seven160 リアアクスルシャフト点検

今年の冬に参戦したK4GPの後、メンテナンス中のSEVEN160ですが、今回はリアアクスルシャフトを分解・点検しましたので、ご紹介致します。
IMG_2412
先ずはライブアクスルを取り外し、左右からドライブシャフトを取り外していきます。
IMG_2415
取り外されたドライブシャフトです。こちらは曲がりや振れなどはなく、スプラインにてデファレンシャルと結合していますが、特に異常は見られませんでした。
IMG_2419
デファレンシャルキャリアとアクスルシャフトを止めているボルト8本を取り外せばすぐにデファレンシャル本体が出てきます。
IMG_2420
取り外されたデファレンシャルキャリアです。今回の目的はアクスル全体の点検ですので、デファレンシャル本体も取り外していきます。
IMG_2422
デファレンシャルを取り外すと見えるのがピニオンギアです。デファレンシャルに取り付けられているリングギアと接しているパーツで、かなりの負荷がかかる部分ですのでこちらも点検していきます。
IMG_2421
デファレンシャル本体です。こちらもベアリングやリングギア、ケース内にいる遊星ギアも点検していきます。
一通り点検が済んだら組み付けを行い、リングギアと、ピニオンギアのバックラッシュの調整を行います。デファレンシャルの位置を調整することで双方の位置を調整し、ギアの歯あたり量を調整します。最後にデファレンシャル本体のプリロードの調整と回転トルクの調整を行いました。
IMG_2425
ちょっと気になっていたアクスルシャフトからのブローバイの流出ですが、出口の裏側にバックプレートが設置されていませんでしたので、溶接にて追加しました。
次のレースは夏のK4GP12時間レースですので、それまでに車両各部の点検や改善を進めていきます。
ぜひ次回のK4GPも期待して下さい!

サーキット走行後メンテナンス

今回はサーキット走行後のメンテナンスでブレーキパッドの交換をしています。
IMG_2401
ブレーキパッドの残量が少なかったこともありますが、サーキット走行で酷使されたブレーキローターは、磨耗とヒートクラックがかなり進行していましたので、ローターも交換していただくことになりました。今回お客様にはEBCのブレーキローターとENDLESSのブレーキパッドをチョイスしていただきました。
IMG_2402
サーキットでのスポーツ走行後や走行前は、こまめな点検や消耗部品の交換をすることで、走行中のトラブルを減らし、車両の負荷を軽減することができます。愛車をながく楽しむためには、定期的なメンテナンスが欠かせませんね。ぜひウィザムカーズにご相談下さい。

FACTORY便り No.98 ブルックランズスクリーン続々

間もなく100回目!に到達するFACTORYだよりです。最近はブルックランズスクリーンの取付が増えており、先日も内藤メカニックがSEVEN160に取付致しました。
IMG_2320
純正ウィンドスクリーンでしばらくの間ドライブを楽しんで頂きましたが、今が一番セブンを気持ちよく走らせられる季節ですから、潔く交換となりました。
IMG_2329
先日のブログで交換作業の詳細はご紹介済みですね。純正ウィンドウスクリーンを取外したらバンドを借り合わせして…
IMG_2332
バンドの加工を行います。バンドには形状が2種類ありますが、写真のものは従来のウィンドスクリーンと同じ位置にバンドがくるタイプです。
IMG_2338
このようにワイパーの軸がバンドの前に残っています。このタイプならスタンダードなウィンドスクリーンに戻してワイパーを使用することもできます。また、ワイパーモーターなどもすべて撤去して徹底的に軽量化したい!という場合は、ワイパー軸の穴を隠す位置にくるタイプのバンドもあります。
IMG_2189
最後にワイパーの軸にキャップをかぶせて完了です。ブルックランズはクラシックな印象のスクリーンですが、スーパーライト系のエアロスクリーンでのドライブも、この季節は最高です。ぜひお気軽にご相談下さい。

