもあるので量産車に採用されることは少ないようです。ブッシュのメリットは、ゴムならではの弾性が路面から伝わってくる衝撃や振動をうまく吸収してくれる点ですが、ベアリング式ではそれが期待できないからです。しかし目的がはっきりしたスポーツカーのチューニングなら、デメリットと感じることもないと思います。

今回の作業では更にこだわって、サスアームやトーリンク、ハブベアリングに至るまで、ブラックに塗装しました。サスアーム表面は防蝕のメッキがありますので、まずメッキを除去し下地処理を施してからの塗装です。

ハンドリング性能はなんといってもロータスの最重要ポイントですから、徹底的にこだわりたいところです。もうすぐ完成です。オーナー様のインプレッションが待ち遠しいですね。


F1開幕戦でいきなりロータスが優勝しました!今年のマシンE21は期待できますね。ロータスの開幕戦勝利は1978年のアンドレッティまでさかのぼるそうですが、78年は11戦中10戦でポールポジション、ワンツーフィニッシュ3回などロータスがすごい記録を残したシーズンだったそうです。今年は78年の圧勝をぜひ再現してほしいですね。

今年のカラーリングはJPSを連想させるブラック/ゴールド を継続しています。そういえばこのカラーリングもブラックビューティと呼ばれた78年のマシンにそっくりです。

ロータスのワークスレーサーにもF1と同様のカラーリングが採用されていますが、エヴォーラやエリーゼ、セブンなんかもカラーリングにこだわると楽しいですね。最近もガルフカラーのセブンを納車致しましたが、レーシングカーをイメージしたものから全くオリジナルの配色まで、自由にデザインして製作できます。ぜひご相談下さい。


ウィザムカーズ・ファクトリーでは、ケータハム・スーパーセブンのロードスポーツ300とスーパーライトR300に対応した、フルエキゾーストシステムを開発中です。すでに1.6SIGMAエンジン用のフルセットは販売中で、大変ご好評を頂いておりますが、DURATEC用も早く欲しい!との声も多いので、急ピッチで進行中です。
ステンレスのポリッシュ仕上げで、もちろん触媒も装備します。4本のエキゾーストパイプがボディの外側で合流する、セブンならではのデザインは外せません。軽さと音、ルックスも最高のものが完成する予定です。
こちらは販売中の1.6SIGMA用。ケータハムらしいクラシックなデザインで、音量も大きすぎず大好評です。ケータハムのチューニングなら何でもご相談下さい。


今日のウィザムカーズ・ファクtリーでは、車検整備が進行しています。右のリフト上ではエリーゼMk1が整備中です。エリーゼは現行モデルという印象がありますが、日本でも1996年頃から導入され(ウィザムカーズで一番初期のエリーゼは1995年!)、すでに15年以上経過している車両も増えてきました。
ご入庫の車両を点検すると、メンテナンスが必要な箇所がたくさん見つかります。エンジンや水回り、サスペンション、各部のラバーパーツなど、多岐に渡ります。しかしどのエリーゼの場合も、最も重要な要素であるシャシーには、劣化の兆候が全くみられないという点が共通しています。つまり適切なタイミングで必要なメンテナンスを実施していくことで、エリーゼはまだまだ長く楽しめるクルマであるということです。ウィザムカーズでは、エリーゼを長く楽しむため、また安心してエリーゼの中古車にお乗り頂くための、様々なメンテナンスメニューをご用意していますので、あらためてご紹介したいと思います。

左のリフトは初回車検のケータハムです。ご覧のようにサビも無く、とてもきれいな状態です。現行のケータハムは品質も向上し、完全な日本仕様になっていますので、車検もスムーズに進行します。こちらも長く付き合えるクルマになりました。春のドライブシーズンは、愛車を最高のコンディションにして楽しみたいですね。

ウィザムカーズ・ファクトリーには、今日もジネッタが続々と入庫してきます。こちらは車検で入庫中のG4。

こちらはセルモーターの修理中のG12。その奥ではG4の納車整備が進行中です。

こちらは納車整備中のG4のメーターパネルです。もともとレーシングカーとして使用されてきた車両ですので、ワイパーやモーター、ウォッシャータンクにポンプなど、追加装備がたくさん必要になります。現在はハザードランプのシステムを増設中です。後日こちらで詳しくご紹介の予定です。

そろそろツーリングシーズンが始まりますね。ジネッタやセブン達には一番良い季節です。足回りやエンジン、バッテリーなど事前に点検しておきたいポイントはたくさんあります。しっかり整備をして、ぜひ最高のコンディションでドライブを楽しんで下さい。

先日ウィザムカーズ・ファクトリーでは、エリーゼ・エキシージ用バッテリーラックを製作しました。エリーゼのバッテリー積載位置は、Mk1世代からMk2世代へのモデルチェンジの際にフロントセクションからリアのトランク内へと大きく変更されています。Mk1世代ではバッテリーはフロントアクセスパネルの中、車体のほぼ中心線上で、しかもシャシー床面のとても低い位置に搭載されていました。バッテリーのような重いパーツを搭載する場所としては実に理想的な位置であり、デザイナーの志の高さを象徴していると思います。ただし整備性は非常に悪く、バッテリーの点検もかなり大変な作業でしたので、Mk2世代からはリアトランクの中に変更されました。整備性は一気に向上し、カットオフスイッチも使用しやすくなりましたので、バッテリー上がりなどのトラブルも減少してきました。
Mk2世代のバッテリーはトランクの底にボルトで固定されているのですが、これが緩んでしまうとトランクの中をバッテリーが 転がってしまい、ボディカウルの破損など大きな損傷の原因となります。そこで今回は、バッテリーをより強固に固定するバッテリーラックを製作してみました。純正バッテリーのサイズなら、より安全にバッテリーを搭載できます。

次の写真はオデッセイのドライセルバッテリーを固定するために製作したステーです。オデッセイ用のステーは、市販されているものでは強度不足のように思えたので、改良して確実に固定できるようにしてみました。端子の位置も使いやすい向きに変更できましたので、一石二鳥です。

今日も溶接作業中です。今度は何ができあがるのでしょうか。ウィザムカーズはロータスを「もうちょっと乗りやすくする、もうちょっと使いやすくする」パーツを色々と製作しています。お困りのことがございましたら、何でもご相談下さい。