WAKO’S 2-ELEVEN クラッチ点検作業 part2

今回は前回ご紹介したWAKO’S 2-ELEVENのクラッチ点検作業の続きを紹介します。
IMG_2341
前回のブログでご紹介した様に、クラッチカバーの再使用は不可能ですので当然交換ですが、せっかくギアボックスを降ろしてクラッチを分解していますので、同時にクラッチレリーズベアリングも交換していきます。
IMG_2342
今回組み込むクラッチカバーはTRD製の強化品です。実はロータスが2-ELEVENに純正採用しているパーツなのです。
IMG_2343
組み込むと見えなくなってしまう部分ですが、TRDのロゴがかっこいいですね。
IMG_2347
カバーを組み付けたらミッションを乗せて完成です。エリーゼ系のクラッチ交換のみなら一日も掛かりません。2-ELEVENなら作業性もいいので、更に早く終わりますね。
クラッチは徐々に磨耗していく部品なので変化に気が付きにくく、気ついたときにはクラッチが滑りかけということも少なくありません。当店ではご入庫いただいた車両を点検する際に違和感を感じた場合、オーナー様に状況をお伝えするようにしていますが、走行距離が伸びてきている方や、スポーツ走行が好きでサーキットやワインディングによく行く方は、一度点検してみてはいかがでしょうか。
純正パーツ以外にも様々なパーツを取り付け可能ですので、気になった方は是非ご相談ください 。

SEVEN 270 ブルックランズスクリーン取付 PART2

今回は前回に引き続き、ブルックランズ・スクリーンの取付作業をご紹介します。
IMG_2312
先ずは前回穴あけ加工を済ませたバンドを車体に仮置きして、ブルックランズのスクリーンとセンターミラーを取り付けていきます。
IMG_2313
取付が終わったら、
IMG_2314
敷物を外してボディとのフィッティングを確認、問題がなければ固定します。
IMG_2316
運転席からの風景はこんな感じです。センターミラーの可動域の調整と、スクリーンの調節をしたら取り付けは完了です。
IMG_2318
続いてサイドミラーを取り付けていきます。オーナー様には当店オリジナルのアタッチメントを使用した、フォールディングミラーを選んでいただきました。
IMG_2319
ミラーステーの基部に回転機構があるので、万が一ミラーが何かに接触した場合でもミラーが内側に回転し、車体へのダメージを防止することができます。
SEVENのオーナーの皆様!今の季節は思い切ってレーシング・スクリーンで新緑の中をドライブしてみませんか。

SEVEN 270 ブルックランズスクリーン取付 PART1

今回はSEVEN 270にブルックランズのスクリーンを取り付けましたので紹介させていただきます。
IMG_2299
先ずは純正のエアロスクリーンを取り外していきます。スタンダードなウィンドスクリーンを装着していない車両は、ブルックランズをマウントするバンドを取り付けるための穴がスカットル側面に空いていないので、そちらの加工も必要になってきます。
IMG_2301
エアロスクリーンを取り外したら、しっかり養生を行い、スカットルに穴を開ける準備をしていきます。
IMG_2302
穴あけ加工は特に慎重に行います。アルミパネルと切子が擦れるだけですぐに傷になってしまうので、ドリルの刃を立てる場所にも養生が必要です。
IMG_2310
バンドの取り付け穴の後は、ブルックランズのスクリーンをバンドに取り付けていきます。こちらもアルミへの加工となるため、慎重に位置決めと穴あけを行います。
IMG_2311
オンダッシュタイプのセンターミラーも同じように取り付けていきます。
今回のご紹介はここまでになります。次回は車体への取り付けをご紹介します。

WAKO’S 2-ELEVEN クラッチ点検作業

IMG_2291
今回は5月7日の袖ヶ浦走行後クラッチの踏みごたえに違和感を感じた2elevenのクラッチ点検のご紹介です。
IMG_2292
まずはサスアームやドライブシャフト等、足回りを分解していきます。
IMG_2293
作業に無駄がないよう必要最低限のパーツのみ外していきます。
エリーゼやエクシージと違い、2イレブンは開口部が広いので作業がとても捗ります。
IMG_2294
ギアボックスとベルハウジングを分離して、クラッチが露出しました。目視による点検だけではわかりませんので、クラッチディスクの残量を確認するために取り外します。
IMG_2296
まずは一番怪しいクラッチディスクの磨耗点検を行います、しかし0.3mmほどしか削れていなかったため、他の部分も確認します。
IMG_2297
クラッチカバーを確認してみると、6本ある取り付けボルト穴のうち2箇所にクラックが入っていました。クラッチペダルに感じられた違和感の原因はこれだと思われます。やはりサーキット走行だけを繰り返してきた車両ですので、高い負荷による車体各部の疲労は無視できないレベルですね。定期的な点検の重要さをあらためて実感しました。
次回は部品交換作業をご紹介したいと思います。

エリーゼMk1 ウォーターラインホース交換

IMG_2285
今回はエリーゼMk1のラジエーターホース交換を紹介させていただきます。
IMG_2284
エンジンルーム内でホースからのクーラントの漏れが見つかり、当初は純正部品での修理も検討しましたが、最終的にお客様に選んで頂いたのは、SAMCO製のシリコンウォーターラインホースキットです。
エンジンルームやフロントセクションのホース類全体に経年劣化が進行しており、漏れ箇所だけの対策ではなく、ウォーターライン全体のリフレッシュが必要と判断されたためです。
IMG_2277
実際に作業を始めてみると、ホース交換の前に一手間必要な状況でした。既設のホースを外したところ、アルミパイプの接続部分の表面がかなり荒れており、このまま接続するとホースにダメージが及ぶ心配がありますので、サンドペーパーで研磨しました。
IMG_2280
フロントセクションのヒーターホースもすべてシリコン製に交換しました。エリーゼMk1ではお馴染みのヒーターストップバルブもちゃんと移設してあります。
ローバーエンジン世代は最終モデルでも既に10年経過しており、ホースなどは劣化が進行しているせいか、昨年からホース交換を依頼されるお客様が増えてきました。クーラントの減りが気になってきた方や、これからもエリーゼを長く楽しんでいくために長期的にメンテナンスをお考えの方はぜひご相談下さい。

FACTORY便り No.94 エリーゼのドライブシャフト交換

GW中はお休みを頂いておりましたが、本日からウィザムカーズは通常営業いたします。
本日はMk1世代のエリーゼのドライブシャフト交換をご紹介します。今回の車両は、走行距離が伸びてきていることと、長い間レースで使用されてきたためCVジョイントにガタが出始めてしまっていたことから、グリス交換ではなくドライブシャフトのアッセンブリ交換させていただきました。
IMG_2190
見た目だけではわかりませんが、アウター側のCVジョイントは、回りが渋く、ガタが出始めていました。
IMG_2196
こちらは右側です。今回はこちら側も新品に交換します。
IMG_2194
回転するドライブシャフトブーツからグリスが飛散して、サブフレームに付着していました。
IMG_2195
マフラーが近くを通る部分のブーツは、熱によりどうしても劣化が早くなってしまうので、こまめなチェック及び、ブーツ交換などが必要になってきます。
IMG_2197
IMG_2191
ドライブシャフトを脱着しましたので、同時にデフサイド・オイルシールも新品に取り替えます。
交換後に試乗を行い、今まで出ていた異音が消えたことを確認、オイル漏れのチェックをして作業完了です。
今回は走行距離や今後のレース使用のことを考え全体交換というかたちを取りましたが、1シーズン毎にO/Hを行うとトラブルも減らせていいですね。
ローバー系のエリーゼは走行距離や時間経過を考慮すると、各所のメンテナンスやO/Hが必要な時期に差し掛かっておりますので、ぜひお気軽にご相談下さい。

GINETTA G4レースシーズンのメンテナンス part3

少し時間が空いてしまいましたが、今回は前回に引き続き、クラッチの取付及びエンジン搭載を紹介致します。
IMG_2081
こちらが新品のクラッチ及び、フライホイールです。ボルト類も全てAPRの強化パーツに変更しました。
IMG_2082
こちらはクラッチ分解時に同時に点検するクラッチレリーズ機構です。
IMG_2083
分解してみましたが、エリーゼのクラッチと比較して部品点数がほんの少し多いですね。レリーズフォークや構成パーツにクラックや摩耗がないことを確認し、グリスアップ&組付けをしていきます。ベアリングは交換です。
IMG_2084
エンジンブロックやトランスミッションがフォード製のため、随所に「Ford」や「FoMoCo」の文字が目に入りますが、レリーズの摺動部にも、ちゃんと小さなロゴが刻印されていました。
IMG_1993
トランスミッションのインプットシャフトのスプライン部にもグリスアップを行い、早速エンジンを載せていきます。
IMG_2085
エキマニガスケットも新調し、補機類の取付と油脂類を充填したら、いよいよエンジンを始動します。
IMG_2091IMG_2093
左右のキャブレターの同調と、ミクスチャの調整を行い、クラッチの作動とオイルの漏れが無いか等入念にチェックしていきます。
IMG_2092
試乗を繰り返し、再びオイル漏れチェック及び、クラッチレリーズの微調整を実施して作業は終了です。。オイル漏れも止まり、サーキット走行の準備はこれで完了しました。4月に入るとツーリングやレースなどのイベントが増えるので、やっと春が来たという気持ちになります。花粉がつらい時期でもありますが、イベントに向けて準備は怠らないようにしないといけませんね。